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一章
46. クラスメイトに公表
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「美蘭、起きて。」
「んー。」
「おはよ。」
「ん、」
「学校だよ。」
「やだ。」
あっという間に月曜日になった。土日は勉強ばかりして、昨日の夜ほくと焼肉を食べた。
「もうちょっと寝る。」
「ご飯食べれなくなるよ。」
「みぃが寝てる間に取ってきて。ここで食べる。」
「あと5分だけね。」
「んー、」
このまま寝過ごして学校休むことにならないかな。美咲ちゃんのこともあって学校に行きたくない。
「みぃ、起きて。」
「やだ。」
「学校行きたくない?」
「行かない。」
「とりあえずご飯食べよっか。」
結局ほくに起こされてしまった。
「ほく、ぎゅー。」
「ん、おいで。」
ベッドでほくの上に乗ってぎゅーしてもらう。
「実紅さんがおにぎりにしてくれたよ。」
「うん。」
「食べる?」
「ほく食べさせて。」
「はいはい。」
ほくの上に乗ったまま、おにぎりを食べさせてもらう。
「おいしい?」
「うん。」
「みぃ、学校いける?」
「行かない。」
「行こうよ。」
「ほくだけ行って。」
「それは無理。」
「じゃあほくも休む。」
「本当は行くつもりでしょ?」
「…。」
バレてる。本当は行かないとって分かってるけど行きたくなくてほくを困らせてる。
「みぃ嫌われちゃった。いじわるされる。」
「みぃのこと好きな人は他にいっぱいいるから。」
「いない。」
「俺がいるでしょ。寛太も結衣もみぃのこと好きだよ。」
「でも、美咲ちゃん達がみんなにみぃは意地悪だって言ったらどうしよう。もっと嫌われる。」
「俺らがみぃのこと好きだから大丈夫だよ。」
「嫌われたくない。やだ。もう学校休む。行かない。学校やめる。」
「みぃ、落ち着いて。大丈夫だから。俺が絶対守る。」
「この前守ってくれなかった。トイレで3人に囲まれて嫌なこと言われたんだよ?」
「ごめんね。怖かったね。ごめん。無責任なこと言って。」
ほくは何も悪くないのに。止められない。
「もう学校行かない。辞める。」
「辞めないでしょ。」
「辞めるもん。」
「…みぃ。」
「なに。」
「もう美咲さんに付き合ってること言おうよ。」
「えっ。」
「みぃが何かされても俺が堂々と守れる。」
「…。」
「俺から美咲さんに言っていい?みぃ話したくないでしょ?」
「…うん。」
「じゃあ言おっか。」
「うん…。」
「大丈夫だよ。もうみぃが怖い思いしないようにする。みぃが嫌われても俺はずっと好きだからね。」
「うん。ほくありがとう。」
「好きだよ。」
「うん。ほく、八つ当たりしてごめんなさい。」
「俺だけにするならいいよ。笑」
「ほくにだけ八つ当たりする。」
「よろしい。笑」
「今日はほくの言うことなんでも聞く。」
「本当?笑」
「うん。理不尽に八つ当たりしちゃったし。」
「じゃあ、今日は勉強いっぱいしよっか。」
「やだ。」
「おい、言うこと聞くんだろ?」
「勉強なんて言うと思わなかったもん。」
「勉強してえっちしよっか。」
「する!」
「わっ、元気。笑」
「勉強はやんなくていいんだけど。」
「勉強したら、えっちがもっと気持ち良くなるよ。」
「意味わかんない。」
「帰ったらえっちしようね。」
「うん。」
ほくにおでこにキスされる。
「やばい!みぃ、時間やばい!早く着替えて!」
「はぁーい。」
「マジでやばいから。急いで。」
「はぁーい。」
制服に着替えて家を出る。
「あっ、美蘭、こっち向いて。」
「わっ、」
ほくに香水を付けられる。
「学校がんばろーね。」
「うん。がんばる。」
