25 / 54
一章
24. 仲直り
しおりを挟む
「結衣、今ちょっといい?」
「…うん。」
次の日学校に行き結衣に話しかける。2人で空き教室に来た。
「結衣、今まで北斗のこと黙っててごめんなさい。これからはちゃんと言うようにするね。」
「うん。こちらこそごめんね。昨日帰って反省した。私も美蘭の立場だったら心配かけたくないって思う。ごめん。」
「結衣は謝らないで。美蘭が悪いの。」
「もう。笑 二人とも謝るのやめよっか!笑 これからもよろしくね、親友!」
「うん!!!結衣ありがとう~~泣」
「泣かないでよ。笑」
「もう結衣と一緒に遊んだり話したりできなくなるかと思った…。」
「そんなことあるわけないでしょ!笑」
「よかった…。」
「そろそろ、教室戻ろ。」
「うん!」
結衣としっかり仲直りできて良かった。
「美蘭、お昼食べよー!」
「うん!」
お昼になり、また4人で屋上に行く。
「お前ら仲直りしたみたいで良かったな笑」
「ご心配おかけしました。笑」
「美蘭、北斗と喧嘩してそのあと結衣とか。笑 次はもしかして俺と?笑」
「美蘭と寛太はしないでしょ。笑」
「美蘭もしない気がする笑」
「しないか。笑 したら俺北斗に殺される。」
「もちろん。」
「怖っ。」
やっぱり4人で食べるのが一番楽しい。仲直りできて本当によかった。
「美蘭、高校生で好きな人と一緒に住んでるってめっちゃいいね。羨ましい。」
「確かにそれめっちゃいいな!しかも付き合ってるしな。」
「うん。嬉しい。」
「お前ら…、くそいいなそれ…。一日中…」
「寛太、それ以上喋るな。」
「そうだよ!美蘭の前で変な話しないでよ。」
「え?どうゆうこと?」
「美蘭、聞くな。」
ほくに耳を塞がれる。寛太何を言おうとしたんだろう。
「寛太、変態。」
「ほんとにな。うちの美蘭ちゃん純粋なんだからやめてくれる?」
「もう、何言ってんの。笑」
「悪かったって。笑」
「北斗も美蘭を汚さないでね。」
「え、俺も?」
「そうだよ。」
「無理だよ。」
「え、もう…?」
「いや、ヤってないけどさ。」
「ちょっと、ほく…!」
もう、ほくが結衣に変なこと言うから恥ずかしい。
「俺マジで大切にしてるから安心して。」
「まぁ、北斗なら安心かな。」
「ねぇ、ほく恥ずかしいからやめてよ。」
「ん、ごめん。」
「2人ともラブラブですな。」
ほくがストレートに気持ちを言ってくれるのは嬉しいけど、2人の前だからすごく恥ずかしい。
「もう、そろそろ教室戻ろっか!」
「おー。」
教室に戻り、席に着く。次の授業は苦手な数学だ。
「美蘭ちゃん、テスト勉強してる?数学苦手だよね?」
「一応してるけど、数学全く分かんない…。」
隣の席の亮太くんに話しかけられる。亮太くんも入学してすぐのテストで数学が追試だったなぁ。
「俺も数学全く分かんないんだよね。赤点になるかも…。」
「私も怖すぎる。ちゃんと勉強しなきゃだね。」
「よかったら今度、一緒に勉強しない?」
「いいね。またみんなでやろう!」
「あ…。うん。そうだね!」
みんなで勉強会楽しかったなぁ。
「美蘭、はい。」
「えっ、ほく、ありがとう!」
亮太くんと話しているとほくがミルクティーをくれた。購買で買ってきてくれたみたい。
チャイムが鳴る。
「はい、じゃあ数学始めます。」
『お願いします。』
先生の話を聞いてるけど数学はやっぱり難しい。
「今日はここまでです。しっかり復習しておいてください。」
『ありがとうございました。』
やっと終わった。後半、分からなすぎてずっと、ぼーっとしてた…。
「美蘭ちゃん、めっちゃぼーっとしてたね。笑」
「えっ、見てたの?恥ずかしい。全く頭に入ってこなかった…。」
亮太くんに見られてたみたい。
「俺も全然分かんなかったから大丈夫。」
「よかった。笑」
6限の英語も受け、帰りのホームルームが終わり、やっと帰れる。
「美蘭、帰ろ。」
「うん!」
「あ、美蘭ちゃんばいばい。」
「亮太くん、ばいばい!」
数学の授業、全く分かんなかったから家でしっかり復習しないと…。
「ほく、今日の数学全然分かんなかった。」
「帰ったら教えるよ。」
「うん。ありがとう。」
