【完結】剣と魔法と魔力銃でモンスターを狩って楽しく暮らしていた「が」

まみ夜

文字の大きさ
上 下
16 / 28
てんくうのとう

バジリスク

しおりを挟む
「やはり・・・・・・・好評・・・・・・・・受けが良い・・・」
「・・・・・文化は・・・・・・・利用価値が・・・・・・・・」
「・・・大衆は・・・・感情移入・・・・・反発・・・・・反感」
「代弁するものが必要で・・・・・・方向性を・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・魂・・・・・・不要・・・・」
「では、肉体のみを利用する方針は、変更ないままでよろしいか」
「・・・・・賛成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・同意・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・了承・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・許可・・・・」
「・・・・・・・・妨害・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 もう、三十分以上、俺はシャワーを頭から浴びたままだ。
 ランドウへの対処を間違った、とは思わない。
 しかし、ミチルやカムイの気持ちもわかる。
 俺がやったことは、本物かどうか、死体にしてから確かめよう、だからだ。
 僅差で勝ちを拾ったが、真正面からの実力では、向こうが上だっただろう。
 俺ができたことは、アイテムに頼った奇襲攻撃だけだった。
 「次回」と彼は言った。
 もう、次に奇襲は通じない。
 思わず、仕留めきれなかったことを悔やんで、仕留めていたらどうする気だ?と気がついた。

 下の食堂に降りたが、二人はいなかった。
 顔を合わせたくなかったので、助かった。
 食欲がないので、コーヒーだけを頼む。
 じゃあ、なんで降りてきたんだ、とも思う。
 こういうとき、蒸留酒がないのが、恨めしい。
 いや、ケーキで、蒸留酒の風味をしたものがあったぞ。
 販売していないだけで、厨房にはあるんじゃないか?
 ドサッ、と音がして顔を上げたら、髪を一まとめにしただけのミチルが座っていた。
 目が腫れぼったくて、こちらを見ない。
 ほとんど眠れなかったのだろう。
 俺も似たようなものだが、シャワーを浴びただけ、マシだ。
「本物だったと思う?」
 目を合わせないようにして、聞いてきた。
 声もガラガラだな。
「さあ?」
 本音で答えたら、睨まれた。
 ようやく目が合ったな。
「さあ、って!」
「わからないものは、わからない」
「だって、ランドウは!」
「死んだかどうか、あれが本物か、俺にはわからない」
 ミチルは、口をつぐんだ。
 俺は立ち上がり、彼女をそのままにして、外へ出た。

 考えても答えは出ないし、自分が納得できていないのだ、彼女らを納得させられるはずもない。
 そもそも、「納得」?
 ランドウが、死を偽装した理由?
 死から蘇った理由?
 俺たちを襲った理由?
 考えもつかない。
 俺たちを育てて、倒すことでゴールドを得るとか?
 でも、長い目で見たら、パーティー組んでいたままの方が、稼ぎは良さそうだ。
 金の卵を産む鵞鳥は、殺さない方が得なはずだ。
 疑問が身体の中で、爆発しそうだ。
 俺は、ギルドで、ソロでもできるクエストを受けた。
 アンダーも着ず、手ぶらだったので、初心者セットを買って着替えた。
 ダンジョンへの転送は、まだ再接続できていないらしい。
 また、職員に未帰還になられても、困る。
 そんな思いも知らずに、ダンジョン転送で帰ってこなかった職員の件で、また感謝の言葉を送られたりして、複雑な気持ちが、更に膨れ上がった。
 俺は、いつになく転送の操作を急かした。

 転送が失敗したのか、と思った。
 なぜなら、聞いていた草原、とは違ったからだ。
 次に、ダンジョンへつながったかのか、と思った。
 なぜなら、石壁に囲まれた通路だったからだ。
 そして、死んだかな、と思った。
 なぜなら、床が透けて、雲が見えていたからだ。

 なんというか、ランドウの件があったせいか、「死んだ?」と思っても、パニックにはならなかった。
 逆に、ちょっと安堵した、というか。
 しばらく、呆けたように足元の流れる雲を眺めていたが、気持ちが落ち着いてきたのか、状態がわかってきた。
 どうやら、床がガラスのように透明な、迷路にいるようだ。
 壁も透明なら、見通しがいいのだが、ダンジョンと同じ石壁だった。
 たまに、雲の隙間から見える地上は、遥かに下だ。
 自分の精神の安定のためにも、とりあえず叫んでおく、
「ラピュタは本当にあったんだ!」
 魔法があるだけあって、なんでもアリだな。
 雲が動いてるんだか、この建物?が動いてるのかはわからないが。
 目の前に、赤いガイドカーソルが浮かんだ。
 ガイドカーソルは、受けたクエストのモンスター位置を表示する。
 俺が受けたのは、バジリスク討伐だ。
 通路の端から、巨大な鶏というか、駝鳥なモンスターが現れ、バジリスクの名前とバーが出た。
 俺を見つけ、息を吸うように嘴を開く。
 その喉元に、龍鱗の剣を投げつけた。
 剣は突き刺さり、「燃やす」前に、バーは黒くなった。
 鎖を引いて、手元に剣を戻したら、いくつものガイドカーソルが出た。
 俺が受けたクエストは、バジリスク一頭の討伐だったはずなのだが。