ほくの香水の匂い。ほくが近くにいるみたいですごく安心できる。
「美蘭ちゃんおはよう!」
「あ、亮太くんおはよう。」
「なんか、美蘭ちゃんいい匂いする。」
「香水かな?」
「香水か!なんか、ちょっとメンズっぽい感じだね。」
「うん。ほくの香水なの。」
「…あ、そうなんだ。いい匂いだね!」
「ありがとう!」
亮太くんと話していると先生が教室に入ってくる。
「はい、授業終わります。」
『ありがとうございました。』
4限が終わり、昼休みになった。
「みぃ、俺話してくるから結衣と先に屋上行ってて。」
「分かった。」
「うん。結衣と一緒にいてね。」
「うん。」
ほくが頭を撫でてくれる。
「美蘭、ご飯食べよー!」
「うん。」
結衣と寛太と一緒に屋上へ行く。
「え!美咲ちゃんに付き合ってること言っちゃうの?」
「うん。」
「そっかぁ。まぁ、今のままだと色々嫌なことされそうだもんね。」
「うん…。本当は今日も学校くるの怖くて。ほくに八つ当たりしちゃった。」
「そっかそっか。頑張って来たね。北斗にいっぱい甘えて。北斗は何しても大丈夫だから!笑 私にも何かあったらすぐ言ってね。」
「うん。結衣ありがとう。」
結衣の優しさに泣きそうになる。
…
北斗side
「美咲さん、ちょっといい?」
「え!北斗くん??うん!!」
美咲さんと教室を出て人気の少ないところへ行く。
「北斗くん、どうしたの?」
「単刀直入に言うけど、俺、美蘭と付き合ってるから美蘭に色々言ったり、美蘭が嫌がることしないでもらえる?」
「えっ…。美蘭ちゃんと付き合ってるの?」
「はい。なので、美蘭が嫌がることしないでください。」
「そんなことしてないよ。」
「じゃあ、これからもしないでください。」
「…。」
美蘭になんともないといいけど。
美咲さんと話し終わり、屋上へ向かう。
…
「あ!北斗お帰りー。」
「ただいま。」
「ほく、どうだった?」
「一応、付き合ってることは言ってきたけど、どうなるか分かんない。」
「そっか…。」
「大丈夫だよ。俺が美蘭を守る!!」
「もう。笑」
「漫画の主人公みたいな言い方すんなよ。笑」
「結衣、トイレだけ美蘭と一緒に行って。」
「うん。」
「あ、更衣室もだ。」
「はいはい。」
「あ、やっぱ美蘭ちゃん俺と着替える?」
「着替えない。」
「えぇ。いつも一緒に着替えてるじゃん。」
「ねぇ。言わなくていいから。」
「もうお前らが仲良くて良かったよ。笑」
4人で話してると、なんか大丈夫な気がしてきた。
「もう、予鈴なっちゃったね。」
「教室戻ろっか。」
「うん。」
「美蘭!大丈夫だよ!私たちついてるから。」
「ありがとう。」
いつもは少し早めに教室に戻るけど、気を遣ってギリギリまで屋上にいてくれた。
「美蘭、大丈夫だよ。」
「うん。」
ほくが頭を撫でてくれる。
屋上から帰るとザワザワしていた教室が一瞬で静かになった。
美咲ちゃんがみんなに言ったんだろう。
自分の席に静かに着く。
「美蘭ちゃん、北斗くんと付き合ってるの?」
亮太くんに聞かれる。
クラスの視線が私に集まる。
「…うん。付き合ってるよ。」
「キャー!」
「やっぱあの2人そうなんだ!!」
「めちゃくちゃお似合い!!」
「美男美女カップルすぎでしょ。」
みんなの反応は思っていたのと全然違った。
「え!美蘭ちゃん北斗くん付き合ってるんだ!!すごくお似合いだよ!」
理沙ちゃんがそう言ってくれた。すごく嬉しい。
「理沙ちゃん、ありがとう。ずっと言えなくてごめんね。」
「全然大丈夫だよ!本当にお似合い!!」
理沙ちゃんがいい雰囲気に持っていってくれた気がする。よかった。
「はい、終わります。」
『ありがとうございました。』
6限が終わった。やっと帰れる。今日はすごく疲れた。
「美蘭、帰ろ。」
「うん。」