「美蘭、数学赤点かもしれない…。」
「それだけは勘弁して…。」
「数学嫌い…。」
家に着き、すぐに勉強を始める。
「みぃ、この問題解いてみて。」
「分かった。」
数学の問題を解こうとするけど、全然分かんない。
「美蘭さん?起きてる?」
「んー。」
「分かんない?」
「うん。」
「ここは、この公式を使って解いて。」
「うんー。」
「聞いてる?」
「うんー。」
「聞いてないよね。起きて。」
「起きてるけど、分かんなすぎてやりたくない。」
「やらないともっと分かんなくなるよ。」
「えぇ。」
ほくの説明聞いても眠くて頭に入ってこない。もうやりたくない。
「あっ。」
「どうした?」
「ほく、ちゅーしよ。」
「え?今?」
「うん。」
「ん。」
ほくが軽くキスしてくれた。
「はい、やるよ。」
「違う。もっと深いやつ。」
「だめ。数学やらなくなるでしょ。」
「だって今日してくれるって言ったじゃん。」
「言ったけど。夜ね。」
「今。」
「みぃ、勉強やめさせようとしてるだろ。」
「…ちがうもん。」
「勉強するよ。」
ほくに、勉強やめさせようとして言ったけど、バレてた…。でも、もう勉強したくない。
「ほく、ちゅーしよ?」
「ダメ。」
「お願い。」
「無理。」
「ほくとちゅーしたい。昨日みぃが我慢したんだらか、今日はほくが我慢してよ。」
「うるさ。」
「わっ」
床に押し倒された。昨日みたいな深いキスをされる。
「んっ。ほくっ…。」
「美蘭ちゃんおべんきょー向いてないね。」
「ん…。」
「可愛い。」
「ほく…」
「舌動かせる?」
「こう…?」
「ん。じょーず。」
ほくが頭を撫でてくれる。
「はい、終わり。」
「…うん。」
「みぃ、顔真っ赤。笑」
「見ないでよ…。」
「ちゃんと数学勉強してください。笑」
「勉強したくないんだもん。ほくとずっとちゅーする。」
「無理。俺の理性もたない。」
「…ほく。」
「ん?」
「他の人ともさっきみたいなキスした?」
「…うん。」
やっぱり、他の人達ともしてたんだ。分かってたけど、嫉妬してしまう。
「そっか…。」
「ごめんね。」
「うん…。みぃにはもっと深いやつがいい。」
「うん。」
「今して。」
「また、明日ね。」
「やだ。他の人たちだけずるい。」
「明日するから。俺、マジで襲うよ?」
「今日がいい。」
「今日はダメ。」
「明日するなら今日でいいじゃん。」
「もう、分かったから。」
ほくにキスされる。さっきよりも深くて長い。
「ほくっ…」
「んー。きもちーね。」
「んっ。」
さっきとは比べ物にならないくらい、大人なキス…。
「やっ、ほく。」
「んー?」
「手っ…。」
ほくが服の中に手を入れてきた。ほくの手が冷たくてビクッとしてしまった。そのままお腹を触られ、その手が胸に。
「ほくっ…。」
「なーに。」
「もう、勉強する…。」
「ふっ。しようか。笑」
ほくだから全然嫌じゃなかった。でも、すごく恥ずかしくて、途中で止めてしまった。
「ほく、さっきはごめん。わがまま言って。」
「うん。嫉妬しちゃったのね?」
「うん…。」
「もうダメだよ、あんなこと言ったら。俺、本当に襲うからね。」
「うん…。」
「じゃあ、勉強しよっか。」
ほくに謝り、勉強を再開する。わがまま言い過ぎちゃった。
「2人ともご飯よー!」
1時間ほど勉強したところで、ママに呼ばれる。
『いただきます』
「2人とも、テスト勉強もう始めてるの?」
「うん。数学が全然分からないけど。」
「ママも数学苦手だったなぁ。」
「俺が高校の時よく教えてたよね。笑」
「そうなの?パパ数学得意だったの?」
「いや、ママに教えるために必死に勉強してた。」
「なにそれ。笑 ママのこと好きすぎじゃん。笑」
「実紅さん愛されてるね。笑」
「でしょ。笑 北斗も美蘭に教えてあげてね…。赤点心配すぎるから…。」
「分かった。笑」
ママとパパは高校から付き合ってたから、よく高校の話も聞くけど、ずっと仲良しですごいなぁ。
「ご馳走様でした。美蘭、勉強するぞー。」
「はぁーい。」
「2人とも頑張ってー!」
ご飯を食べ終わり、また勉強をする。
「解けた。」
「お、正解。」
