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番外編 〜 ノア3〜4歳 〜
番外編 〜 ノアとアオとイーニアスとアカ 〜 ノア4歳、イザベル妊娠発覚直後 ノア視点
しおりを挟むノア視点
たいへん、なのよ。
おかぁさまが、おしょくじ、できないの。
「アオ、わたち、アスでんかのところ、いきたい!」
『ノア、どーした? アオ、しんぱい!!』
「おかぁさま、おしょくじ、できない……しんじゃうの」
『ベル、しぬ!?』
「しょうよ! だから、アスでんかに、ごそおだんするのよ!!」
『うん! アオ、ベルしぬ、いや!! ノア、つれていく!!』
アオはすぐに、アスでんかのところへ、ちゅれていってくれたのよ。
「ノア!? いったい、どうしたのだ?」
『ノアとアオだー!』
わたちが、きゅうにきたから、アスでんかとアカ、おどろいちゃったの。
「アスでんか、きゅうに、ごめんさい」
「うむ。だいじょおぶなのだ!」
「おべんきょ、ちてたの?」
「きょうの、じゅぎょおの、よしゅうを、していたのだ」
「おじゃま、ちたのね……」
「そんなことはない! ノアがきてくれて、うれしい!」
わたちも、うれちい!
『ノア、アスにそーだんする!! ベル、しんじゃう!!』
「あっ、しょ、そーだ! アスでんか、ごそおだんがあるの」
「そうだん?」
わたち、アスでんかに、きょおのあさあったこと、おはなちちたのよ。
「───イザベルふじんが……しんでしまう……? そんな……」
『ベル、しんじゃう!? アカ、いや!』
『アオも、いや!!』
「おかぁさま、おしょくじ、たくさんたべるの、どおすればいいとおもう?」
アスでんかは、うでをくむとめをつむって、う~んって、かんがえてくれたのよ。
「そうだ! おいしいものを、あげればいいのだ!」
『アカ、あんこすきー! ネロにたのむ!』
『アオ、クリームすきー! ネロに、つくってもらう!!』
「うむ。ちちうえに、つくってもらおう!」
すごいのよ! アスでんか、すぐに、かいけつほおほお、かんがえてくれたの!
「ネロおじさま、おりょーりじょおず! おかぁさま、おいちい~ちてくれるの!」
◇◇◇
「ちちうえ! おねがいが、あります!」
「どうしたのだ!? イーニアス、それにノアまで、朕の執務室に突然現れて……!?」
アカとアオに、ちゅれてきてもらったら、ネロおじさま、おどろいちゃったの。
「ネロおじさま、おかぁさま、たしゅけて!」
「え?」
ネロおじさま、わたちのおはなし、たーくさん、きいてくれたのよ。
「……なるほど、ディバイン公爵夫人が、食べ物を食べられないのだな。それで朕に美味しいものを作ってほしいということか……よし! 朕に任せるのだ!」
ネロおじさまは、おむねをドンとたたいて、おいちいおりょおり、ちゅくってくれたの!
◇◇◇
『ノア、これでベル、たすかる?』
「だいじょぶよ。おかぁさま、ノア、たしゅけりゅ!」
ネロおじさまが、ちゅちゅんでくれた、おいちいおりょうり、おかぁさまに、おとどけするのよ!
アオとおうちにもどってきて、おとさないよおに、おかぁさまをさがしたの。
おかぁさま、どこかしら?
「───ノア!!」
「おかぁさま!」
おかぁさま、いた!
いちゅも、はしっちゃメッていう、おかぁさまが、はしってわたちのところにきたから、びっくりなのよ。
「無事で良かった……っ」
おかぁさま、わたち、ぎゅうってちてくれたの。わたち、おかぁさまのぎゅ、だぁいすき!
「陛下から連絡があるまで、ずっとノアを探していたのよ……っ」
あっ!! カミラにいわずに、アスでんかのところ、いってたの!!
「心配したんだから……!」
「おかぁさま、ごめんなさぃ……わたち、おかぁさま、しんじゃ……っ、う……ぅえ~」
「ノア……っ」
おかぁさま、かなちぃおかお、ちてる……っ、わたちが、わるいこ、ちたから……
「ごめんなさ……っ、おか、おかぁさまっ、ごめ、なさぃ……っ」
「ノアが無事に帰ってきてくれたから、それだけでいいの……っ、いいのよ……っ」
おかぁさま、わたちといっしょ……。ないてるの。
なかないで。わたち、いいこ、なるから。
「ノア、一人で冒険出来るようになったのね」
おかぁさま……おこってないの?
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「おしょくじ、たべれない、ちんぱい」
おじさまのおりょおりみて、おかぁさま、またないちゃったのよ。
こんどはわたちが、ふきふきしてあげりゅ!
「これをわたくしに渡す為に、皇宮に行きましたの……?」
「おしょくじ、ない、しんじゃう。だかりゃ、たべて。おかぁさま」
わたちが、おかぁさま、まもりゅから。
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