すごく注目されてる気がする。
「美蘭ちゃん、ばいばい!」
「理沙ちゃん、また明日ね!」
早めに教室を出てほくと帰る。
「美蘭、大丈夫?」
「うん。なんとか。笑」
「なんかあったら言って。」
「分かった。言えてよかったかも。」
「本当?」
「うん。理沙ちゃんとか仲良い子に言えて良かった。隠し事してるの罪悪感があったから。」
「よかった。」
「ほくと付き合ってること言えて嬉しい。ほくはみぃのもの。」
「可愛い。笑」
「ほく、美咲ちゃんに言ってくれてありがとう。」
「うん。みぃ、」
「なぁに?」
「手繋ぐ?」
「え!繋ぎたい。」
「もう隠さなくていいしね。」
「嬉しい。」
ほくと手を繋いで家に帰る。
「おかえりー!」
『ただいま』
「2人とももうすぐテストあるの?」
「そうなの。来週ある…。」
「頑張ってねー!ご飯北斗の部屋で食べる?」
「そうしようかなー!」
「じゃあ、後で取りに来てね。」
「麻美ちゃんありがとう!」
今日からほくの家にお泊まり。テスト勉強頑張らないと。
「みぃ、勉強しよ。」
「うん。」
ほくの部屋で2時間くらい勉強をした。
「美蘭、北斗、ご飯取りきてーー!」
「はーい!」
一階から麻美ちゃんに呼ばれる。
「俺行ってくるよ。」
「ありがとう。」
ほくがご飯をとりにいってくれる。
「みぃ、お待たせ。」
「ありがとうー!」
ほくと一緒にご飯を食べ始める。今日はパスタ。おいしそう。
「待って、明日水泳じゃん。」
「あ、そうだ。忘れてた!」
「明日休む?」
「休まない。」
「体育だけ休む?」
「休まない。」
「えぇ。俺嫉妬する。」
「みぃも嫉妬するもん。」
「じゃあ一緒に休もう!」
「無理。この前も休んだし。」
「確かに…。」
水泳は嫌だけど、ちゃんと授業は受けなきゃ。
「そろそろ勉強しよっか。」
「うん。」
ご飯を食べ終わり、勉強を再開する。
「はぁー!!終わったー!!」
「頑張ったね。」
「うん!!みぃ頑張った。」
「美蘭ちゃんおいで。」
「うん!」
ベッドに座っているほくの上に乗る。
「んっ、」
「可愛い」
「ほくっ、んっ」
「んー?」
「す、きっ」
「なにそれ。えろ。」
ほくに深いキスされる。いつもより激しい?
「みぃ、そろそろ挿れるよ。」
「んっ、」
「痛くない?」
「痛くない」
「よかった。動くよ。」
「んっ、」
やっぱりいつもより激しい。
「ほく、」
「んー?」
「はげしっ、んっ、はぁっ」
「かわい。んっ、好きだよ。」
「はぁっ、んっ、みぃっ、もっ」
「みぃ、かわいい」
「ほく、いきそう、んっ」
「んっ、俺も。」
「んぁっ、あっ」
「んっ、あっ、」
「はぁっ、」
「はぁーっ、…やばい俺、可愛いしか言ってない。」
「ほくかっこいい。」
「ありがとう。笑」
ほくにぎゅーしてもらう。ずっと心臓がドキドキしてる。
「んっ、」
「もう、可愛すぎる。」
「ほく、休憩させてっ、」
「むり。」
「んっ、」
ほくに深いキスをされる。
「まって、ほく、」
「むーり、」
「はぁっ、んっ、」
「ねぇ、みぃ、」
「んっ、なに」
「もう一回シていい?」
「えぇ。」
「お願い。シたい。」
「…うん。いいよ。」
「ほんと!やった!」
「もう。笑 そんなに激しくしないでね。」
「がんばる!」
1日に2回するのは初めて。明日大丈夫かな。
「ねぇっ、ほく!!!」
「なぁに。はい、水。」
「ありがとう。って、激しくしすぎ!」
2回戦目が終わった。激しくしないでって言ったのに。
「ごめん。笑」
「明日絶対腰痛くなる。」
「ごめん。嫉妬した。」
「え、何に?」
「水泳の授業。みぃのことエロい目で見る奴らいっぱいいるから。嫌すぎて。」
「もう…。みぃは、ほくのものだから自信持って。」
「…もう一回ヤっていい?」
「無理!!」
殺す気…?
