幼馴染

kisaragi

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一章

35. 打ち上げ

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「美蘭、北斗、はやくー!」

「はぁーい!」

結衣に呼ばれて急いで階段を降りる。

「お待たせ。」

「行こー!」

「うん!」

打ち上げ楽しみだな。

「あ!美蘭ちゃん!やっほー!」

「やっほー!」

集合場所に行くとみんな結構集まっていた。理沙ちゃんと美香ちゃんもいた。

「4人で来たの?」

「うん!4人で遊んでてそのまま来たの!」

「そうなんだ!」

全員揃い、お店の中に入る。
打ち上げ用の部屋があり、大人数で焼肉ができるようになっていた。

「美蘭、こっち。」

「うん。」

席は自由で、北斗と結衣に挟まれながら座った。結衣の隣には寛太がいる。
前には、理沙ちゃん、美香ちゃん、駿くん、亮太くんがいる。接客のメンバーだ。

「北斗くん、隣いい?」

「あ、はい。」

「北斗くん、私服すごくオシャレだね!」

「ありがとうございます。」

ほくの隣は、メイク係だった美咲ちゃんが座った。モヤモヤした。

「とりあえず、みんな飲み物頼んで乾杯するかー!アルコールはダメだぞー。」

『はーい!』

メニューを開いて飲み物を決める。

「北斗くん、飲み物何にする?」

「まだ決めてないです。」

「美蘭、飲み物決めた?」

「まだ。」

「これは?」

「うん!これにする。」

やっぱり美咲ちゃんの距離めちゃくちゃ近い。でも、ほくは私に話しかけてくれるから安心する。

「はい、じゃあみんな飲み物届いたな。文化祭お疲れ!乾杯!」

『カンパーイ!』

みんなで乾杯をする。

「美蘭ちゃんと北斗くんのおかげだよ~。ありがとうね!」

「そんなことないよ。」

「SNSめちゃくちゃバズってたよね!!びっくりした。」

「私も…。あんなことになると思ってなかった…。」

「すごい!有名人だね。笑」

「ちがう、ちがう!笑」

理沙ちゃんもSNS見てたみたい。恥ずかしいなぁ。

「美蘭、はい。」

「ほく、ありがとう!」

お肉が届き、ほくが焼いてくれた。

「北斗くん、私もお肉ちょうだい。」

「あ、はい。どうぞ。」

「ありがとう!!おいしそうー!」

「美蘭、美咲ちゃんすごいね…。」

「うん…。」

結衣に心配される。

「北斗くん、めっちゃいい匂いするね!香水付けてるの?」

「あ、はい。」

「そうなんだ!何の香水?」

「覚えてないです。」

「えー!なにそれ!笑 どこにつけてるの?」

「首とか手首です。」

「え!匂い嗅ぎたい!」

美咲ちゃんがほくの首に顔を近づける。

「すいません。俺、トイレ行って来ます。」

ほくがそのまま部屋から出て行ってしまった。

「え、北斗どっか行った?」

「うん。みたい。」

「美蘭、行って来たら?」

「でも、ここで行ったら怪しまれちゃう。」

「確かに…。」

ほくはすぐ帰ってきた。

「あ、北斗おかえりー。」

「ただいま。俺ここ座っていい?」

「えっ、あ、うん。」

ほくが私と結衣の間に座った。
美咲ちゃんと話していて嫉妬したから嬉しかった。

「美蘭ちゃん、北斗くんそっち座るの?」

「あ、うん。そうみたい。」

「えー。つまんないの。」

「ごめんね。」

私が美咲ちゃんの隣に座ると明らかに嫌そうな顔をされてしまった。

「あれ、美蘭ちゃんも香水つけてる?なんか北斗くんと同じ匂いしない?」

「えっ。…あ、さっきまで結衣達と4人で遊んでたから、匂い移ったのかも。」

「そうなんだ。そんな近い距離にいたんだ。」

「そ、そうなのかな?」

香水のことを言われて少しドキッとした。
そのあと、美咲ちゃんは隣の女の子とずっと話していて、私の方は見向きもしなかった。

「美蘭、これ食べる?」

「うん!食べる。」

「はい。」

「ありがとう。」

ほくは、たくさんお肉を焼いてくれた。すごく美味しい。

「ほく、美蘭が焼く。」

「ありがとう。」

「ねぇ、2人って本当に付き合ってないの?」

「え、付き合ってないよ!」

「お似合いすぎるよ。」

「そうかな?」

美香ちゃんにお似合いって言われた。嬉しい。

「みんな、腹いっぱいになったかー?」

『はーい!』

「じゃあ、そろそろ解散するぞー!」

「先生、最後に写真撮りたいです!」

「おー、お店の人に撮ってもらおうか!」

みんなで写真を撮る。文化祭なんだかんだ、楽しかったな。

「美蘭ちゃん、後で接客メンバーで撮ろ!」

「いいね!撮ろ!」

お店を出て接客係のメンバーで写真を撮る。

「撮れた!後で送るねー!」

「ありがとう!」

「じゃあ、みんな気をつけて帰れよー!」

『はーい』

打ち上げが終わった。すごく楽しかった。

「美蘭、私寛太と帰るねー!」

「はーい!また学校でね!」

「うん!ばいばい!」

ほくと2人で家に帰る。

「ただいまー!」

「おかえり!打ち上げどうだった?」

「楽しかったー!」

「めちゃくちゃ、焼き肉の匂いするね。笑」

「ほんと?笑」

「うん。2人とも早くお風呂入っておいで。笑」

「はーい。」

