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一章
40. 甘えん坊さんな北斗くん
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「みぃー、起きてー。」
「はぁーい。」
「身体痛くない?」
「痛くないよ。」
「よかった。朝ごはん食べよっか。」
「うん!」
今日は金曜日。今日頑張れば休みだ。
「いってきまーす!」
「いってらっしゃいー!」
支度を済ませて、学校に向かう。
「みぃ、可愛い。」
「えぇ。どうしたの急に。」
「なんとなく。」
「なにそれ。笑」
「可愛すぎてどうしよう…。まじで他の奴に取られたくない。」
「はいはい。笑」
突然そんなこと言われてびっくりした。
「美蘭、おはよー!」
「おはよー!」
学校に着き、結衣に会う。
「今日勉強会だねー!」
「うん!頑張ろー!」
「美蘭ちゃん達勉強会するの?」
「そう!よかったら、理沙ちゃんも来る?私たちがいっぱい教えてもらうことになるかもしれないけど…。笑」
「え!いいの?」
「うん!みんなでやった方が楽しいよ!」
「うん!ぜひぜひ教えてもらいたい。笑」
「私でよければ!」
「ありがとうー!」
「あ、美香も誘ってもいい?」
「うん!いいよー!」
理沙ちゃんと美香ちゃんも一緒に勉強会をすることになった。
「美蘭屋上行こー!」
「うん!」
お昼になり、屋上でご飯を食べる。
「お腹すいたーーー。」
「空いたね。」
「あ、そういえば勉強会、亮太と駿も誘ったけど大丈夫?」
「そうなの?私は全然いいよー!」
「美蘭も!」
「俺も。」
「良かった。」
「それより、どこでやる?」
「8人いるよね。笑」
「え!そうなの?」
「うん、理沙ちゃんと美香ちゃんも誘った。」
「そうなんだ。笑」
「大人数だから、やっぱ誰かの家?」
「そうだよね。」
「じゃあ、いつも通り北斗の家?」
「なんでだよ。」
「いいだろー。北斗ー!お前の部屋広いんだから。」
「別にいいけどさ。」
「じゃー決まりな!」
ほくの部屋で勉強会をすることになった。
「今日は職員会議で部活ないから気をつけて帰れよー。」
『はーい。』
長すぎる学校がやっと終わった。勉強会頑張ろう。
『お邪魔しまーす!』
「いらっしゃーい!ゆっくりしていってね!」
『ありがとうございます!』
「美蘭と北斗後で下来てねー!飲み物とか持って行って!」
『はーい』
ほくの家にみんなで行った。みんなで勉強するの数学の追試以来だなぁ。
「北斗の家少し久しぶりだな。」
「そうだね。やっぱり、広い!」
「羨ましいぜ、北斗!」
「寛太はよく来てるだろ。」
「てか、何このクマのぬいぐるみ。」
「あ。」
「それ、美蘭の。笑」
「え、そうなの?」
「うん。美蘭の部屋にぬいぐるみ大量にいすぎて、これからはほくの部屋に置くことにしたの。」
「北斗似合わねー。笑」
「俺のじゃないから。」
クマのぬいぐるみ隠すの忘れてた。笑
「あのー、北斗、」
「亮太、どうした?」
「俺、さっきから見てはいけないものを見てる気がする。」
「えっ、何?」