「はぁー、本当に可愛い。俺こんな子と付き合えてるの…?」
「はいはい。もうお風呂いこ。」
少し休憩してお風呂に入る。
「はぁー、気持ちよかったー。」
「えっち?」
「お風呂!!」
「あ、そっち?えっちも気持ちかったよね?」
「…うん。」
「もう一回する?」
「しないから。」
はぁ、元気すぎ…。
「みぃ、マッサージしてあげる。」
「うん。ありがとう。」
お風呂から上がりベッドにうつ伏せになり、ほくにマッサージをしてもらう。
「どう?」
「気持ちいい。」
「よかった。」
「はぁー、明日腰痛くなったらほくのせいだ。」
「申し訳ないです…。」
「んっ、」
「ねぇ、エロい声ださないで。」
「出してないもん。」
「はぁ、俺本当は1日5回くらいしたいのに、我慢してるんだからね?一回もしない日もあるし…。」
「バカなの?」
「みぃがエロいのが悪い。」
「みぃのせいにしないでよ。」
「ん、終わり。」
「ありがとう。」
マッサージが終わると、ほくにぎゅーされる。
「みぃ学校頑張ったね。」
「うん。」
「偉い偉い。」
「うん。」
おでこにキスされる。
「ん、そろそろ寝よっか。」
「うん。」
「おやすみ。」
「おやすみ。」
「んー。」
「おはよ。」
「ん、」
「学校だよ。」
「やだ。」
あっという間に月曜日になった。土日は勉強ばかりして、昨日の夜ほくと焼肉を食べた。
「もうちょっと寝る。」
「ご飯食べれなくなるよ。」
「みぃが寝てる間に取ってきて。ここで食べる。」
「あと5分だけね。」
「んー、」
このまま寝過ごして学校休むことにならないかな。美咲ちゃんのこともあって学校に行きたくない。
「みぃ、起きて。」
「やだ。」
「学校行きたくない?」
「行かない。」
「とりあえずご飯食べよっか。」
結局ほくに起こされてしまった。
「ほく、ぎゅー。」
「ん、おいで。」
ベッドでほくの上に乗ってぎゅーしてもらう。
「実紅さんがおにぎりにしてくれたよ。」
「うん。」
「食べる?」
「ほく食べさせて。」
「はいはい。」
ほくの上に乗ったまま、おにぎりを食べさせてもらう。
「おいしい?」
「うん。」
「みぃ、学校いける?」
「行かない。」
「行こうよ。」
「ほくだけ行って。」
「それは無理。」
「じゃあほくも休む。」
「本当は行くつもりでしょ?」
「…。」
バレてる。本当は行かないとって分かってるけど行きたくなくてほくを困らせてる。
「みぃ嫌われちゃった。いじわるされる。」
「みぃのこと好きな人は他にいっぱいいるから。」
「いない。」
「俺がいるでしょ。寛太も結衣もみぃのこと好きだよ。」
「でも、美咲ちゃん達がみんなにみぃは意地悪だって言ったらどうしよう。もっと嫌われる。」
「俺らがみぃのこと好きだから大丈夫だよ。」
「嫌われたくない。やだ。もう学校休む。行かない。学校やめる。」
「みぃ、落ち着いて。大丈夫だから。俺が絶対守る。」
「この前守ってくれなかった。トイレで3人に囲まれて嫌なこと言われたんだよ?」
「ごめんね。怖かったね。ごめん。無責任なこと言って。」
ほくは何も悪くないのに。止められない。
「もう学校行かない。辞める。」
「辞めないでしょ。」
「辞めるもん。」
「…みぃ。」
「なに。」
「もう美咲さんに付き合ってること言おうよ。」
「えっ。」
「みぃが何かされても俺が堂々と守れる。」
「…。」
「俺から美咲さんに言っていい?みぃ話したくないでしょ?」
「…うん。」
「じゃあ言おっか。」
「うん…。」
「大丈夫だよ。もうみぃが怖い思いしないようにする。みぃが嫌われても俺はずっと好きだからね。」