ほくと2人でお風呂に入る。


「ほく、今日ありがとう。」

「ん?何が?」

「みぃが嫉妬しないように席変わってくれたでしょ?」

「あー、うん。」

「嬉しかった。」

「あの子距離めちゃくちゃ近い。」

「近かったね…。やだった。」

「ごめんね。やだったね。」

頭を撫でながらキスをしてくれる。

「みぃ、できたよー。」

「うん、ありがとう。」

髪を乾かしてもらった。髪が伸び、乾かす時間が長くなってきたなぁ。

「ほく、こっちきて。」

「待って。」

「早く。」

「美蘭ちゃん、待ってよ。笑」

「何してるの?」

「美蘭の写真見返してた。」

携帯を触りながらほくが答える。絶対寝顔盗撮されてる…。

「もう、いいから、こっち来てよ。」

「はーい。笑」

ほくがやっとベッドにいる私のところへ来てくれる。

「美蘭ちゃん、そんなに早くエッチしたかった?笑」

「うん。」

「しよっか。笑」

「笑わないでよ。」

「ごめんごめん。痛かったら言ってね。」

「うん。」

「あと、今日は声抑えてね。実紅さんたちに聞こえる。」

「はぁい。」

「できるかなぁ?笑」

「できる!」

「ん。いいこ。」

ほくにキスされる。

「んっ。」

「声抑えれて偉いね。」

「っん。」

ほくとのキスは気持ちいい。ほくは気持ちいいのかな?

「ほく、」

「んー?」

「きもちいい…?」

「うん。気持ちいいよ。」

「よかったぁ。」

「可愛い。」

ほくに胸を触られる。

「きゃっ、」

「みぃ、静かに。」

「ごめん…。」

「びっくりしちゃったね?笑」

「うん…。」

ママ達がいるから、何か悪いことをしている気分。でも、やめられない。

「みぃ、脱がすよ。」

「うん…。」

ズボンを脱がされる。
ほくが下着の上から触る。

「んっ、はぁっ、」

「きもちーね。」

「う、ん」

キスをしながら下を触られる。

「ほく、」

「ん?」

「…イきそう」

「いいよ。イこっか。」

「んっ、あっ…」

「イけたね。偉い偉い。」

「はぁ、はぁっ、」

イってしまった。ほくに見られているからすごく恥ずかしい。

「全部脱ごっか。」

「うん…。」

「恥ずかしいの?」

「恥ずかしい。」

「可愛い。俺のも脱がして。」

「…うん。」

ほくと脱がし合いっこする。

「みぃ、そんな見ないで。笑」

「ご、ごめん。」

ほくは慣れた手つきでゴムをつけている。凝視してしまった。

「ん、挿れるよ。」

「うん。」

「痛かったらすぐ言うんだよ?」

「はぁい。」

ほくのが自分の中に入る。この瞬間がすごく幸せ。

「んっ。」

「ちょっと痛いね。」

全部入ったけど、少し痛かった。動かずにキスをしてくれる。

「んっ、」

「みぃ、可愛い。」

「ほく、かっこいい。」

「ありがとう。笑 ちょっと動くよ。」

「うん。」

もう痛みはほとんど消えていた。

「はぁっ、んっ、」

「んっ、みぃ、声っ。」

「ごめんっ、んっ」

「気持ちいい。」

「みぃも、はぁっ、」

「んっ、」

「ほく、イきそう、」

「俺も、」

「あっ、」

「んっ、」

ほくと一緒にイってしまった。

「はぁ、」

「みぃ、痛くなかった?」

「うん。気持ちよかった。」

「俺も。」

「よかったぁ。ほくも気持ち良くなってくれて嬉しい。」

「やばい、俺毎日シたくなる。ねぇ、毎日シたい。」

「それは無理。笑」

「えぇ。俺こんな気持ちいいの初めてなんだけど。」

「よかった。もうみぃ以外としないでね。」

「うん。みぃとしか無理だ。だから、みぃちゃん、毎日シよ?」

「やだ!笑」

毎日はさすがに無理。すごく体力使うもん。

「明日シないの?」

「うん。」

「明後日は?」

「分かんない。」

「えぇ。」

「もう、早く服着ようよ。」

「…はい。」

ほくと一緒に服を着る。

「みぃ、俺水持ってくるねー!」

「はぁい、ありがとう。」

ほくが一階から水を持ってきてくれた。

「はい。」

「ありがとう。」

「みぃ、可愛い。もう一回シたい。」

「無理。」

「昨日までみぃの方が乗り気だったのに…。」

「ほくとエッチするの大好きだけど疲れるんだもん。」

「じゃあ、毎日シて鍛えよ。」

「やだ。」

「みぃ、わがまま。」

「ほくがでしょ!笑」

エッチはすごく体力を使う気がする。明日も身体が痛くなりそう…。

「ほく、大好きだよ。またエッチしようね。」

「俺も大好き。俺は毎日シたいからね。」

「はいはい。」

思春期の男の子大変…。

「ほく、映像見る。」

「大丈夫?明日休みだから朝でもいいよ?」

「大丈夫だよ。」

いつも通り、映像を見る。

「みぃ、落ち着いた?」

「うん。明日も大丈夫。」

「ありがとう。みぃ、大好き。いつもありがとう。」

「どうしたの?急に。」

「みぃのおかげですごく幸せだなって思って。俺幸せすぎて、来世心配だわ。」

「なにそれ。笑 みぃもほくのおかげで幸せだよ。」

「好きだよ。」

「うん。大好き。」

幸せすぎて、どうにかなりそう。

「みぃ、おやすみ。」

「おやすみ。」


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