「やったー!!」
「頑張ったね。」
「うん。嬉しい。」
ほくに何回も説明してもらい、分からなかった問題が解けるようになった。良かった。
「今日は、終わろっか。」
「うん!やったー!」
今日は3時間くらい勉強できた。疲れて2人でベッドに寝転がる。
「ほく、いっぱい教えてくれてありがとう。」
「うん。赤点取らないでね。笑」
「頑張る…。そうだ、勉強会またみんなでやろうって言われたんだけど、みぃ数学ギリギリだから、ほくと2人だけでやったほうがいいかな…。」
「誰がいるの?」
「わかんない。今日、亮太くんに一緒に勉強しようって言われただけだから。前と同じメンバーじゃないかな?」
「それ、2人で勉強しようってことじゃないの?」
「えっ、そうなのかな?」
「分かんないけど。話してるの見たけど、亮太、みぃのこと好きそうだし。」
「え!?違うでしょ。」
「みぃが鈍感なだけ。」
「えぇ。」
「俺、みぃが男と話してるだけで嫉妬しちゃう。昨日も今日も。どうしよう、俺、学校でずっとみぃにくっついてよっかな。」
「やめて。笑」
ほくが嫉妬してくれて可哀想だけど嬉しい。笑
「美蘭ちゃん可愛すぎるから心配なの。」
「心配しなくても、大丈夫だよ。美蘭こそ、ほくいっぱい告白されてるから心配なんだけど。」
「えぇ。俺、美蘭ちゃんしか見てないのに、伝わってないの?」
「伝わってるけど心配なの。みぃのほくなのに他の人もほくのこと好きなんだもん。」
「なんなの。可愛すぎ。」
おでこにキスされる。結衣が言ってたけど、やっぱり家でも一緒にいれるのは幸せだなぁ。
お風呂に入り終わり、映像を見る。明日もなんともないみたい。良かった。
「おやすみ。」
「おやすみ。」
「…うん。」
次の日学校に行き結衣に話しかける。2人で空き教室に来た。
「結衣、今まで北斗のこと黙っててごめんなさい。これからはちゃんと言うようにするね。」
「うん。こちらこそごめんね。昨日帰って反省した。私も美蘭の立場だったら心配かけたくないって思う。ごめん。」
「結衣は謝らないで。美蘭が悪いの。」
「もう。笑 二人とも謝るのやめよっか!笑 これからもよろしくね、親友!」
「うん!!!結衣ありがとう~~泣」
「泣かないでよ。笑」
「もう結衣と一緒に遊んだり話したりできなくなるかと思った…。」
「そんなことあるわけないでしょ!笑」
「よかった…。」
「そろそろ、教室戻ろ。」
「うん!」
結衣としっかり仲直りできて良かった。
「美蘭、お昼食べよー!」
「うん!」
お昼になり、また4人で屋上に行く。
「お前ら仲直りしたみたいで良かったな笑」
「ご心配おかけしました。笑」
「美蘭、北斗と喧嘩してそのあと結衣とか。笑 次はもしかして俺と?笑」
「美蘭と寛太はしないでしょ。笑」
「美蘭もしない気がする笑」
「しないか。笑 したら俺北斗に殺される。」
「もちろん。」
「怖っ。」
やっぱり4人で食べるのが一番楽しい。仲直りできて本当によかった。
「美蘭、高校生で好きな人と一緒に住んでるってめっちゃいいね。羨ましい。」
「確かにそれめっちゃいいな!しかも付き合ってるしな。」
「うん。嬉しい。」
「お前ら…、くそいいなそれ…。一日中…」
「寛太、それ以上喋るな。」
「そうだよ!美蘭の前で変な話しないでよ。」
「え?どうゆうこと?」
「美蘭、聞くな。」
ほくに耳を塞がれる。寛太何を言おうとしたんだろう。
「寛太、変態。」
「ほんとにな。うちの美蘭ちゃん純粋なんだからやめてくれる?」
「もう、何言ってんの。笑」
「悪かったって。笑」
「北斗も美蘭を汚さないでね。」
「え、俺も?」
「そうだよ。」
「無理だよ。」
「え、もう…?」
「いや、ヤってないけどさ。」
「ちょっと、ほく…!」
もう、ほくが結衣に変なこと言うから恥ずかしい。
「俺マジで大切にしてるから安心して。」
「まぁ、北斗なら安心かな。」
「ねぇ、ほく恥ずかしいからやめてよ。」
「ん、ごめん。」
「2人ともラブラブですな。」
ほくがストレートに気持ちを言ってくれるのは嬉しいけど、2人の前だからすごく恥ずかしい。
「もう、そろそろ教室戻ろっか!」