「うん。ほくありがとう。」
「好きだよ。」
「うん。ほく、八つ当たりしてごめんなさい。」
「俺だけにするならいいよ。笑」
「ほくにだけ八つ当たりする。」
「よろしい。笑」
「今日はほくの言うことなんでも聞く。」
「本当?笑」
「うん。理不尽に八つ当たりしちゃったし。」
「じゃあ、今日は勉強いっぱいしよっか。」
「やだ。」
「おい、言うこと聞くんだろ?」
「勉強なんて言うと思わなかったもん。」
「勉強してえっちしよっか。」
「する!」
「わっ、元気。笑」
「勉強はやんなくていいんだけど。」
「勉強したら、えっちがもっと気持ち良くなるよ。」
「意味わかんない。」
「帰ったらえっちしようね。」
「うん。」
ほくにおでこにキスされる。
「やばい!みぃ、時間やばい!早く着替えて!」
「はぁーい。」
「マジでやばいから。急いで。」
「はぁーい。」
制服に着替えて家を出る。
「あっ、美蘭、こっち向いて。」
「わっ、」
ほくに香水を付けられる。
「学校がんばろーね。」
「うん。がんばる。」
ほくの香水の匂い。ほくが近くにいるみたいですごく安心できる。
「美蘭ちゃんおはよう!」
「あ、亮太くんおはよう。」
「なんか、美蘭ちゃんいい匂いする。」
「香水かな?」
「香水か!なんか、ちょっとメンズっぽい感じだね。」
「うん。ほくの香水なの。」
「…あ、そうなんだ。いい匂いだね!」
「ありがとう!」
亮太くんと話していると先生が教室に入ってくる。
「はい、授業終わります。」
『ありがとうございました。』
4限が終わり、昼休みになった。
「みぃ、俺話してくるから結衣と先に屋上行ってて。」
「分かった。」
「うん。結衣と一緒にいてね。」
「うん。」
ほくが頭を撫でてくれる。
「美蘭、ご飯食べよー!」
「うん。」
結衣と寛太と一緒に屋上へ行く。
「え!美咲ちゃんに付き合ってること言っちゃうの?」
「うん。」
「そっかぁ。まぁ、今のままだと色々嫌なことされそうだもんね。」
「うん…。本当は今日も学校くるの怖くて。ほくに八つ当たりしちゃった。」
「そっかそっか。頑張って来たね。北斗にいっぱい甘えて。北斗は何しても大丈夫だから!笑 私にも何かあったらすぐ言ってね。」
「うん。結衣ありがとう。」
結衣の優しさに泣きそうになる。
…
北斗side
「美咲さん、ちょっといい?」
「え!北斗くん??うん!!」
美咲さんと教室を出て人気の少ないところへ行く。
「北斗くん、どうしたの?」
「単刀直入に言うけど、俺、美蘭と付き合ってるから美蘭に色々言ったり、美蘭が嫌がることしないでもらえる?」
「えっ…。美蘭ちゃんと付き合ってるの?」
「はい。なので、美蘭が嫌がることしないでください。」
「そんなことしてないよ。」
「じゃあ、これからもしないでください。」
「…。」
美蘭になんともないといいけど。
美咲さんと話し終わり、屋上へ向かう。
…
「あ!北斗お帰りー。」
「ただいま。」
「ほく、どうだった?」
「一応、付き合ってることは言ってきたけど、どうなるか分かんない。」
「そっか…。」
「大丈夫だよ。俺が美蘭を守る!!」
「もう。笑」
「漫画の主人公みたいな言い方すんなよ。笑」
「結衣、トイレだけ美蘭と一緒に行って。」
「うん。」
「あ、更衣室もだ。」
「はいはい。」
「あ、やっぱ美蘭ちゃん俺と着替える?」
「着替えない。」
「えぇ。いつも一緒に着替えてるじゃん。」
「ねぇ。言わなくていいから。」
「もうお前らが仲良くて良かったよ。笑」
4人で話してると、なんか大丈夫な気がしてきた。
「もう、予鈴なっちゃったね。」
「教室戻ろっか。」
「うん。」
「美蘭!大丈夫だよ!私たちついてるから。」
「ありがとう。」
いつもは少し早めに教室に戻るけど、気を遣ってギリギリまで屋上にいてくれた。
「美蘭、大丈夫だよ。」
「うん。」
ほくが頭を撫でてくれる。
屋上から帰るとザワザワしていた教室が一瞬で静かになった。
美咲ちゃんがみんなに言ったんだろう。
自分の席に静かに着く。
「美蘭ちゃん、北斗くんと付き合ってるの?」
亮太くんに聞かれる。
クラスの視線が私に集まる。
「…うん。付き合ってるよ。」
「キャー!」
「やっぱあの2人そうなんだ!!」
「めちゃくちゃお似合い!!」
「美男美女カップルすぎでしょ。」
みんなの反応は思っていたのと全然違った。
「え!美蘭ちゃん北斗くん付き合ってるんだ!!すごくお似合いだよ!」
理沙ちゃんがそう言ってくれた。すごく嬉しい。
「理沙ちゃん、ありがとう。ずっと言えなくてごめんね。」
「全然大丈夫だよ!本当にお似合い!!」
理沙ちゃんがいい雰囲気に持っていってくれた気がする。よかった。
「はい、終わります。」
『ありがとうございました。』
6限が終わった。やっと帰れる。今日はすごく疲れた。
「美蘭、帰ろ。」
「うん。」
すごく注目されてる気がする。
「美蘭ちゃん、ばいばい!」
「理沙ちゃん、また明日ね!」
早めに教室を出てほくと帰る。
「美蘭、大丈夫?」
「うん。なんとか。笑」
「なんかあったら言って。」
「分かった。言えてよかったかも。」
「本当?」
「うん。理沙ちゃんとか仲良い子に言えて良かった。隠し事してるの罪悪感があったから。」
「よかった。」
「ほくと付き合ってること言えて嬉しい。ほくはみぃのもの。」
「可愛い。笑」
「ほく、美咲ちゃんに言ってくれてありがとう。」
「うん。みぃ、」
「なぁに?」
「手繋ぐ?」
「え!繋ぎたい。」
「もう隠さなくていいしね。」
「嬉しい。」
ほくと手を繋いで家に帰る。
「おかえりー!」
『ただいま』
「2人とももうすぐテストあるの?」
「そうなの。来週ある…。」
「頑張ってねー!ご飯北斗の部屋で食べる?」
「そうしようかなー!」
「じゃあ、後で取りに来てね。」
「麻美ちゃんありがとう!」
今日からほくの家にお泊まり。テスト勉強頑張らないと。
「みぃ、勉強しよ。」
「うん。」
ほくの部屋で2時間くらい勉強をした。
「美蘭、北斗、ご飯取りきてーー!」
「はーい!」
一階から麻美ちゃんに呼ばれる。
「俺行ってくるよ。」
「ありがとう。」
ほくがご飯をとりにいってくれる。
「みぃ、お待たせ。」
「ありがとうー!」
ほくと一緒にご飯を食べ始める。今日はパスタ。おいしそう。
「待って、明日水泳じゃん。」
「あ、そうだ。忘れてた!」
「明日休む?」
「休まない。」
「体育だけ休む?」
「休まない。」
「えぇ。俺嫉妬する。」
「みぃも嫉妬するもん。」
「じゃあ一緒に休もう!」
「無理。この前も休んだし。」
「確かに…。」
水泳は嫌だけど、ちゃんと授業は受けなきゃ。
「そろそろ勉強しよっか。」
「うん。」
ご飯を食べ終わり、勉強を再開する。
「はぁー!!終わったー!!」
「頑張ったね。」
「うん!!みぃ頑張った。」
「美蘭ちゃんおいで。」
「うん!」
ベッドに座っているほくの上に乗る。
「んっ、」
「可愛い」
「ほくっ、んっ」
「んー?」
「す、きっ」
「なにそれ。えろ。」
ほくに深いキスされる。いつもより激しい?