亮太くんの視線の先にあるものを見てみると…
「あ、」
ゴムの箱ががベッドのヘッドボードの上に…。
「北斗やらしー!」
「寛太うるせぇ。」
「あれ、やっぱそうだよね?笑」
「あ、うん。隠すの忘れてたわ。ごめん。」
「お、俺はいいけど。」
「北斗ちゃん、昨日まさか…。」
「いいから。早く勉強しよう。」
自分の顔が少し熱くなっている気がする。バレないように平静を装う。
「え、北斗くんって彼女いるの?」
「いない。」
「え。じゃあ、あれは…」
「まぁ、彼女じゃない人とかな。」
「そうなんだ…。」
なんか、ほくのイメージが悪い方へ向かっている気がする。申し訳ないな…。
「それって美蘭ちゃん?」
「えっ。」
自分の名前が呼ばれ、ビクッとした。
「あー。違うよ。他の人。」
「そうなんだ。」
ほくが冷静に対応してくれた。
「美蘭ー!北斗ー!来てー!」
麻美ちゃんに呼ばれ、一階へ行く。助かった…。
「はぁー。もうほく隠しとしてよ…。」
「忘れてたわ…。」
「どうしたの?」
「コンドーム隠し忘れた。」
「ちょっと、ほく!」
「あら。笑 まぁちゃんと避妊してるならいいわよ。笑」
「もう…、ほく…。」
「俺、めっちゃ遊んでる人みたいに思われたわ。」
「絶対そうだよ。」
「俺、みぃちゃんだけだよ!」
「はいはい。」
ほくが後ろからハグしてくる。
「私買い物行ってくるから、みんなにジュースとお菓子出してねー!」
「はーい。麻美ちゃんありがとう!」
麻美ちゃんが買い物に行って、一階でほくと2人きりに。
「みぃ、可愛い。」
「ありがとう。」
ほくにキスされる。
「もう、勉強会終わりにしようよ。みぃとイチャイチャしたい。」
「だめ。みぃ数学の勉強しなきゃだもん。」
「えぇ。俺と2人でしようよ。」
「だめ。」
「えー。」
「ほくと2人だと集中できないもん。」
「美蘭ちゃん、エロいこと考えちゃう?」
「違うもん。」
「違うの~?」
「違うの!」
「かわいー。」
「んっ、ほく、」
またほくにキスされる。
「ヤりたくなってきた?」
「…なってないもん。」
「顔赤いよ。」
「…赤くないもん。」
「エッチしたくなっちゃったね?」
「なってないよ。ばか。」
ほくがからかってくる…。
…
北斗の部屋、結衣side
「北斗って童貞じゃなかったんだ…。」
「あいつ中1に卒業してるぜ。」
「そうなの!?」
「は!!?」
「早くない!?」
「え!!」
「早すぎるよな…。羨ましいぜイケメン…。」
「まぁ、まじでカッコいいもんな…。」
「それにしても早いね。笑」
北斗、凄いものを隠し忘れてたね…。笑
美蘭と付き合ってることバレなきゃいいけど。
「美蘭ちゃんとじゃないんだ。」
「違うな。」
「でも、2人一緒に住んでるんだろ?美蘭ちゃんどう思ってるんだろ。」
「あ、ま、まぁ、別の部屋で寝たりしてるから気づかないんじゃね?美蘭純粋だし。」
「わ、私もそうだと思う。別の部屋にいるんだよ。美蘭は。」
「まぁ、そうか。じゃあ、美蘭ちゃんもコンドームあってビビっただろうな。」
「絶対びっくりしてたね。」
美蘭のことを聞かれて少し動揺した。うまく誤魔化せたかな?
