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○14 婚約破棄のあとは初夜を。
しおりを挟む「私を貶める悪い噂から身を守るためにも、従者に『謎の貴公子』を演じさせて、事実無根の噂を否定する行動を示しましたの。皆様を騙すような真似して、申し訳ございません。嘘はついていませんがね」
注目を集める貴族の中には、『謎の貴公子』の紹介をいつかすると聞いた人達がいるので、そう優雅に微笑んで謝っておく。
「それのどこが噂を否定する行動になる!」
目の前に『謎の貴公子』がいたにも関わらず、誰だと喚いていたことが恥ずかしかったのか、真っ赤になってアレキサンドが怒鳴ってきた。
「従者にエスコートを頼むほど、婚約者のクリストン侯爵令息との仲が冷め切っているのに、あなたと懇意にしているご令嬢にちょっかいをかけるなんて、矛盾しているではないですか」
事実無根の証明になる。
アレキサンドは目を見開いて、ミンティーをチラッと見たが、結局浮気相手の方を味方するようで、私をギッと睨みつける。
まぁ、本命はそっちだもんね。別によろしくてよ?
「そもそも、その噂を流しているのは、サライト伯爵令嬢本人だと証拠を掴んでおります」
「なんだと!?」
「ゼノヴィス、お願い。協力をお願いした方々も、どうぞよろしくお願いいたします」
ゼノヴィスにバトンタッチして、一歩彼より後ろに下がる。
予め手配していた貴族の令嬢や令息が少し前に出てきた。
ゼノヴィスが「夜会でディナお嬢様に隅に追いやられて罵倒された、という話をお聞きになったのは――――」と名前を呼べば、返事がきた。
そして頼んだ通り、複数人が証言をしてくれる。確かにミンティーが泣きそうな顔をして、怖い目に遭ったと訴えた、と。
「しかし、その夜会にディナお嬢様が参加された事実はありません。まだ静養中だったと従者の私めが証言できますし、何よりその主催者であるコナー伯爵夫人も不参加を把握しており、証言もいただいております」
「はい。コナー伯爵夫人ですわ。その夜会に、ディナ嬢からは不参加の手紙が届いた上、参加したという証拠は何一つありません」
厳しい表情で、コナー伯爵夫人は証言してくれた。
辺りが、ざわっとする。
ミンティーの虚言が証明されたのだから。
ミンティーもアレキサンドも、真っ青な顔だ。
「他にも、サライト伯爵令嬢が作り出した噂を否定出来る証拠は揃えています。続けますか?」
スッと瞳を細めて、冷たく見据えたゼノヴィス。
音を上げる? 上げてもいいよ? でも続けるけどね!!
「このゼノヴィスは、逸材と言えるほどの有能でして。クリストン侯爵令息とサライト伯爵令嬢が懇意にしている証拠も掴んでくれましたわ」
にっこりと、追い立てる。
「嘘だ! 何もないぞ!! 疚しいことは何も!」
慌てる方が怪しいわよ。
「ゼノヴィス」
「はい、ディナお嬢様。クリストン侯爵令息とサライト伯爵令嬢は、逢瀬を繰り返したようで、カフェの店員に新しい常連のカップルとして覚えられていました」
そうゼノヴィスは、つらつらとその店員の名前を読み上げる。
一応手元には、証拠として書き記した書類がしっかりあるのだ。
記録って大事よ。
「それは客観的な認識だろ! 私達は街案内の休憩によく使っていただけだ!」
「そ、そうです! 友人同士で利用しただけじゃないですか!」
まぁ、これは言い逃れは、まだ出来る。
私とゼノヴィスは目を合わせてから、ゼノヴィスに”やっちゃって”と頷きを見せた。
「そのカフェのそばの路地裏で口付けを交わしているところを、同じ常連が目撃しています」
「「ッ!!」」
心当たりがあるからって、衝撃で身体を震わせるなんて。あらあら。脆いんじゃなくて?
