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書籍化されるためには

今日からロックです。ではない、は金言

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かなり昔の話になりますが、デーモン小暮閣下が、あるテレビ番組(正確に記載したいのですが、残念ながら覚えていない。ググってみましたが、ラジオ番組オールナイトニッポンで同様の発言をしていたことしかわかりませんでした)でロックへの熱い想いを語る、というモノがありました。
そこで、語られた一部は。

ロックというのは、生きてきた様々な想いや気持ちが渦巻いて、どうしようもなく吹き出てきたモノ。単なる歌ではない。だから、「今日からロックです(はあと)」ではない!

まさに、金言です。
すばらしい金言です。

解説する、と。
・ロックは、それしか方法がなく、積み重なった想いなどが吹き出てきたモノ
・そういう想いもなく、「今日からロック歌います」はロックではない

さて、アナタが物語を書くのは、どうしてでしょう?
書きたくて、書きたくて、書くしかないから、ですか?

なんとなく?
じゃあ、別に物語を書かなくてもいいんじゃないですか?
こんな駄文を読んでいるより、もっと他の可能性(例えば長唄とか)を試してみては、いかがでしょうか?

書きたくて仕方ないだけなら、読まれなくてもいいんじゃないですか?
評価される必要ないんじゃないですか?
それこそ、チラシの裏でもいいのに、どうしてネットで公開するのですか?

「自分の牙を、研ごう」で、「特長」がなかったから、読んでいるアナタ。
実は、書きたいコトがないんじゃないですか?
転生とか流行っているから、チョロっとネットで読んでみたら、自分でも書ける、自分の方が上手い、と思ったからじゃないですか?
それは、誰も読んでくれなくても、仕方ないのではないでしょうか。
「自分で読まない文章は、誰も読まない」にも書きましたが、自分が評価しない物語は、他人はもっと酷評です。

「書く前に、まず読もう」で書きましたので、敵(現状の出版、放映状況)は知っている前提で話します。
では、己を知りましょう。

物語を書いて、人に評価されなかったのが、悔しいのはわかります。
ですが一度、冷静になってみましょう。
本当にやりたいのは、物語を書くコトですか?
それとも、自己顕示欲を満足させたいだけですか?

オリジナリティーの高い物語が書けないからこそ、こんな駄文を読んでいるのです。
単に、なんでもいいから自己顕示欲を満足させたいのであれば、物語を書くのは、諦めた方がいいのではないでしょうか?
もっと他の可能性(例えばセパタクローとか)を試してみるのをお勧めします。

もし、どうしても物語が書きたい、そして読んでほしいのであれば、この後に掲載予定の「自分の好きを、極める」を読んでみましょう。

要約すると「今日からロックです。ではない、は金言」でした。
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