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ミュディのファッションショー
第352話、女のお話
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ドレスに着替え、『ホテル・グランディミトリエ』が誇る最高級レストランで食事を終えたミュディたち。
ビッグバロッグ王国でも高級な料理や晩餐会で食事をしたことがあるミュディですら圧倒された。食事内容はもちろん、食器からテーブルクロスに至るまで全てが高級品。ビッグバロッグ王国の王城にあるダイニングルームですら霞む光景だった。
ちなみに、ここで使われている食器や皿は、全て緑龍の村で作られた物だとミュディは気付いていない。
アーモとネマはドレスが鬱陶しいのか顔をしかめ、出てくる料理は全て平らげる。ミュアとライラは最初こそ興奮していたが、料理の長い説明と味で参ってしまい、最後のデザート以外は静かだった。
明日はお菓子屋さんに連れて行こうとミュディは誓い、そのことを二人に話すととても喜んでいた。
子供たちを部屋に送り、お風呂に入れてあげるとすぐに寝てしまった。
かなりはしゃいでいたし疲れていたのか、二人並んでベッドで寝息を立てる姿はあまりにも可愛らしく、ミュディもそこに混ざって寝たいくらいだった。
二人を寝かせたミュディは自室に戻ろうとして……ネマに引き留められる。
「ミュディ、ちょっと付きあいなさいよ」
「はい?」
「お酒。ふふ、たまには女同士でお話しましょ。まだ夜はこれからよ?」
「は、はい……お、お手柔らかにお願いします」
ネマに連れて行かたのは昇降機前。そこにはアーモがいた。
「上にあるわ。聞いたら、あたしたちの貸し切りでいいみたい」
「わお、それは嬉しいね」
「か、貸し切り……こんな立派なところで」
「さ、行くわよ二人とも」
アーモが昇降機に乗り込み、ミュディとネマも乗る。すると昇降機内にいた悪魔族女性が案内してくれた。
「それでは、上に参ります」
今夜は長くなる……なんとなく、ミュディはそう感じた。
◇◇◇◇◇◇
最上階のバーは、とても豪華で……もうミュディは表現を諦めた。
ビッグバロッグ王国とは違う。アシュトと帰省したときにお酒を飲みに行ったバーとは雰囲気が違った。
室内にはミニ噴水があり、壁には大きな水槽が埋め込まれ魚が泳いでいる。水槽内はキラキラした石や水草が揺れ、見るだけで光景が変わる絵画のようだった。
椅子やテーブルも豪華な装飾が施され、ミュディたちは窓際の一番いい席に案内された。
「わぁ~……すごい!」
窓の外は、まるで宝石箱……ベルゼブブの明かりがキラキラと輝いていた。
ミュディは外の景色に見とれていると。
「この子には弱めの……そうね、甘いのをお任せで」
「あたしとアーモはキツイのをよろしくね」
「かしこまりました」
「あ」
いつの間にかウェイターが来ていた。
ネマは飲んでいないのにごきげんだ。
「ふふ、飲み放題だって。ディミトリも粋なことするわね」
「ミュディ、勝手に頼んじゃってごめんね。なんか声掛けづらくって」
「い、いえ。ありがとうございます」
アーモにお礼を言うと、お酒が運ばれてきた。
おつまみにチコレートやサシミが並び、机の上は豪華な料理が並ぶ。
「こちら、ブラックブラッドのカクテルでございます。酒精が強いので一口ずつ、お楽しみください」
「お、いいわね」
「強いのは大歓迎よ!」
「そしてこちら、『花妖精の蜜酒』になります。花妖精の採取した最高級のシロップを使ったお酒です」
「花妖精……フィルちゃん以外にもいるのかな」
蜂蜜のような液体が満たされたグラスを受け取るミュディ。
三人はグラスを掲げる。
「じゃ、かんぱい」
「かんぱーい!」
「かんぱいです」
カチン、とグラスを合わせ、さっそく酒を口の中へ。
「わ、おいしい……甘いけど飲みやすい」
「っくぅぅ~~~っ! 確かにこれキツイわね」
「でも美味しい! あのー、もう一杯!」
