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第1章 ディンブラ・ティー
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陽菜乃は試着室から出てそれまで持っていた商品を全てレジでお会計を済ませていつの間にかいなくなった真美子を探すと入口の前でネイビーブルーのギフト用に包装された袋を手にして落ち着きなく辺りを見回して立っていた。
真美子の手にするものに疑問を抱きながらも購入したスポーツ用品の詰まった紙袋をもって待たせたことを詫びる言葉を言いながら陽菜乃は真美子の元へ駆け寄る。
こちらに気づいた真美子は先ほどよりも赤みが抜けた目で微笑みながら手にしていたギフト包装の袋を陽菜乃に差し出した。
「え?コレ…私に?」
陽菜乃はその袋を受け取ると真美子の目を見つめる。
真美子は照れながらも頷いて答えるが、直ぐに不安そうな表情に変わる。
「えぇ。あっ、気に入って貰えませんでしたか?」
「いや、中見てないからわかんないけど…開けていい?」
不安そうな真美子の目の前でせっかく自分のために綺麗に結ばれたリボンを解いて中身を確認すると先ほど真美子が試着室にまで持ってきた赤紫色のパーカーだった。
いいの?と目だけで訴えると真美子は自嘲気味に笑って目を伏せた。
「…私が持っていてもこのお洋服に失礼ですので…」
「コレ…真美子が気に入ったやつでしょ?」
「実の所…、気に入ったという訳ではなくて…。…このパーカー、紫之宮さんにはきっと似合うだろうと思って見ていたんです。ですが、声をかけられて思わず持ってきてしまって…。なので、紫之宮さんに使っていただけると私も嬉しいんです…」
パーカーを手にしながら戸惑う陽菜乃に本心を伝えてみた真美子だがしっくりきてない表情にさらに不安になった。
「あの…ご迷惑でしたか?」
「…ちがうよ。その逆…嬉しい…すっごく」
陽菜乃は不安そうな真美子に微笑みかけ手にしたパーカーをギフト用の包にしまって大切そうに自分で買った紙袋に入れる。
「サプライズでプレゼントなんて、…ありがとう」
「ふふっ、よかったですわ…」
真美子は陽菜乃が嬉しそうに笑ってくれるのを見て安心して頬をゆるめると、じぃっと陽菜乃の笑顔を見つめる
外面を見ててもわかるほど喜びが溢れてる陽菜乃は真美子の視線に気づくと何?と見つめ返す。
「紫之宮さんて…喜ぶ時の笑顔が素敵ですね。いつもは凛としてるこの目が今は子供のようにキラキラしていて可愛らしいです…」
真美子も嬉しそうに微笑みそう伝え、さらに続ける。
「私は…その笑顔が見たかったのかもしれません…」
素直にそう言う真美子の言葉に陽菜乃は驚く表情を見せるが徐々に照れたように薄く頬を染め、その顔を見せないように後ろを向き背を向ける。
「な、何言ってんのよ。真美子ったら、冗談言うのね」
「冗談なんかじゃありませんわ。嘘偽りのない本心です」
自分に背中を向けた陽菜乃に愛おしそうに微笑みかける真美子は腕時計で今の時間を確認する。
高校入学の時に父親から買ってもらった真美子のお気に入りのグレーの革ベルトの腕時計は短針も長針も1を過ぎていた。
「紫之宮さん、私、あのお店に寄りたいのですがどうでしょうか?」
いつまでも自分に背を向ける陽菜乃に真美子はスポーツ用品店とは反対側に立地するキラキラと一際目立つお店に指を指して示す。
恥ずかしさと照れから頬を染める陽菜乃はゆっくりと顔を指さす方に目をやるとおとぎ話のお姫様や小さな女の子か大切にしている小さな宝石箱のようなジュエリーアクセサリーショップだった。