いよいよ浮気が濃厚になったと貴族達が、ざわざわと面白がったり軽蔑したり、騒がしくなった。
「観劇でも、従業員が目撃しています。カップル以外に思えない濃厚な口付けだったと証言しました」
きっちりとゼノヴィスは、常連の名前も、従業員の名前も読み上げる。
偽りではないけれど、ここはちょっとした細工をしているのだ。
前回で、ゼノヴィスは使い魔を使って、二人の大まかの行動範囲を把握していた。なのでそれを利用して、ゼノヴィスは二人が利用する店や劇場の常連や従業員に暗示をかけたのだ。
ただ『少し見ていろ』という単純な暗示である。それによって、フラッと追いかけた常連達は、二人の浮気現場を目撃するという状況が出来上がるわけだ。
「三日前の夜会でも、暗がりの裏庭で密会して、口付けを交わしてたっぷり戯れていたと使用人が目撃しております。証言は、その使用人の主が保証してくれるそうです」
これもまた、二人がエスコートはしなくとも同じ夜会に参加すると情報を掴んで、ゼノヴィスが仕込んだ細工だ。
悪魔のゼノヴィスが掌握して仕組んでいるので、ちょっとズルいかもしれないけれどね。
でも実際目撃させるだけで、盛ったのは彼ら自身である。こちらの不正ではない。
すっかり会場は、二人を非難する視線で満ちていた。
ブルブルと真っ青に震えるアレキサンドとミンティー。
正直、いつ逆上して飛びかかって来るかヒヤヒヤしているけれど、ゼノヴィスのそばにいるので冷静でいられている。
ミンティーも、叔母に「あなた、三日前に居なくなったと思ったら!!」と責め立てられているが、私を憎しみを込めて睨むことでいっぱいのようだ。
「お、お前! お前はどうなんだ!?」
指差して怒鳴りつけるアレキサンド。
「婚約解消を申し立ててきたのだって、その従者と浮気していたからなんだろ!? 何が私が心変わりする悪い夢を見ただ!! お前が先だろ!! そうに決まっている!! そうじゃなきゃおかしい!!」
あくまで私に非があると喚き散らすアレキサンドに、噴き出してしまいそうな唇に扇子を押し付ける。
ゼノヴィスも小さく「ぐっ」と呻いて笑いを堪えている気配がした。
婚約解消の申し出については、ゼノヴィスがうっかり言ってしまう手筈だったのに。
自ら言っちゃったよ!
仲裁のタイミングを完全に失っていた両家の当主が、真っ青になって倒れそうだ。実際、夫人が先に倒れて、クリストン侯爵が慌てて抱き留めた。
「まあ! クリストン侯爵令息ったら! せっかくそちらの体面のためにも、私からの婚約解消の申し出については言わないようにしていたのに、自ら公表してしまうのですね! せっかくなので、教えてください! こちらが婚約解消の申し出をしたのに、承諾をせずに、そちらのご令嬢を逢瀬を重ねていた申し開きを!!」
申し開きをしてごらんなさい! おーほほほっ!
扇子をひらひらさせて声高々に煽ってやるけれど、私はやっぱり飛びつかれるんじゃないかって、ゼノヴィスにやや寄っている。
自分がまたミスをやらかしたとわかり、絶句したクリストン侯爵は私の挑発に真っ赤にぶるぶると震えた。
私がすでに婚約解消の申し出をしていたにも関わず、承諾せずに二股していた侯爵令息。
貴族はもう面白くて堪らない醜聞だろう。
すると、そこでグイッとゼノヴィスに肩を抱かれた。
パンッと弾く音が響く。結界が魔法を弾いた音だ。
「衛兵! ディナお嬢様に攻撃魔法を放ったサライト伯爵令嬢を捕らえろ!!」
私を抱き締めるゼノヴィスは、鋭く命令を飛ばした。
「違うっ! あたしじゃない!!」
「ミンティー! あなた、なんてことを!!」
待機していた衛兵がミンティーを捕らえる。
魔力の気配がしたのか、そばにいたサライト伯爵夫人はショックを受けた顔で見ているから、言い逃れは出来ないだろう。
ひえぇえ。ヒロインが手を下してきた……。追い込むと怖い。殺られる……。
護身に自分でも守護魔法をかけているし、ゼノヴィスにも結界をかけてもらっていたから、大丈夫だったけれど、ゼノヴィスに背中を撫でられると一番安心する。ホッ。
「ほ、ほらっ!! お前だって浮気している!!」
どうしても道連れにしたいアレキサンドが喚く。
せめてもの悪足掻きなんだろう。
「私を貶める者がいる以上、ゼノヴィスには直接の危害を受けないために、守護をお願いするのは当然でしょう」
私は聞く耳を持たないみたいに呆れて言い放ったあと、ゼノヴィスに放してもらって仕上げをする。
「アレキサンド・クリストン侯爵令息! 婚約解消の申し出をした私を貶め、浮気相手に攻撃させるとは、これ以上は我慢ならない! 婚約解消ではなく、婚約破棄をする!!」
「なっ……!!」
公衆の面前でフラれる。しかも婚約破棄をされる。それはこの上ない屈辱だろう。
その顔を歪ませるけれど、事態はそれを気にしている場合ではない。
「自分の浮気を正当化したいからって婚約破棄だと! ふざけるなよ!!」
ブーメランだろ。
と、思っていれば、クリストン侯爵がアレキサンドの横っ面をぶん殴った。
「ふざけているのはお前だ!! もう醜態をさらすな!! お前は勘当だ!! 申し訳ございませんっ! 妻が! 妻が限界なので! 償いは必ず!!」