アーモがお代わりを要求。一口で飲み干し、つまみのチコレートを食べる。
ミュディもチコレートを一つ。とても甘い。
「ん……美味しいけど、こんな夜に甘い物食べて大丈夫かなぁ」
「なーに言ってんの。あなたは真面目ねぇ、たまには悪いことしてもいいのよ?」
「そうそう。外に出たときくらい、はしゃがなきゃ!」
「は、はい!」
そう言えば、アーモとネマと一緒に飲んだことはない。というか、この二人と一緒に行動するということ自体、ミュディには経験がなかった。
改めて思う。この二人は『大人の女性』だ。
「あら、おつまみ無くなりそうね……あのー、お魚系をくださーい」
アーモは、深いスリットから覗く生足を豪快に見せていた。足を組んでいるせいで下着が見えそうだが、そんなことまるでお構いなしにと楽な姿勢でいる。それに、ドレスから覗く胸元や剥き出しの肩や腕がとてもなまめかしい。褐色の肌は薄暗い室内ランプに照らされ、これでもかと色気を放っている。
「次は……そうね、あたしも甘いの飲もうかしら」
ネマも同様だ。アーモと同じく色気がある。
少しだけ赤く染まった褐色の肌がなまめかしい。お酒やおつまみを運んでくる男性悪魔が目を合わせないように必死になっていた……それに比べ自分は子供っぽい、そう思った。
スタイルには自信……とまではいかなくても、胸もそこそこあるし体重だって重いわけではない。アシュトが見たら硬直しそうになるドレスだって似合っている自身はある。でも……この無頓着な二人と並ぶと、やはりどこか子供っぽい。
だからこそ、モデル映えする。
「いいなぁ……」
「「ん?」」
「え、あ、いや……その、お二人は綺麗だなぁって」
「「…………」」
アーモとネマは顔を見合わせ、噴き出した。
そして、ミュディの肩を抱いたり頭を撫でたりする。
「あたしらが綺麗ならあんたは可愛いね! 羨ましいわ!」
「そうねぇ。あんた、抱きしめるとすっごくふわふわだしいい匂いすんのよ! ああ可愛い!」
「ひゃわわっ!? あの、あの」
「ほらほら飲んだ飲んだ!」
「そうそう、まだまだ夜はこれからよ!」
この日……ミュディは酔い潰れてしまうのだった。
ビッグバロッグ王国でも高級な料理や晩餐会で食事をしたことがあるミュディですら圧倒された。食事内容はもちろん、食器からテーブルクロスに至るまで全てが高級品。ビッグバロッグ王国の王城にあるダイニングルームですら霞む光景だった。
ちなみに、ここで使われている食器や皿は、全て緑龍の村で作られた物だとミュディは気付いていない。
アーモとネマはドレスが鬱陶しいのか顔をしかめ、出てくる料理は全て平らげる。ミュアとライラは最初こそ興奮していたが、料理の長い説明と味で参ってしまい、最後のデザート以外は静かだった。
明日はお菓子屋さんに連れて行こうとミュディは誓い、そのことを二人に話すととても喜んでいた。
子供たちを部屋に送り、お風呂に入れてあげるとすぐに寝てしまった。
かなりはしゃいでいたし疲れていたのか、二人並んでベッドで寝息を立てる姿はあまりにも可愛らしく、ミュディもそこに混ざって寝たいくらいだった。
二人を寝かせたミュディは自室に戻ろうとして……ネマに引き留められる。
「ミュディ、ちょっと付きあいなさいよ」
「はい?」
「お酒。ふふ、たまには女同士でお話しましょ。まだ夜はこれからよ?」
「は、はい……お、お手柔らかにお願いします」
ネマに連れて行かたのは昇降機前。そこにはアーモがいた。
「上にあるわ。聞いたら、あたしたちの貸し切りでいいみたい」
「わお、それは嬉しいね」
「か、貸し切り……こんな立派なところで」
「さ、行くわよ二人とも」
アーモが昇降機に乗り込み、ミュディとネマも乗る。すると昇降機内にいた悪魔族女性が案内してくれた。
「それでは、上に参ります」
今夜は長くなる……なんとなく、ミュディはそう感じた。
◇◇◇◇◇◇
最上階のバーは、とても豪華で……もうミュディは表現を諦めた。
ビッグバロッグ王国とは違う。アシュトと帰省したときにお酒を飲みに行ったバーとは雰囲気が違った。