普段ならば目の前を通り過ぎ入店することを躊躇われるような煌びやかなジュエリーに陽菜乃は本当に行くの?と疑問に思うが真美子が言うならと頷く。
すると真美子は陽菜乃の手を優しく引いてジュエリーショップの方に足を向けた。
自分のタイミングで足を動かせず体が傾くが大人しくついて行くが握られた手をキュッと握り返す。
小さなアクセサリーショップには綺麗な身なりの女性の店員が1人いて、レジ前や店内の整頓作業をしていて真美子達の姿が見えると品のいい笑顔で挨拶をするので2人もごきげんようと返して店内に散りばめられているアクセサリーに目線を落とす。
「ほら見て紫之宮さん。とっても綺麗ですね」
「ホントねキラキラしてて眩しいくらいよ」
そんな冗談を言いながら真美子は若紫色のガラス玉が控えめにあしらわれているブレスレットを手に取ると繋いでいた陽菜乃の手首にかざした。
そんな真美子の行動に疑問符を浮かべる陽菜乃の手にそのブレスレットを付けた。
「いつも思ってたんです。紫之宮さんは手がとても綺麗だからこういったアクセサリーが似合いそうだと」
「ちょっと、真美子ったら」
そう言われて自分の手首に付けられたブレスレットを眺める。
骨太で角張り女性らしいしなやかさや柔らかさを感じれずに好きでなかった自分の手を綺麗だという真美子の言葉に陽菜乃は照れたように目を伏せる。
「あ、すみませんでした。お気に召しませんでしたか?」
「私にはこんなに可愛いの似合わないし…」
「…そんなことありませんわ。紫之宮さんほど落ち着きのある女性にはこの控えめなデザインが似合うんです。…でも、本人の意に反することは強要出来ませんものね…」
少し残念そうに目を伏せる真美子は紙袋で片手のふさがった陽菜乃の代わりにブレスレットを外してやると元にあった展示場所に戻して、他のアクセサリーに手を伸ばす。
ブレスレットの外された腕は華やかさがなくなり、また好きではない腕に戻った。
「ねぇ、紫之宮さん。このイヤリング、蒼さんに似合うと思いませんか?」
「蒼に?」
真美子が手にしたイヤリングは青色のティアドロップイヤリングで持ち上げると先端に付いているガラス玉がゆらゆらと揺れる。
確かに似合いそうと答える陽菜乃だったがどうして蒼の名前語出てくるんだろうと疑問に思う。
「ですよね。やっぱり蒼さんにはこのような青色がお似合いですわ。あ、そういえば蒼さんと翠璃さんのお誕生日が近いですね」
「あ、確かに。…すっかり忘れてたなぁ…」
「私、蒼さんにこのイヤリング差し上げようと思うのですがいかがでしょうか?」
「あぁ。いいと思う。なら私もここで買おっかな」
そう言って陽菜乃も辺り一面にあるアクセサリーを眺める。
真美子は蒼の分のイヤリングを手にして他にも色々なアクセサリーを選別し始める。
「真美子がイヤリングなら違うものの方がいいよねー。…でも翠璃ってこう言うのうるさいからなぁ…」
「確かに、翠璃さんアクセサリーが大好きですからね…変に選べませんわよね…」
蒼のものに比べて真美子の手も翠璃のプレゼント用のアクセサリーを探す手もゆっくりなる。
アクセサリー等にあまり詳しくない陽菜乃も店内のイヤリングやブレスレット、ネックレスやヘアアクセなどをじっくりと見つめ、コレだっ!!とヘアポニーを手に取った。
「真美子、私翠璃のプレゼント決めた」
「まぁ、どれですか?」
見つけた満足感でいっぱいの陽菜乃は自分で選んだ緑色のリボンがついたヘアポニーを両手にのせて真美子に見せる。
「リボンですか?珍しいものを選びますわね」