「おー。」
教室に戻り、席に着く。次の授業は苦手な数学だ。
「美蘭ちゃん、テスト勉強してる?数学苦手だよね?」
「一応してるけど、数学全く分かんない…。」
隣の席の亮太くんに話しかけられる。亮太くんも入学してすぐのテストで数学が追試だったなぁ。
「俺も数学全く分かんないんだよね。赤点になるかも…。」
「私も怖すぎる。ちゃんと勉強しなきゃだね。」
「よかったら今度、一緒に勉強しない?」
「いいね。またみんなでやろう!」
「あ…。うん。そうだね!」
みんなで勉強会楽しかったなぁ。
「美蘭、はい。」
「えっ、ほく、ありがとう!」
亮太くんと話しているとほくがミルクティーをくれた。購買で買ってきてくれたみたい。
チャイムが鳴る。
「はい、じゃあ数学始めます。」
『お願いします。』
先生の話を聞いてるけど数学はやっぱり難しい。
「今日はここまでです。しっかり復習しておいてください。」
『ありがとうございました。』
やっと終わった。後半、分からなすぎてずっと、ぼーっとしてた…。
「美蘭ちゃん、めっちゃぼーっとしてたね。笑」
「えっ、見てたの?恥ずかしい。全く頭に入ってこなかった…。」
亮太くんに見られてたみたい。
「俺も全然分かんなかったから大丈夫。」
「よかった。笑」
6限の英語も受け、帰りのホームルームが終わり、やっと帰れる。
「美蘭、帰ろ。」
「うん!」
「あ、美蘭ちゃんばいばい。」
「亮太くん、ばいばい!」
数学の授業、全く分かんなかったから家でしっかり復習しないと…。
「ほく、今日の数学全然分かんなかった。」
「帰ったら教えるよ。」
「うん。ありがとう。」
「美蘭、数学赤点かもしれない…。」
「それだけは勘弁して…。」
「数学嫌い…。」
家に着き、すぐに勉強を始める。
「みぃ、この問題解いてみて。」
「分かった。」
数学の問題を解こうとするけど、全然分かんない。
「美蘭さん?起きてる?」
「んー。」
「分かんない?」
「うん。」
「ここは、この公式を使って解いて。」
「うんー。」
「聞いてる?」
「うんー。」
「聞いてないよね。起きて。」
「起きてるけど、分かんなすぎてやりたくない。」
「やらないともっと分かんなくなるよ。」
「えぇ。」
ほくの説明聞いても眠くて頭に入ってこない。もうやりたくない。
「あっ。」
「どうした?」
「ほく、ちゅーしよ。」
「え?今?」
「うん。」
「ん。」
ほくが軽くキスしてくれた。
「はい、やるよ。」
「違う。もっと深いやつ。」
「だめ。数学やらなくなるでしょ。」
「だって今日してくれるって言ったじゃん。」
「言ったけど。夜ね。」
「今。」
「みぃ、勉強やめさせようとしてるだろ。」
「…ちがうもん。」
「勉強するよ。」
ほくに、勉強やめさせようとして言ったけど、バレてた…。でも、もう勉強したくない。
「ほく、ちゅーしよ?」
「ダメ。」
「お願い。」
「無理。」
「ほくとちゅーしたい。昨日みぃが我慢したんだらか、今日はほくが我慢してよ。」
「うるさ。」
「わっ」
床に押し倒された。昨日みたいな深いキスをされる。
「んっ。ほくっ…。」
「美蘭ちゃんおべんきょー向いてないね。」
「ん…。」
「可愛い。」
「ほく…」
「舌動かせる?」
「こう…?」
「ん。じょーず。」
ほくが頭を撫でてくれる。
「はい、終わり。」
「…うん。」
「みぃ、顔真っ赤。笑」
「見ないでよ…。」
「ちゃんと数学勉強してください。笑」
「勉強したくないんだもん。ほくとずっとちゅーする。」
「無理。俺の理性もたない。」
「…ほく。」
「ん?」
「他の人ともさっきみたいなキスした?」
「…うん。」
やっぱり、他の人達ともしてたんだ。分かってたけど、嫉妬してしまう。
「そっか…。」
「ごめんね。」
「うん…。みぃにはもっと深いやつがいい。」
「うん。」
「今して。」
「また、明日ね。」
「やだ。他の人たちだけずるい。」
「明日するから。俺、マジで襲うよ?」
「今日がいい。」
「今日はダメ。」
「明日するなら今日でいいじゃん。」
「もう、分かったから。」
ほくにキスされる。さっきよりも深くて長い。
「ほくっ…」