蒼白の顔の夫人を抱えてひたすら頭を下げるクリストン侯爵は、アクアート伯爵家の許可を得て、すっ飛んで帰ってしまった。
「そ、そんな!」と、勘当通告のショックから立ち直れないアレキサンドは置き去りだ。
持って帰ってくれないかな……。まぁいいや。
「こんな騒ぎを起こしてしまい、申し訳ございません」と、客人にお辞儀。
「婚約破棄する事態にまでなってしまいました。だから言いましたよね」
「「「……」」」
それから、家族と向き合う。
悪い夢を見たのだと訴えた私を、そっとはしてくれたが、信じてくれなかった家族達は言葉に詰まる。
こうなっては後の祭りだが、だからといって許せるわけもない。
「もう皆さんには期待はしません。あとは任せますので、そっとしてください」
これが家族との決別だ。
夜会の主催を頼んでおきながら、開始早々に収拾を丸投げした。
あれだけ言ったのに、こうなる前に手を打ってくれなかった当主も悪いだろう。
心配はしてくれたが、呆れもしていたから、情なんてない。
醜聞? 知らないわ。知っていて何もしなかったのなら自業自得よ。フンだ。
「こちら、証言をまとめたものです。私はディナお嬢様を、お部屋まで送り届けます」
ゼノヴィスは書類を父に押し付けると、腕を差し出してエスコートをしてくれる。
婚約破棄劇を見た貴族の客人達のざわざわとした騒ぎから抜け出して、部屋に帰った。
終わった。
ヒロインは、危害を加えたとして投獄。ヒーローは勘当。共犯と見做されて投獄されるかはまだわからない。
どちらにせよ、ざまぁは完了。
婚約はキッパリと断ち切ったのだし、二人を社会的に倒したので、あとは…………。
ふぅー。なんとか終わった。
深呼吸して、どっと深く息を吐いたあと、息を吸い込むと花の香りに気付く。
どこからするのかと気になって辿っていくと寝室。
ベッドの上には、キラキラとしている花びらが散乱していた。大きなベッドを飾り付けるように。
足元にもある花びらには見覚えがある。
「これ……銀華(ぎんか)?」
銀のラメ色の花びらの希少な花だ。ゼノヴィスが私の髪色に似ていると褒めて気に入っていた花。この美しさと希少価値で高値で売買される花なのにどうして、こんな風にムード作りのためみたいに散乱しているのだろう。
そう考えようとして、あっという間に、答えに辿りつく。
ムード作り! つまりは……初夜だ!
「ゼノっ、ん!」
振り返れば、抱き締められて唇を奪われた。
「まっ、待って、ゼノっ! んっ! 待って、あっ!」
ゼノヴィスが迫るから、私は後退り。銀色の花びらを踏みつけながら、ベッドに押し倒されてしまった。
赤いドレスと一緒に、銀色の花びらが舞う。
「もう終わったんだから、待たないよ。待ちに待った初夜だ。ディナの全部、ちょうだい」
上に跨り、私の両腕をベッドに縫い付けるように押さえるゼノヴィスは、興奮と期待で頬を紅潮させて、笑みを零す。
「いやいや、待って? ついさっきの今だよ? 誰か来るかもよ!?」
「大丈夫、部屋の前にオレの使い魔を分身として待機させてる。誰か来ても、危害を加えかけられそうになって婚約破棄したお嬢様を一人にしてくれるよ。使い魔も暗示使えるから」
「ゼノヴィスの使い魔、有能すぎる!」
「オレは夜も有能だって証明するね♡」
「ひええっ」
パチンと指を鳴らすゼノヴィスは、薄暗かった寝室のランプをつけて明るくする。
そのまま、深い口付けをしてきた。掻き抱くような動きをしていたゼノヴィスの両腕は、私のドレスを脱がしにかかる。
「ゼノっ、ホント、待って」
「え、絶対嫌。今夜抱くって決めてたんだから」
「マジトーン、怖い」
これ絶対今、初夜を断ったら、あとが怖いヤツだ。
「そうじゃなくて、ね。あの……もうちょっと、勝利の余韻を味わいたかったのだけど、まぁいいや。改めて、ゼノヴィス。ありがとう」
両手でゼノヴィスの頬を包み込んで、ベッドに横たわったままだけど見つめ合ってお礼を告げる。
「ゼノヴィスのおかげで絶望的な運命から逃げられた。ありがとう、ゼノ。大好きよ」
「ディナ……オレも大好きだよ」
「だから、私の悪魔さん。私を救ってくれた対価に、私の全部をあげるわ」
「!」
ちょっと恥ずかしいけれど、ゼノヴィスに全部あげると、ちゃんと言葉にして伝えた。
二重の黒い瞳孔の金色の瞳は大きく見開き、左右に揺れて潤んだ。
「ディナ……全部、全部もらうから」
はむ、と唇に噛みつくようなキスをしながら、ゼノヴィスは言う。
「もう、他の悪魔にそんなこと言っちゃだめだよ? 悪魔と取り引きして、そんな対価を差し出すなんて……オレだけだからね。オレのディナだから。ディナの全部、この悪魔がもらうよ。ちゅうっ」
舌を絡みつけて、吸い上げるゼノヴィスは、熱っぽく吐息を零した。
「愛してる、ディナ。オレの全てだよ、ディナ。絶対に、魂ごと放さないよ。愛してる」
「うん、私も愛してる。放さないで」
どうか、独りにしないように、私の魂ごとあげるから、放さないで――――。
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