「へへっ、このリボン橙子がしてるのに似てるでしょ?で、私がプレゼントであげたら使わなくちゃいけないでしょ?となると、2人はお揃いのリボンをつける羽目になるのよ」
ふふふっ、となにか企んでるように笑う陽菜乃の話を聞くと真美子もそれはいいと頷き賛同する。
「2人でお揃いにするのでしたら、何だか蒼さんだけ仲間はずれのようですね…」
「大丈夫!!私、蒼の分も色違いで買うから。…その方が翠璃はつけないって言う選択肢は無くなるでしょ?」
そう言って陽菜乃はスカイブルーのリボンのヘアポニーを陳列棚から取ってニコニコ笑いながらそのままレジに向かった。
真美子も翠璃の分のアクセサリーを見つけようとしたが今日はこのイヤリングだけでいいかと陽菜乃がいるレジに並ぶ。
レジカウンターでは陽菜乃が買ったものがプレゼント用の包装をされている。
しばらくして2人分のギフトラッピングが終わり真美子のお会計の番になる。
真美子も同じようにプレゼント用の包装を頼みお金を払った。
お会計が終わると先に終わっていた陽菜乃が待つ店の外に出てカバンにギフトラッピングされた包みをしまう。
「喜んでくださると嬉しいんですが…」
「大丈夫よ、貰い物を喜ばない人間なんか居ないわよ」
そう言って微笑む陽菜乃は次はどこに行こっか?と首を傾げる。
「紫之宮さん、お腹すきませんか?」
「そう言えばもうお昼時かー。真美子も何か食べたい?」
「えぇ、出来れば何か食べたいと思ってますが…紫之宮さんは何食べたいですか?」
今にも鳴りそうなお腹に手を添えてではどこかに行きましょうと、エレベーターの近くに向かう。
「んー、私お米が食べたい」
「まぁ、奇遇ですね。私もオムライス食べたかったんですの」
そう言う真美子は飲食店が沢山ある階数に向かうべく陽菜乃とエレベーターに乗り込んで階数のボタンを押す。
「えー、またオムライス?ホントに好きね」
「ふふ、だって好きなんですもん」
ふたりぼっちの箱の中で嬉しそうに笑う真美子につられて陽菜乃も笑った。
真美子の手にするものに疑問を抱きながらも購入したスポーツ用品の詰まった紙袋をもって待たせたことを詫びる言葉を言いながら陽菜乃は真美子の元へ駆け寄る。
こちらに気づいた真美子は先ほどよりも赤みが抜けた目で微笑みながら手にしていたギフト包装の袋を陽菜乃に差し出した。
「え?コレ…私に?」
陽菜乃はその袋を受け取ると真美子の目を見つめる。
真美子は照れながらも頷いて答えるが、直ぐに不安そうな表情に変わる。
「えぇ。あっ、気に入って貰えませんでしたか?」
「いや、中見てないからわかんないけど…開けていい?」
不安そうな真美子の目の前でせっかく自分のために綺麗に結ばれたリボンを解いて中身を確認すると先ほど真美子が試着室にまで持ってきた赤紫色のパーカーだった。
いいの?と目だけで訴えると真美子は自嘲気味に笑って目を伏せた。
「…私が持っていてもこのお洋服に失礼ですので…」
「コレ…真美子が気に入ったやつでしょ?」
「実の所…、気に入ったという訳ではなくて…。…このパーカー、紫之宮さんにはきっと似合うだろうと思って見ていたんです。ですが、声をかけられて思わず持ってきてしまって…。なので、紫之宮さんに使っていただけると私も嬉しいんです…」
パーカーを手にしながら戸惑う陽菜乃に本心を伝えてみた真美子だがしっくりきてない表情にさらに不安になった。
「あの…ご迷惑でしたか?」
「…ちがうよ。その逆…嬉しい…すっごく」
陽菜乃は不安そうな真美子に微笑みかけ手にしたパーカーをギフト用の包にしまって大切そうに自分で買った紙袋に入れる。