「んー。きもちーね。」
「んっ。」
さっきとは比べ物にならないくらい、大人なキス…。
「やっ、ほく。」
「んー?」
「手っ…。」
ほくが服の中に手を入れてきた。ほくの手が冷たくてビクッとしてしまった。そのままお腹を触られ、その手が胸に。
「ほくっ…。」
「なーに。」
「もう、勉強する…。」
「ふっ。しようか。笑」
ほくだから全然嫌じゃなかった。でも、すごく恥ずかしくて、途中で止めてしまった。
「ほく、さっきはごめん。わがまま言って。」
「うん。嫉妬しちゃったのね?」
「うん…。」
「もうダメだよ、あんなこと言ったら。俺、本当に襲うからね。」
「うん…。」
「じゃあ、勉強しよっか。」
ほくに謝り、勉強を再開する。わがまま言い過ぎちゃった。
「2人ともご飯よー!」
1時間ほど勉強したところで、ママに呼ばれる。
『いただきます』
「2人とも、テスト勉強もう始めてるの?」
「うん。数学が全然分からないけど。」
「ママも数学苦手だったなぁ。」
「俺が高校の時よく教えてたよね。笑」
「そうなの?パパ数学得意だったの?」
「いや、ママに教えるために必死に勉強してた。」
「なにそれ。笑 ママのこと好きすぎじゃん。笑」
「実紅さん愛されてるね。笑」
「でしょ。笑 北斗も美蘭に教えてあげてね…。赤点心配すぎるから…。」
「分かった。笑」
ママとパパは高校から付き合ってたから、よく高校の話も聞くけど、ずっと仲良しですごいなぁ。
「ご馳走様でした。美蘭、勉強するぞー。」
「はぁーい。」
「2人とも頑張ってー!」
ご飯を食べ終わり、また勉強をする。
「解けた。」
「お、正解。」
「やったー!!」
「頑張ったね。」
「うん。嬉しい。」
ほくに何回も説明してもらい、分からなかった問題が解けるようになった。良かった。
「今日は、終わろっか。」
「うん!やったー!」
今日は3時間くらい勉強できた。疲れて2人でベッドに寝転がる。
「ほく、いっぱい教えてくれてありがとう。」
「うん。赤点取らないでね。笑」
「頑張る…。そうだ、勉強会またみんなでやろうって言われたんだけど、みぃ数学ギリギリだから、ほくと2人だけでやったほうがいいかな…。」
「誰がいるの?」
「わかんない。今日、亮太くんに一緒に勉強しようって言われただけだから。前と同じメンバーじゃないかな?」
「それ、2人で勉強しようってことじゃないの?」
「えっ、そうなのかな?」
「分かんないけど。話してるの見たけど、亮太、みぃのこと好きそうだし。」
「え!?違うでしょ。」
「みぃが鈍感なだけ。」
「えぇ。」
「俺、みぃが男と話してるだけで嫉妬しちゃう。昨日も今日も。どうしよう、俺、学校でずっとみぃにくっついてよっかな。」
「やめて。笑」
ほくが嫉妬してくれて可哀想だけど嬉しい。笑
「美蘭ちゃん可愛すぎるから心配なの。」
「心配しなくても、大丈夫だよ。美蘭こそ、ほくいっぱい告白されてるから心配なんだけど。」
「えぇ。俺、美蘭ちゃんしか見てないのに、伝わってないの?」
「伝わってるけど心配なの。みぃのほくなのに他の人もほくのこと好きなんだもん。」
「なんなの。可愛すぎ。」
おでこにキスされる。結衣が言ってたけど、やっぱり家でも一緒にいれるのは幸せだなぁ。
お風呂に入り終わり、映像を見る。明日もなんともないみたい。良かった。
「おやすみ。」
「おやすみ。」
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

シチュボ(女性向け)
身喰らう白蛇
恋愛
自発さえしなければ好きに使用してください。
アドリブ、改変、なんでもOKです。
他人を害することだけはお止め下さい。
使用報告は無しで商用でも練習でもなんでもOKです。
Twitterやコメント欄等にリアクションあるとむせながら喜びます✌︎︎(´ °∀︎°`)✌︎︎ゲホゴホ

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。



マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる