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妖狐族の奇病
第440話、妖狐の調査
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俺、エルミナ、ミュディ、ルミナの四人は、この里の医院にやってきた。
医院は横長だ(長屋というらしい)。和風建築というのは立派な物で、柱一本から重みや厚みを感じられる。
さっそく委員の中に入ると、布団が敷かれて何人かの妖狐が寝込んでいた。
すると、尾が六本あるイケメン妖狐が俺の元へ。
「初めまして。私は妖狐の医師ツワブキと申します」
「初めまして。アシュトと申します」
ガッチリ握手。こんな状況でなければお茶に誘っていろいろお話したい。
さっそく俺はツワブキさんに質問した。
「症状は?」
「目が赤く腫れて呼吸が困難な状況です。熱も高く、症状が重い者は痙攣を起こします。治療としては対症療法が限界で……全くの原因不明です」
「なるほど。毒の可能性は?」
「不明です……何が原因なのか。今のところ病人は少ないですが、確実に増えています……このままでは」
「……わかりました。まずは診察を」
俺は手を洗い、手拭いで口元を覆う。
エルミナとミュディは心配そうにしていたが、ルミナは口を手拭いで覆い俺の隣へ。
止めようかと思ったが、ルミナは真剣だったので何も言わなかった。
まず、一番症状が重そうな妖狐の男性へ。
「ぜー……ぜー……ぜー……」
呼吸に雑音がある。
吸って吐くのが苦しそうだ。まるで何か詰まっているような。
目を見ると、真っ赤に充血していた。
汗も掻いているし、かなり苦しそう……でも、この呼吸音。
「おい、胸の中で何か音がする……」
「……ああ、たぶん肺の中に水が溜まってる。以前、シャヘル先生と似たような病気を治療した。あの時は投薬で治療したな……ルミナ、薬品ケースから二番と五番を」
「わかった」
薬品ケースは、俺が治療用に調合してスライム製試験官に入れてある薬剤をまとめてある専用ケースだ。
番号を振ってあるので、どの症状にどの薬を使えばいいのかすぐにわかる。
ルミナはケースを開け、二番と五番のスライム試験管を持ってきた。
それを合わせ、杖で軽く叩いて水を作るって混ぜ合わせる。
「よし。さ、飲んでください。呼吸が楽になりますよー……」
「はぁ、はぁ、はぁ……んっぐ……はぁ」
男性は苦しそうに飲んでくれた。
他の妖狐の症状も似ていたので、同じように薬を処方する。
そして、充血した目の炎症を押さえる薬と点眼薬を処方した。
この時点で、俺はいくつかの可能性を思いついた。
「ツワブキさん。患者さんが口に入れた物の共通点って何かありますか?」
「口に入れた物、ですか?……そうですね、特に共通点はなかったと思います」
「そうですか……よし」
俺はミュディたちに指示を出す。
「エルミナ、薬草に詳しいなら、この妖狐の里に自生している植物を調べてくれ。毒草があれば採取して報告を。ルミナも手伝ってくれ。それと、患者さんが倒れた場所には近づかないように」
「みゃう。やだ」
「わかったわ! 姉妹の出番ね」
「姉妹じゃないし!! みゃあ、触るなー!?」
「じゃ、行ってきまーす!!」
エルミナはルミナを抱っこして走り出した。
そしてミュディ。
「ミュディ、お前はここの看護師さんたちに協力して、妖狐さんたちを看病してくれ。ツワブキさんは俺と一緒に来てください」
「うん、まかせて!」
「わかりました。私でお役に立てるのでしたら」
症状から、俺はいくつか仮説を立てた。
それを検証するため、いろいろ行動しないとな。
◇◇◇◇◇◇
俺とツワブキさんが向かったのは、アウグストさんのところだ。
宿となる家の中で、地図にいろいろ書きこんでいる。
そこには、ディアムドさんもいた。ちょうどいい。
「おお村長。ちょうどいい、地図を見てくれや」
「はい、お願いします」
「おう。妖狐が倒れたちゅう場所を記しておいた。ついでに、この里の地形図と照らし合わせて、足りない部分を書き足しておいたぜ」
「さすがアウグストさん……ありがとうございます」
さっそく地図を見せてもらった。
アウグストさんが書き足したのは、分岐した河川や追加で建築した住居や施設、患者さんが倒れた場所や、温泉の位置などが書かれていた。
そして、気が付いた。
「…………やっぱり、温泉の近くでみんな倒れている」
「それが何か……?」
「いえ、もしかしたらの可能性ですので。ディアムドさんの方はどうでしたか?」
ディアムドさんは首を振る。
「この辺りに魔獣は出ない。妖狐族の結界とやらで、魔獣の侵入を防いでいるようだ」
「ってことは、魔獣の仕業ではない。よし、わかってきたぞ」
キーワードは、温泉。
そして……この温泉に付属するある物だ。
それを確かめるべく、行動をする。
「ディアムドさん、少し危険ですが……一緒に来てもらえますか」
「無論だ。何があろうと村長は守ってみせる」
「ありがとうございます。アウグストさん、妖狐族の方に協力してもらって、この地図をもっともっと正確にしてもらっていいですか? 小さな川、ため池、住居……書ける物はなんでも書いてください」
「任せな。こういうのは大得意だぜ」
ディアムドさんとアウグストさんは自信満々だ。
だが、ツワブキさんは首を傾げるばかり。
「あの、私には何が何だか……」
「たぶん、妖狐族にとって馴染み深すぎて気付かなかったんだと思います。俺の考えが正しければ、ですけど」
「???」
ツワブキさんはさらに首を傾げた。
さて、病の正体を確かめに行こうか。
◇◇◇◇◇◇
エルミナとルミナに合流し、報告を聞いた。
「ここ、毒草なんてないわよ。薬になる薬草を採取しておいたわ」
「ありがとな。お、スィソもあるのか」
「緑龍の村にない薬草もあったわ。けっこういい採取場になりそうね」
「ああ。……っと、それは後回し」
エルミナが採取した薬草束はツワブキさんに渡す。
「これが薬草に?……ふむ、興味深い」
「調合方法なら後でお教えします。この里の周りはけっこうな薬草が自生してますよ」
こんな言い方はアレだが……妖狐族の医療レベルは低い。
薬の知識や知識が不足しているように感じた。
おっと、今はそんなことは後にして。
「よし。次は……患者さんが倒れた場所に行こう。たぶん、そこに答えがある」
ツワブキさんに案内してもらい、患者さんが倒れた場所へ。
全員、口元に手ぬぐいを巻いてもらい、少し離れた場所に移動した。
すると、ルミナが気付く。
「……みゃう」
「ルミナ?」
「ここ、臭い」
ルミナは鼻を押さえた。
気付いたのはルミナだけで俺を含むみんなは首を傾げた。
だが、思った通りだ。
「…………やっぱり、か」
妖狐族の倒れた場所は、温泉の近く。
さらに、小さな川が流れている。地図に記されていない小川だ。
倒れた場所からすぐ近くに流れている川、というか溝を指さす俺。
「ツワブキさん、あの溝って」
「ああ、あの溝は溶けた雪が地面に溜まらないように掘った物です。雪解け水があの溝を伝い、里を流れる川と合流します」
「もしかしてその川……この里の飲み水ですか?」
「え? ええ……」
「…………決まりだな」
「ちょっとアシュト、どういうことよ」
エルミナが言う。
俺は、今回の病に対する結論を述べる。
「これは、水中毒……温泉の成分が雪解け水に溶け合って、川に流れたことによる中毒だ」
本で読んだことがある。
天然温泉の近くにはガスが噴出している場合があり、そのガスは濃度が上がると無臭になる。逆に、濃度が薄いと独特な匂いがするのだ。
このガスは水に溶けると毒性の水になる。
普段はガスが噴出するだけだが、雪解け水に溶けて溝を伝い、飲み水でもある川と合流したことで、里の飲み水全てが毒に侵されたのだ。たぶん、このまま毒が混ざり続ければ里の妖狐全てが病に侵されていただろう。
これを聞いたツワブキさんは青ざめていた。
「そ、そんな……お、温泉のガスが、ど、毒!?」
「はい。溝を流れる水を調査してみないとわかりませんが、間違いないと思います」
「どど、どうすれば……」
「まず、里の水全てを飲まないようにしてください。それと溝の封鎖を。雪解け水は川に混ぜないで、アウグストさんに頼んで雪解け水専用のため池を作ってもらいましょう。高濃度ガスが噴出している正確な場所は、魔犬族のみんなに調べてもらうか……ちょっときついかもだけど、仕方ない……って、どうしたの、みんな?」
「「「「「…………」」」」」
なぜか、全員が俺を見ていた……な、なんだ?
エルミナは、俺の肩をポンと叩く。
「妖狐族の里に来て半日足らずで原因を突き止めちゃったあんたを、みんなすごいって思ってんのよ」
「へ?……なんだ、そんなことか。それより早く、水を飲まないように里に伝えないと!」
俺は全員にお願いし、里の飲み水を止めてもらった。
さて、これからもっと忙しくなるぞ!