「ねぇ…」
「美香どうした??」
「2人一緒に住んでるってどういうこと?」
「え!?美香知らなかったっけ!?」
「あ、そっか!前、勉強会いなかったもんね。」
「あいつら一緒に住んでるんだよ。」
「え、そうなの?」
「うん。これ絶対誰にもいうなよ。北斗に殺されるから。」
「わ、わかった。」
美香ちゃんそういえば、知らなかった。やっぱりすごくびっくりしてる。
…
「ほく、そろそろ戻ろ?」
「うん。分かった。」
すごく嫌そうな顔してる。笑
ほくの頭を撫でると少し顔色が明るくなり、私の後ろを着いてくる。
「お待たせ。ほくのママからジュースとお菓子!」
「ありがとう!」
「やったー!」
部屋に戻るとみんなおしゃべりしていた。勉強はしてなかったみたい。笑
「俺もう勉強したくねぇ。」
「俺も。」
「まだ、全然勉強してないだろ。」
「北斗はいいよな。勉強できて。それにモテるし、運動もできるし。」
「寛太、それ今関係ある?」
「北斗ずるいぞ。俺も童貞卒業したい。」
「亮太も、それ今関係ないから。」
「ヤるのってどんな感じなの?」
「ねー、亮太くんやだー!うちら女の子なんだけどー!」
「えー!気になるじゃん!もう、勉強やめて恋バナしようぜ!」
「賛成!俺も気になる!!」
みんな、勉強どころではなくなってる…。笑
「やっぱ気持ちいの?」
「さあな。」
「教えろよ!北斗!」
「まぁ、気持ちいよ。」
「うぉーー!!」
「やば!!ずるいぞ、イケメン!!」
「うるさ。」
「てか、北斗経験人数何人なの?」
駿くんがほくに聞く。私も知らない…。気になってたけど、怖くて聞けなかった質問。
「覚えてないわ。」
「覚えてないほど多いってこと?」
「いや、いちいち数えてない。」
「うわぁー。そんなこと言ってみてぇー。」
「中1からだったら結構な人数行ってそうだな…。」
「確かに。」
「初めてどんな感じだった??誰と?」
「もう、まじで勉強しよ。しないなら家から出て行ってもらうよ。」
初めて…。あの先輩だ…。やだなこの話。
「皆んな勉強しようぜ。」
「…するか。」
寛太の一言でみんな勉強に戻った。よかった。
「よし、じゃあそろそろ帰るかー!」
「頑張ったー!!」
「北斗ありがとな、お邪魔しました。」
「ありがとうー!」
みんな、意外と集中して勉強できた。
「北斗、美蘭、じゃーなー!」
「ばいばいー!気をつけてね!」
「美蘭ちゃん、北斗くんばいばいー!」
「ばいばーい!!」
途中少しモヤモヤしたけど、みんなで楽しく勉強できて良かった。
「疲れた…。」
「みぃ、頑張ったね。」
「うん。」
ほくの部屋に戻り、ベッドの上でゴロゴロする。
「ほく…、」
「どうした?」
気になってたあの質問をする。
「ほく、何人の女の子とエッチしたの?」
「…言わないとダメ?」
「無理にとは言わないけど…。気になる。」
「みぃ、聞きたくないでしょ、そんなこと。」
「そうだけど…、知らないのも嫌だもん。」
「いいの?言って」
「…うん。」
「10人くらいかな。」
「え…。」
「ごめん。」
10人…。10人もほくとエッチしたんだ…。
「やだ。」
「ごめん。」
「やだ!!やだ!!」
「ごめん。」
自然と涙が溢れてくる。この気持ちなんだろう。嫉妬?悔しさ?
「みぃ、ごめん。」
「…やだ。」
「本当にごめん。」
ほくは悪くないのに、感情がうまくコントロールできなくてほくに当たってしまう。
「…みぃが1番がよかった。みぃだけがよかった。みぃはほくだけなのに。」
「好きじゃない人とヤるなんて本当に馬鹿だったと思ってる。ごめん。」
付き合う前の経験なんて私が色々言える訳ないのに…。ほくにいっぱい謝らせてしまっている。
「みぃ、大好きだよ。もうみぃとしかしない。約束する。」
「うん…。」
「ごめん。」
「他の人とエッチするのどうだった…?」
「全然気持ち良くない。イくはイくけど、まじでみぃと全然違う。俺、みぃとしてこんなに気持ちいいんだって知った。」
「そうなの?」
「うん。もう、みぃでしかイけない。美蘭ちゃんずっと俺をイかせてね!」
「もう。笑」