「サプライズでプレゼントなんて、…ありがとう」
「ふふっ、よかったですわ…」
真美子は陽菜乃が嬉しそうに笑ってくれるのを見て安心して頬をゆるめると、じぃっと陽菜乃の笑顔を見つめる
外面を見ててもわかるほど喜びが溢れてる陽菜乃は真美子の視線に気づくと何?と見つめ返す。
「紫之宮さんて…喜ぶ時の笑顔が素敵ですね。いつもは凛としてるこの目が今は子供のようにキラキラしていて可愛らしいです…」
真美子も嬉しそうに微笑みそう伝え、さらに続ける。
「私は…その笑顔が見たかったのかもしれません…」
素直にそう言う真美子の言葉に陽菜乃は驚く表情を見せるが徐々に照れたように薄く頬を染め、その顔を見せないように後ろを向き背を向ける。
「な、何言ってんのよ。真美子ったら、冗談言うのね」
「冗談なんかじゃありませんわ。嘘偽りのない本心です」
自分に背中を向けた陽菜乃に愛おしそうに微笑みかける真美子は腕時計で今の時間を確認する。
高校入学の時に父親から買ってもらった真美子のお気に入りのグレーの革ベルトの腕時計は短針も長針も1を過ぎていた。
「紫之宮さん、私、あのお店に寄りたいのですがどうでしょうか?」
いつまでも自分に背を向ける陽菜乃に真美子はスポーツ用品店とは反対側に立地するキラキラと一際目立つお店に指を指して示す。
恥ずかしさと照れから頬を染める陽菜乃はゆっくりと顔を指さす方に目をやるとおとぎ話のお姫様や小さな女の子か大切にしている小さな宝石箱のようなジュエリーアクセサリーショップだった。
普段ならば目の前を通り過ぎ入店することを躊躇われるような煌びやかなジュエリーに陽菜乃は本当に行くの?と疑問に思うが真美子が言うならと頷く。
すると真美子は陽菜乃の手を優しく引いてジュエリーショップの方に足を向けた。
自分のタイミングで足を動かせず体が傾くが大人しくついて行くが握られた手をキュッと握り返す。
小さなアクセサリーショップには綺麗な身なりの女性の店員が1人いて、レジ前や店内の整頓作業をしていて真美子達の姿が見えると品のいい笑顔で挨拶をするので2人もごきげんようと返して店内に散りばめられているアクセサリーに目線を落とす。
「ほら見て紫之宮さん。とっても綺麗ですね」
「ホントねキラキラしてて眩しいくらいよ」
そんな冗談を言いながら真美子は若紫色のガラス玉が控えめにあしらわれているブレスレットを手に取ると繋いでいた陽菜乃の手首にかざした。
そんな真美子の行動に疑問符を浮かべる陽菜乃の手にそのブレスレットを付けた。
「いつも思ってたんです。紫之宮さんは手がとても綺麗だからこういったアクセサリーが似合いそうだと」
「ちょっと、真美子ったら」
そう言われて自分の手首に付けられたブレスレットを眺める。
骨太で角張り女性らしいしなやかさや柔らかさを感じれずに好きでなかった自分の手を綺麗だという真美子の言葉に陽菜乃は照れたように目を伏せる。
「あ、すみませんでした。お気に召しませんでしたか?」
「私にはこんなに可愛いの似合わないし…」
「…そんなことありませんわ。紫之宮さんほど落ち着きのある女性にはこの控えめなデザインが似合うんです。…でも、本人の意に反することは強要出来ませんものね…」
少し残念そうに目を伏せる真美子は紙袋で片手のふさがった陽菜乃の代わりにブレスレットを外してやると元にあった展示場所に戻して、他のアクセサリーに手を伸ばす。
ブレスレットの外された腕は華やかさがなくなり、また好きではない腕に戻った。
「ねぇ、紫之宮さん。このイヤリング、蒼さんに似合うと思いませんか?」
「蒼に?」