「みぃ、そろそろ挿れるよ。」
「んっ、」
「痛くない?」
「痛くない」
「よかった。動くよ。」
「んっ、」
やっぱりいつもより激しい。
「ほく、」
「んー?」
「はげしっ、んっ、はぁっ」
「かわい。んっ、好きだよ。」
「はぁっ、んっ、みぃっ、もっ」
「みぃ、かわいい」
「ほく、いきそう、んっ」
「んっ、俺も。」
「んぁっ、あっ」
「んっ、あっ、」
「はぁっ、」
「はぁーっ、…やばい俺、可愛いしか言ってない。」
「ほくかっこいい。」
「ありがとう。笑」
ほくにぎゅーしてもらう。ずっと心臓がドキドキしてる。
「んっ、」
「もう、可愛すぎる。」
「ほく、休憩させてっ、」
「むり。」
「んっ、」
ほくに深いキスをされる。
「まって、ほく、」
「むーり、」
「はぁっ、んっ、」
「ねぇ、みぃ、」
「んっ、なに」
「もう一回シていい?」
「えぇ。」
「お願い。シたい。」
「…うん。いいよ。」
「ほんと!やった!」
「もう。笑 そんなに激しくしないでね。」
「がんばる!」
1日に2回するのは初めて。明日大丈夫かな。
「ねぇっ、ほく!!!」
「なぁに。はい、水。」
「ありがとう。って、激しくしすぎ!」
2回戦目が終わった。激しくしないでって言ったのに。
「ごめん。笑」
「明日絶対腰痛くなる。」
「ごめん。嫉妬した。」
「え、何に?」
「水泳の授業。みぃのことエロい目で見る奴らいっぱいいるから。嫌すぎて。」
「もう…。みぃは、ほくのものだから自信持って。」
「…もう一回ヤっていい?」
「無理!!」
殺す気…?
「はぁー、本当に可愛い。俺こんな子と付き合えてるの…?」
「はいはい。もうお風呂いこ。」
少し休憩してお風呂に入る。
「はぁー、気持ちよかったー。」
「えっち?」
「お風呂!!」
「あ、そっち?えっちも気持ちかったよね?」
「…うん。」
「もう一回する?」
「しないから。」
はぁ、元気すぎ…。
「みぃ、マッサージしてあげる。」
「うん。ありがとう。」
お風呂から上がりベッドにうつ伏せになり、ほくにマッサージをしてもらう。
「どう?」
「気持ちいい。」
「よかった。」
「はぁー、明日腰痛くなったらほくのせいだ。」
「申し訳ないです…。」
「んっ、」
「ねぇ、エロい声ださないで。」
「出してないもん。」
「はぁ、俺本当は1日5回くらいしたいのに、我慢してるんだからね?一回もしない日もあるし…。」
「バカなの?」
「みぃがエロいのが悪い。」
「みぃのせいにしないでよ。」
「ん、終わり。」
「ありがとう。」
マッサージが終わると、ほくにぎゅーされる。
「みぃ学校頑張ったね。」
「うん。」
「偉い偉い。」
「うん。」
おでこにキスされる。
「ん、そろそろ寝よっか。」
「うん。」
「おやすみ。」
「おやすみ。」
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「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

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