なんか、経験人数とかどうでも良くなってきてしまった。笑 前にもこんなことあったなぁ。
「ほく、エッチしたい」
「俺もしたくなってきた。しよっか。」
「うん!」
2日連続しちゃってる。笑
「みぃ、痛くなかった?」
「うん。」
「かわいかった。あー、まじで気持ち良すぎた。」
「よかった。みぃも。」
「俺、水泳始まったらみぃ見ないようにしないと。」
「どうして?」
「興奮しちゃうもん…。」
「そうなの?笑」
恥ずかしそうにハグしてくるほくが可愛い。まだ服を着てないからほくの心臓の音が自分の身体に伝わってくる。
「ほく、心臓早いね。笑」
「まじ?今も興奮してるからかな。」
「そうなの?」
「うん。もう一回えっちしたい。」
「それはだめ。笑」
「えぇ。だめ?」
上目遣いしてくる。でも、もう麻美ちゃん買い物から帰ってきそうだし。
「だめ。我慢できる?」
「うんー。頑張る。」
「ほくいい子だねー!」
「馬鹿にしてるだろ。」
「してないよ!笑」
甘えてるほく可愛すぎる。
「ほく、服着よ。」
「みぃが着せて。」
「えぇ。自分で着てよー。」
「やだー。じゃないと我慢できないー。」
「しょうがないなぁ。」
自分の服を着た後、ほくに服を着せる。
「美蘭ちゃん、ありがとぉ。笑」
満足げに笑っている。
「みぃ、ぎゅーしよ。」
「うん、いいよ。」
ほくがぎゅーをしてくる。私の胸に顔を埋めている。変態さん。笑
「ほくー、片付けしようよ。」
「まだぎゅーする。」
コップやお菓子のゴミが机の上にあるけど、まだ片付けは出来なさそう。
「分かった分かった。」
「みぃ、いい匂い。」
「そう?よかった。」
首元の香水の匂いを嗅がれる。
「ほく、くすぐったい。」
「んー。」
首にキスされる。こんなに甘えてくるほく珍しい。
「ほく、今日どうしたの?」
「何が?」
「すごい甘えん坊さんだね。」
「そう?」
「うん。なんかあった?」
「特にないよ。甘えたくなった。」
「そっか。おいで、北斗くん!笑」
「また馬鹿にする…。」
「してないよ!笑」
その後もずっとほくに甘えられた。たまにはこんなほくもいいね。
「ほく、可愛い。大好きだよ。」
「俺も。だいすき」
「おやすみ。」
「おやすみ。」
「はぁーい。」
「身体痛くない?」
「痛くないよ。」
「よかった。朝ごはん食べよっか。」
「うん!」
今日は金曜日。今日頑張れば休みだ。
「いってきまーす!」
「いってらっしゃいー!」
支度を済ませて、学校に向かう。
「みぃ、可愛い。」
「えぇ。どうしたの急に。」
「なんとなく。」
「なにそれ。笑」
「可愛すぎてどうしよう…。まじで他の奴に取られたくない。」
「はいはい。笑」
突然そんなこと言われてびっくりした。
「美蘭、おはよー!」
「おはよー!」
学校に着き、結衣に会う。
「今日勉強会だねー!」
「うん!頑張ろー!」
「美蘭ちゃん達勉強会するの?」
「そう!よかったら、理沙ちゃんも来る?私たちがいっぱい教えてもらうことになるかもしれないけど…。笑」
「え!いいの?」
「うん!みんなでやった方が楽しいよ!」
「うん!ぜひぜひ教えてもらいたい。笑」
「私でよければ!」
「ありがとうー!」
「あ、美香も誘ってもいい?」
「うん!いいよー!」
理沙ちゃんと美香ちゃんも一緒に勉強会をすることになった。
「美蘭屋上行こー!」
「うん!」
お昼になり、屋上でご飯を食べる。
「お腹すいたーーー。」
「空いたね。」
「あ、そういえば勉強会、亮太と駿も誘ったけど大丈夫?」
「そうなの?私は全然いいよー!」
「美蘭も!」
「俺も。」
「良かった。」
「それより、どこでやる?」
「8人いるよね。笑」
「え!そうなの?」
「うん、理沙ちゃんと美香ちゃんも誘った。」
「そうなんだ。笑」
「大人数だから、やっぱ誰かの家?」
「そうだよね。」
「じゃあ、いつも通り北斗の家?」
「なんでだよ。」
「いいだろー。北斗ー!お前の部屋広いんだから。」
「別にいいけどさ。」
「じゃー決まりな!」
ほくの部屋で勉強会をすることになった。
「今日は職員会議で部活ないから気をつけて帰れよー。」