室内にはミニ噴水があり、壁には大きな水槽が埋め込まれ魚が泳いでいる。水槽内はキラキラした石や水草が揺れ、見るだけで光景が変わる絵画のようだった。
椅子やテーブルも豪華な装飾が施され、ミュディたちは窓際の一番いい席に案内された。
「わぁ~……すごい!」
窓の外は、まるで宝石箱……ベルゼブブの明かりがキラキラと輝いていた。
ミュディは外の景色に見とれていると。
「この子には弱めの……そうね、甘いのをお任せで」
「あたしとアーモはキツイのをよろしくね」
「かしこまりました」
「あ」
いつの間にかウェイターが来ていた。
ネマは飲んでいないのにごきげんだ。
「ふふ、飲み放題だって。ディミトリも粋なことするわね」
「ミュディ、勝手に頼んじゃってごめんね。なんか声掛けづらくって」
「い、いえ。ありがとうございます」
アーモにお礼を言うと、お酒が運ばれてきた。
おつまみにチコレートやサシミが並び、机の上は豪華な料理が並ぶ。
「こちら、ブラックブラッドのカクテルでございます。酒精が強いので一口ずつ、お楽しみください」
「お、いいわね」
「強いのは大歓迎よ!」
「そしてこちら、『花妖精の蜜酒』になります。花妖精の採取した最高級のシロップを使ったお酒です」
「花妖精……フィルちゃん以外にもいるのかな」
蜂蜜のような液体が満たされたグラスを受け取るミュディ。
三人はグラスを掲げる。
「じゃ、かんぱい」
「かんぱーい!」
「かんぱいです」
カチン、とグラスを合わせ、さっそく酒を口の中へ。
「わ、おいしい……甘いけど飲みやすい」
「っくぅぅ~~~っ! 確かにこれキツイわね」
「でも美味しい! あのー、もう一杯!」
アーモがお代わりを要求。一口で飲み干し、つまみのチコレートを食べる。
ミュディもチコレートを一つ。とても甘い。
「ん……美味しいけど、こんな夜に甘い物食べて大丈夫かなぁ」
「なーに言ってんの。あなたは真面目ねぇ、たまには悪いことしてもいいのよ?」
「そうそう。外に出たときくらい、はしゃがなきゃ!」
「は、はい!」
そう言えば、アーモとネマと一緒に飲んだことはない。というか、この二人と一緒に行動するということ自体、ミュディには経験がなかった。
改めて思う。この二人は『大人の女性』だ。
「あら、おつまみ無くなりそうね……あのー、お魚系をくださーい」
アーモは、深いスリットから覗く生足を豪快に見せていた。足を組んでいるせいで下着が見えそうだが、そんなことまるでお構いなしにと楽な姿勢でいる。それに、ドレスから覗く胸元や剥き出しの肩や腕がとてもなまめかしい。褐色の肌は薄暗い室内ランプに照らされ、これでもかと色気を放っている。
「次は……そうね、あたしも甘いの飲もうかしら」
ネマも同様だ。アーモと同じく色気がある。
少しだけ赤く染まった褐色の肌がなまめかしい。お酒やおつまみを運んでくる男性悪魔が目を合わせないように必死になっていた……それに比べ自分は子供っぽい、そう思った。
スタイルには自信……とまではいかなくても、胸もそこそこあるし体重だって重いわけではない。アシュトが見たら硬直しそうになるドレスだって似合っている自身はある。でも……この無頓着な二人と並ぶと、やはりどこか子供っぽい。
だからこそ、モデル映えする。
「いいなぁ……」
「「ん?」」
「え、あ、いや……その、お二人は綺麗だなぁって」
「「…………」」
アーモとネマは顔を見合わせ、噴き出した。
そして、ミュディの肩を抱いたり頭を撫でたりする。
「あたしらが綺麗ならあんたは可愛いね! 羨ましいわ!」
「そうねぇ。あんた、抱きしめるとすっごくふわふわだしいい匂いすんのよ! ああ可愛い!」
「ひゃわわっ!? あの、あの」
「ほらほら飲んだ飲んだ!」
「そうそう、まだまだ夜はこれからよ!」
この日……ミュディは酔い潰れてしまうのだった。
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