真美子が手にしたイヤリングは青色のティアドロップイヤリングで持ち上げると先端に付いているガラス玉がゆらゆらと揺れる。
確かに似合いそうと答える陽菜乃だったがどうして蒼の名前語出てくるんだろうと疑問に思う。
「ですよね。やっぱり蒼さんにはこのような青色がお似合いですわ。あ、そういえば蒼さんと翠璃さんのお誕生日が近いですね」
「あ、確かに。…すっかり忘れてたなぁ…」
「私、蒼さんにこのイヤリング差し上げようと思うのですがいかがでしょうか?」
「あぁ。いいと思う。なら私もここで買おっかな」
そう言って陽菜乃も辺り一面にあるアクセサリーを眺める。
真美子は蒼の分のイヤリングを手にして他にも色々なアクセサリーを選別し始める。
「真美子がイヤリングなら違うものの方がいいよねー。…でも翠璃ってこう言うのうるさいからなぁ…」
「確かに、翠璃さんアクセサリーが大好きですからね…変に選べませんわよね…」
蒼のものに比べて真美子の手も翠璃のプレゼント用のアクセサリーを探す手もゆっくりなる。
アクセサリー等にあまり詳しくない陽菜乃も店内のイヤリングやブレスレット、ネックレスやヘアアクセなどをじっくりと見つめ、コレだっ!!とヘアポニーを手に取った。
「真美子、私翠璃のプレゼント決めた」
「まぁ、どれですか?」
見つけた満足感でいっぱいの陽菜乃は自分で選んだ緑色のリボンがついたヘアポニーを両手にのせて真美子に見せる。
「リボンですか?珍しいものを選びますわね」
「へへっ、このリボン橙子がしてるのに似てるでしょ?で、私がプレゼントであげたら使わなくちゃいけないでしょ?となると、2人はお揃いのリボンをつける羽目になるのよ」
ふふふっ、となにか企んでるように笑う陽菜乃の話を聞くと真美子もそれはいいと頷き賛同する。
「2人でお揃いにするのでしたら、何だか蒼さんだけ仲間はずれのようですね…」
「大丈夫!!私、蒼の分も色違いで買うから。…その方が翠璃はつけないって言う選択肢は無くなるでしょ?」
そう言って陽菜乃はスカイブルーのリボンのヘアポニーを陳列棚から取ってニコニコ笑いながらそのままレジに向かった。
真美子も翠璃の分のアクセサリーを見つけようとしたが今日はこのイヤリングだけでいいかと陽菜乃がいるレジに並ぶ。
レジカウンターでは陽菜乃が買ったものがプレゼント用の包装をされている。
しばらくして2人分のギフトラッピングが終わり真美子のお会計の番になる。
真美子も同じようにプレゼント用の包装を頼みお金を払った。
お会計が終わると先に終わっていた陽菜乃が待つ店の外に出てカバンにギフトラッピングされた包みをしまう。
「喜んでくださると嬉しいんですが…」
「大丈夫よ、貰い物を喜ばない人間なんか居ないわよ」
そう言って微笑む陽菜乃は次はどこに行こっか?と首を傾げる。
「紫之宮さん、お腹すきませんか?」
「そう言えばもうお昼時かー。真美子も何か食べたい?」
「えぇ、出来れば何か食べたいと思ってますが…紫之宮さんは何食べたいですか?」
今にも鳴りそうなお腹に手を添えてではどこかに行きましょうと、エレベーターの近くに向かう。
「んー、私お米が食べたい」
「まぁ、奇遇ですね。私もオムライス食べたかったんですの」
そう言う真美子は飲食店が沢山ある階数に向かうべく陽菜乃とエレベーターに乗り込んで階数のボタンを押す。
「えー、またオムライス?ホントに好きね」
「ふふ、だって好きなんですもん」
ふたりぼっちの箱の中で嬉しそうに笑う真美子につられて陽菜乃も笑った。
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