医院は横長だ(長屋というらしい)。和風建築というのは立派な物で、柱一本から重みや厚みを感じられる。
さっそく委員の中に入ると、布団が敷かれて何人かの妖狐が寝込んでいた。
すると、尾が六本あるイケメン妖狐が俺の元へ。
「初めまして。私は妖狐の医師ツワブキと申します」
「初めまして。アシュトと申します」
ガッチリ握手。こんな状況でなければお茶に誘っていろいろお話したい。
さっそく俺はツワブキさんに質問した。
「症状は?」
「目が赤く腫れて呼吸が困難な状況です。熱も高く、症状が重い者は痙攣を起こします。治療としては対症療法が限界で……全くの原因不明です」
「なるほど。毒の可能性は?」
「不明です……何が原因なのか。今のところ病人は少ないですが、確実に増えています……このままでは」
「……わかりました。まずは診察を」
俺は手を洗い、手拭いで口元を覆う。
エルミナとミュディは心配そうにしていたが、ルミナは口を手拭いで覆い俺の隣へ。
止めようかと思ったが、ルミナは真剣だったので何も言わなかった。
まず、一番症状が重そうな妖狐の男性へ。
「ぜー……ぜー……ぜー……」
呼吸に雑音がある。
吸って吐くのが苦しそうだ。まるで何か詰まっているような。
目を見ると、真っ赤に充血していた。
汗も掻いているし、かなり苦しそう……でも、この呼吸音。
「おい、胸の中で何か音がする……」
「……ああ、たぶん肺の中に水が溜まってる。以前、シャヘル先生と似たような病気を治療した。あの時は投薬で治療したな……ルミナ、薬品ケースから二番と五番を」
「わかった」
薬品ケースは、俺が治療用に調合してスライム製試験官に入れてある薬剤をまとめてある専用ケースだ。
番号を振ってあるので、どの症状にどの薬を使えばいいのかすぐにわかる。
ルミナはケースを開け、二番と五番のスライム試験管を持ってきた。
それを合わせ、杖で軽く叩いて水を作るって混ぜ合わせる。
「よし。さ、飲んでください。呼吸が楽になりますよー……」
「はぁ、はぁ、はぁ……んっぐ……はぁ」
男性は苦しそうに飲んでくれた。
他の妖狐の症状も似ていたので、同じように薬を処方する。
そして、充血した目の炎症を押さえる薬と点眼薬を処方した。
この時点で、俺はいくつかの可能性を思いついた。
「ツワブキさん。患者さんが口に入れた物の共通点って何かありますか?」
「口に入れた物、ですか?……そうですね、特に共通点はなかったと思います」
「そうですか……よし」
俺はミュディたちに指示を出す。
「エルミナ、薬草に詳しいなら、この妖狐の里に自生している植物を調べてくれ。毒草があれば採取して報告を。ルミナも手伝ってくれ。それと、患者さんが倒れた場所には近づかないように」
「みゃう。やだ」
「わかったわ! 姉妹の出番ね」
「姉妹じゃないし!! みゃあ、触るなー!?」
「じゃ、行ってきまーす!!」
エルミナはルミナを抱っこして走り出した。
そしてミュディ。
「ミュディ、お前はここの看護師さんたちに協力して、妖狐さんたちを看病してくれ。ツワブキさんは俺と一緒に来てください」
「うん、まかせて!」
「わかりました。私でお役に立てるのでしたら」
症状から、俺はいくつか仮説を立てた。
それを検証するため、いろいろ行動しないとな。
◇◇◇◇◇◇
俺とツワブキさんが向かったのは、アウグストさんのところだ。
宿となる家の中で、地図にいろいろ書きこんでいる。
そこには、ディアムドさんもいた。ちょうどいい。
「おお村長。ちょうどいい、地図を見てくれや」
「はい、お願いします」
「おう。妖狐が倒れたちゅう場所を記しておいた。ついでに、この里の地形図と照らし合わせて、足りない部分を書き足しておいたぜ」
「さすがアウグストさん……ありがとうございます」
さっそく地図を見せてもらった。
アウグストさんが書き足したのは、分岐した河川や追加で建築した住居や施設、患者さんが倒れた場所や、温泉の位置などが書かれていた。
そして、気が付いた。
「…………やっぱり、温泉の近くでみんな倒れている」
「それが何か……?」
「いえ、もしかしたらの可能性ですので。ディアムドさんの方はどうでしたか?」
ディアムドさんは首を振る。
「この辺りに魔獣は出ない。妖狐族の結界とやらで、魔獣の侵入を防いでいるようだ」