『はーい。』
長すぎる学校がやっと終わった。勉強会頑張ろう。
『お邪魔しまーす!』
「いらっしゃーい!ゆっくりしていってね!」
『ありがとうございます!』
「美蘭と北斗後で下来てねー!飲み物とか持って行って!」
『はーい』
ほくの家にみんなで行った。みんなで勉強するの数学の追試以来だなぁ。
「北斗の家少し久しぶりだな。」
「そうだね。やっぱり、広い!」
「羨ましいぜ、北斗!」
「寛太はよく来てるだろ。」
「てか、何このクマのぬいぐるみ。」
「あ。」
「それ、美蘭の。笑」
「え、そうなの?」
「うん。美蘭の部屋にぬいぐるみ大量にいすぎて、これからはほくの部屋に置くことにしたの。」
「北斗似合わねー。笑」
「俺のじゃないから。」
クマのぬいぐるみ隠すの忘れてた。笑
「あのー、北斗、」
「亮太、どうした?」
「俺、さっきから見てはいけないものを見てる気がする。」
「えっ、何?」
亮太くんの視線の先にあるものを見てみると…
「あ、」
ゴムの箱ががベッドのヘッドボードの上に…。
「北斗やらしー!」
「寛太うるせぇ。」
「あれ、やっぱそうだよね?笑」
「あ、うん。隠すの忘れてたわ。ごめん。」
「お、俺はいいけど。」
「北斗ちゃん、昨日まさか…。」
「いいから。早く勉強しよう。」
自分の顔が少し熱くなっている気がする。バレないように平静を装う。
「え、北斗くんって彼女いるの?」
「いない。」
「え。じゃあ、あれは…」
「まぁ、彼女じゃない人とかな。」
「そうなんだ…。」
なんか、ほくのイメージが悪い方へ向かっている気がする。申し訳ないな…。
「それって美蘭ちゃん?」
「えっ。」
自分の名前が呼ばれ、ビクッとした。
「あー。違うよ。他の人。」
「そうなんだ。」
ほくが冷静に対応してくれた。
「美蘭ー!北斗ー!来てー!」
麻美ちゃんに呼ばれ、一階へ行く。助かった…。
「はぁー。もうほく隠しとしてよ…。」
「忘れてたわ…。」
「どうしたの?」
「コンドーム隠し忘れた。」
「ちょっと、ほく!」
「あら。笑 まぁちゃんと避妊してるならいいわよ。笑」
「もう…、ほく…。」
「俺、めっちゃ遊んでる人みたいに思われたわ。」
「絶対そうだよ。」
「俺、みぃちゃんだけだよ!」
「はいはい。」
ほくが後ろからハグしてくる。
「私買い物行ってくるから、みんなにジュースとお菓子出してねー!」
「はーい。麻美ちゃんありがとう!」
麻美ちゃんが買い物に行って、一階でほくと2人きりに。
「みぃ、可愛い。」
「ありがとう。」
ほくにキスされる。
「もう、勉強会終わりにしようよ。みぃとイチャイチャしたい。」
「だめ。みぃ数学の勉強しなきゃだもん。」
「えぇ。俺と2人でしようよ。」
「だめ。」
「えー。」
「ほくと2人だと集中できないもん。」
「美蘭ちゃん、エロいこと考えちゃう?」
「違うもん。」
「違うの~?」
「違うの!」
「かわいー。」
「んっ、ほく、」
またほくにキスされる。
「ヤりたくなってきた?」
「…なってないもん。」
「顔赤いよ。」
「…赤くないもん。」
「エッチしたくなっちゃったね?」
「なってないよ。ばか。」
ほくがからかってくる…。
…
北斗の部屋、結衣side
「北斗って童貞じゃなかったんだ…。」
「あいつ中1に卒業してるぜ。」
「そうなの!?」
「は!!?」
「早くない!?」
「え!!」
「早すぎるよな…。羨ましいぜイケメン…。」
「まぁ、まじでカッコいいもんな…。」
「それにしても早いね。笑」
北斗、凄いものを隠し忘れてたね…。笑
美蘭と付き合ってることバレなきゃいいけど。
「美蘭ちゃんとじゃないんだ。」
「違うな。」
「でも、2人一緒に住んでるんだろ?美蘭ちゃんどう思ってるんだろ。」
「あ、ま、まぁ、別の部屋で寝たりしてるから気づかないんじゃね?美蘭純粋だし。」
「わ、私もそうだと思う。別の部屋にいるんだよ。美蘭は。」
「まぁ、そうか。じゃあ、美蘭ちゃんもコンドームあってビビっただろうな。」
「絶対びっくりしてたね。」
美蘭のことを聞かれて少し動揺した。うまく誤魔化せたかな?