「ってことは、魔獣の仕業ではない。よし、わかってきたぞ」
キーワードは、温泉。
そして……この温泉に付属するある物だ。
それを確かめるべく、行動をする。
「ディアムドさん、少し危険ですが……一緒に来てもらえますか」
「無論だ。何があろうと村長は守ってみせる」
「ありがとうございます。アウグストさん、妖狐族の方に協力してもらって、この地図をもっともっと正確にしてもらっていいですか? 小さな川、ため池、住居……書ける物はなんでも書いてください」
「任せな。こういうのは大得意だぜ」
ディアムドさんとアウグストさんは自信満々だ。
だが、ツワブキさんは首を傾げるばかり。
「あの、私には何が何だか……」
「たぶん、妖狐族にとって馴染み深すぎて気付かなかったんだと思います。俺の考えが正しければ、ですけど」
「???」
ツワブキさんはさらに首を傾げた。
さて、病の正体を確かめに行こうか。
◇◇◇◇◇◇
エルミナとルミナに合流し、報告を聞いた。
「ここ、毒草なんてないわよ。薬になる薬草を採取しておいたわ」
「ありがとな。お、スィソもあるのか」
「緑龍の村にない薬草もあったわ。けっこういい採取場になりそうね」
「ああ。……っと、それは後回し」
エルミナが採取した薬草束はツワブキさんに渡す。
「これが薬草に?……ふむ、興味深い」
「調合方法なら後でお教えします。この里の周りはけっこうな薬草が自生してますよ」
こんな言い方はアレだが……妖狐族の医療レベルは低い。
薬の知識や知識が不足しているように感じた。
おっと、今はそんなことは後にして。
「よし。次は……患者さんが倒れた場所に行こう。たぶん、そこに答えがある」
ツワブキさんに案内してもらい、患者さんが倒れた場所へ。
全員、口元に手ぬぐいを巻いてもらい、少し離れた場所に移動した。
すると、ルミナが気付く。
「……みゃう」
「ルミナ?」
「ここ、臭い」
ルミナは鼻を押さえた。
気付いたのはルミナだけで俺を含むみんなは首を傾げた。
だが、思った通りだ。
「…………やっぱり、か」
妖狐族の倒れた場所は、温泉の近く。
さらに、小さな川が流れている。地図に記されていない小川だ。
倒れた場所からすぐ近くに流れている川、というか溝を指さす俺。
「ツワブキさん、あの溝って」
「ああ、あの溝は溶けた雪が地面に溜まらないように掘った物です。雪解け水があの溝を伝い、里を流れる川と合流します」
「もしかしてその川……この里の飲み水ですか?」
「え? ええ……」
「…………決まりだな」
「ちょっとアシュト、どういうことよ」
エルミナが言う。
俺は、今回の病に対する結論を述べる。
「これは、水中毒……温泉の成分が雪解け水に溶け合って、川に流れたことによる中毒だ」
本で読んだことがある。
天然温泉の近くにはガスが噴出している場合があり、そのガスは濃度が上がると無臭になる。逆に、濃度が薄いと独特な匂いがするのだ。
このガスは水に溶けると毒性の水になる。
普段はガスが噴出するだけだが、雪解け水に溶けて溝を伝い、飲み水でもある川と合流したことで、里の飲み水全てが毒に侵されたのだ。たぶん、このまま毒が混ざり続ければ里の妖狐全てが病に侵されていただろう。
これを聞いたツワブキさんは青ざめていた。
「そ、そんな……お、温泉のガスが、ど、毒!?」
「はい。溝を流れる水を調査してみないとわかりませんが、間違いないと思います」
「どど、どうすれば……」
「まず、里の水全てを飲まないようにしてください。それと溝の封鎖を。雪解け水は川に混ぜないで、アウグストさんに頼んで雪解け水専用のため池を作ってもらいましょう。高濃度ガスが噴出している正確な場所は、魔犬族のみんなに調べてもらうか……ちょっときついかもだけど、仕方ない……って、どうしたの、みんな?」
「「「「「…………」」」」」
なぜか、全員が俺を見ていた……な、なんだ?
エルミナは、俺の肩をポンと叩く。
「妖狐族の里に来て半日足らずで原因を突き止めちゃったあんたを、みんなすごいって思ってんのよ」
「へ?……なんだ、そんなことか。それより早く、水を飲まないように里に伝えないと!」
俺は全員にお願いし、里の飲み水を止めてもらった。
さて、これからもっと忙しくなるぞ!
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