「ねぇ…」
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「2人一緒に住んでるってどういうこと?」
「え!?美香知らなかったっけ!?」
「あ、そっか!前、勉強会いなかったもんね。」
「あいつら一緒に住んでるんだよ。」
「え、そうなの?」
「うん。これ絶対誰にもいうなよ。北斗に殺されるから。」
「わ、わかった。」
美香ちゃんそういえば、知らなかった。やっぱりすごくびっくりしてる。
…
「ほく、そろそろ戻ろ?」
「うん。分かった。」
すごく嫌そうな顔してる。笑
ほくの頭を撫でると少し顔色が明るくなり、私の後ろを着いてくる。
「お待たせ。ほくのママからジュースとお菓子!」
「ありがとう!」
「やったー!」
部屋に戻るとみんなおしゃべりしていた。勉強はしてなかったみたい。笑
「俺もう勉強したくねぇ。」
「俺も。」
「まだ、全然勉強してないだろ。」
「北斗はいいよな。勉強できて。それにモテるし、運動もできるし。」
「寛太、それ今関係ある?」
「北斗ずるいぞ。俺も童貞卒業したい。」
「亮太も、それ今関係ないから。」
「ヤるのってどんな感じなの?」
「ねー、亮太くんやだー!うちら女の子なんだけどー!」
「えー!気になるじゃん!もう、勉強やめて恋バナしようぜ!」
「賛成!俺も気になる!!」
みんな、勉強どころではなくなってる…。笑
「やっぱ気持ちいの?」
「さあな。」
「教えろよ!北斗!」
「まぁ、気持ちいよ。」
「うぉーー!!」
「やば!!ずるいぞ、イケメン!!」
「うるさ。」
「てか、北斗経験人数何人なの?」
駿くんがほくに聞く。私も知らない…。気になってたけど、怖くて聞けなかった質問。
「覚えてないわ。」
「覚えてないほど多いってこと?」
「いや、いちいち数えてない。」
「うわぁー。そんなこと言ってみてぇー。」
「中1からだったら結構な人数行ってそうだな…。」
「確かに。」
「初めてどんな感じだった??誰と?」
「もう、まじで勉強しよ。しないなら家から出て行ってもらうよ。」
初めて…。あの先輩だ…。やだなこの話。
「皆んな勉強しようぜ。」
「…するか。」
寛太の一言でみんな勉強に戻った。よかった。
「よし、じゃあそろそろ帰るかー!」
「頑張ったー!!」
「北斗ありがとな、お邪魔しました。」
「ありがとうー!」
みんな、意外と集中して勉強できた。
「北斗、美蘭、じゃーなー!」
「ばいばいー!気をつけてね!」
「美蘭ちゃん、北斗くんばいばいー!」
「ばいばーい!!」
途中少しモヤモヤしたけど、みんなで楽しく勉強できて良かった。
「疲れた…。」
「みぃ、頑張ったね。」
「うん。」
ほくの部屋に戻り、ベッドの上でゴロゴロする。
「ほく…、」
「どうした?」
気になってたあの質問をする。
「ほく、何人の女の子とエッチしたの?」
「…言わないとダメ?」
「無理にとは言わないけど…。気になる。」
「みぃ、聞きたくないでしょ、そんなこと。」
「そうだけど…、知らないのも嫌だもん。」
「いいの?言って」
「…うん。」
「10人くらいかな。」
「え…。」
「ごめん。」
10人…。10人もほくとエッチしたんだ…。
「やだ。」
「ごめん。」
「やだ!!やだ!!」
「ごめん。」
自然と涙が溢れてくる。この気持ちなんだろう。嫉妬?悔しさ?
「みぃ、ごめん。」
「…やだ。」
「本当にごめん。」
ほくは悪くないのに、感情がうまくコントロールできなくてほくに当たってしまう。
「…みぃが1番がよかった。みぃだけがよかった。みぃはほくだけなのに。」
「好きじゃない人とヤるなんて本当に馬鹿だったと思ってる。ごめん。」
付き合う前の経験なんて私が色々言える訳ないのに…。ほくにいっぱい謝らせてしまっている。
「みぃ、大好きだよ。もうみぃとしかしない。約束する。」
「うん…。」
「ごめん。」
「他の人とエッチするのどうだった…?」
「全然気持ち良くない。イくはイくけど、まじでみぃと全然違う。俺、みぃとしてこんなに気持ちいいんだって知った。」
「そうなの?」
「うん。もう、みぃでしかイけない。美蘭ちゃんずっと俺をイかせてね!」
「もう。笑」
なんか、経験人数とかどうでも良くなってきてしまった。笑 前にもこんなことあったなぁ。
「ほく、エッチしたい」
「俺もしたくなってきた。しよっか。」
「うん!」
2日連続しちゃってる。笑
「みぃ、痛くなかった?」
「うん。」
「かわいかった。あー、まじで気持ち良すぎた。」
「よかった。みぃも。」
「俺、水泳始まったらみぃ見ないようにしないと。」
「どうして?」
「興奮しちゃうもん…。」
「そうなの?笑」
恥ずかしそうにハグしてくるほくが可愛い。まだ服を着てないからほくの心臓の音が自分の身体に伝わってくる。
「ほく、心臓早いね。笑」
「まじ?今も興奮してるからかな。」
「そうなの?」
「うん。もう一回えっちしたい。」
「それはだめ。笑」
「えぇ。だめ?」
上目遣いしてくる。でも、もう麻美ちゃん買い物から帰ってきそうだし。
「だめ。我慢できる?」
「うんー。頑張る。」
「ほくいい子だねー!」
「馬鹿にしてるだろ。」
「してないよ!笑」
甘えてるほく可愛すぎる。
「ほく、服着よ。」
「みぃが着せて。」
「えぇ。自分で着てよー。」
「やだー。じゃないと我慢できないー。」
「しょうがないなぁ。」
自分の服を着た後、ほくに服を着せる。
「美蘭ちゃん、ありがとぉ。笑」
満足げに笑っている。
「みぃ、ぎゅーしよ。」
「うん、いいよ。」
ほくがぎゅーをしてくる。私の胸に顔を埋めている。変態さん。笑
「ほくー、片付けしようよ。」
「まだぎゅーする。」
コップやお菓子のゴミが机の上にあるけど、まだ片付けは出来なさそう。
「分かった分かった。」
「みぃ、いい匂い。」
「そう?よかった。」
首元の香水の匂いを嗅がれる。
「ほく、くすぐったい。」
「んー。」
首にキスされる。こんなに甘えてくるほく珍しい。
「ほく、今日どうしたの?」
「何が?」
「すごい甘えん坊さんだね。」
「そう?」
「うん。なんかあった?」
「特にないよ。甘えたくなった。」
「そっか。おいで、北斗くん!笑」
「また馬鹿にする…。」
「してないよ!笑」
その後もずっとほくに甘えられた。たまにはこんなほくもいいね。
「ほく、可愛い。大好きだよ。」
「俺も。だいすき」
「おやすみ。」
「おやすみ。」
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