 幸い、ステータスカードのマッピング機能が通用した。
 もちろん、もう何度目かの白地図だが。
 登り階段を見つけた。
 どうやらここは、上へ向かう塔らしい。
 一階、上がったら、床が透明ではなくなったので、助かった。
 お約束で、床が抜けることがない、とは思っても、雲が透ける上を歩くのは、落ち着かない気分だったのだ。
 いや、ミノタウロスは、お約束を破って、壁をブチ抜いていたし、ラピュタは底が抜けたぞ。
 なるべく早く上を目指そう。
 クエストでバジリスク討伐を受けたから、同じモンスターがいるここに誤転送されたのだろうか?
 しかし、出たところには、転送石はなかった。
 まさか、ラピュタの角みたいに、外側へ伸びていたのか?
 透明な床からは、見えなかったが、転送石も透明だったとか?
 できれば、塔の上に何らかの脱出手段があることを望みたい。
 とりあえず、ランドウのことより、生き残ることに悩めばよくなったので、気持ちは楽になった。
 バジリスクは、石化のガスを吐くが、その特殊能力のせいか、ヒットポイントは極めて低い。
 その首を狙えば、一撃で、ガスを吐く前に倒せた。
 買った初心者セットには、携帯食料や水も入っていたので、朝飯を抜いた分を少し食べたが、食欲がないのもあって、まだしばらくはもつ。
 十五分ルールは、ダンジョンと同じで、回復アイテムも使えるようだが、石化ガスを全身に浴びたら、間に合わなくて終わりだろう。
 いつも以上に、死と隣合わせの中、一人で塔を上っていく。
 そして、ドアを見つけた。

 ダンジョンでも、この塔でも、ドアは初めてだった。
 しかも、壁に埋まり込むようなそのドアは、周りとは雰囲気が違い、まるで航空機のドアのように見えた。
 マップ上では、塔の外壁部分になっていて、ドアの表示はない。
 もっとも、このマップには、ドアの概念がないだけなのかもしれない。
 外へ出られる?
 もし、そんなトマソンなドアだったら、地上へ真っ逆さまだ。
 更に気になるのが、ノイズのように、ドアが見え隠れすることだ。
 ハッキリ、とドアが見えた一瞬後には、単なる壁になる。
 罠かもしれない。
 いや、あからさまに怪しすぎる。
 開けた先に、ランドウが「やあ」って寝起きしていたら、気まずすぎる。
 そもそも、こんな厳重そうなドアが、開くのか?
 特殊なアイテムがいるのが、お約束じゃないか?
 念のためステータスカードを確認したが倒したバジリスクからも、そんなアイテムは拾っていない。
 悩んでいるところに、複数のガイドカーソルが現れた。
 この数に囲まれたら、ガスから逃げられない。
 しかも、一本道の前後からきていて、塞がれている。
 石化ガスを覚悟で突破して、十五分逃げて、回復アイテムを使うか?
 逃げ切れるとは限らないし、石化の速度も、石化解除が間に合うかもわからない。
 俺はドアの方向に、追い立てられるように近づいた。
 圧縮空気のような音をたてて開いた。
 バジリスクが近づく。
 追い詰められた俺は、薄暗いドアの中を確かめることもできず、転がりこんだ。

 そこには、カプセルが並んでいた。
 背後で、ドアが閉まる圧縮空気のような音が響くが、そちらを向く余裕はなかった。
 先が見えないくらいの広い空間に、棺桶のようなカプセルが無数に並んでいた。
 何千?
 何万?
 中身は見えない。
 俺は、近づきソッ、と剣先で触れよう、としたら、すり抜けた。
 抵抗もなく剣が柄までカプセルに沈み、手が触れたら、頭の中でブザー音が鳴り響いた。
「エラー!エラー!コード零零零漆玖伍零肆肆陸!」

 身体が、動かない。
 バジリスクの石化ガスを浴びてしまったのか?
 指先一つ、動かせない。
 目も見えない。
 耳も聞こえない。
 口も、いや声が出た!
 その自分の声で、目が覚めた。
 俺は、草原の中、転送石の脇で、倒れていた。
 夢?
 航空機のようなドアの、カプセルの残影がチラつく。
 なんとか立ち上がる、と赤いガイドカーソルが目に入った。
 巨大な鶏というか、駝鳥なモンスターがすぐ側にいて、バジリスクの名前とバーが出た。
 俺を見つけ、息を吸うように嘴を開く。
 その喉元に、龍鱗の剣を投げつけた。
 剣は、すり抜けることなく突き刺さり、「燃やす」前に、バーは黒くなった。
 更に、ガイドカーソルが出ることなかった。
 ステータスカードで、クエスト達成を確認する。
 しかし、塔のマップも残っていなければ、バジリスクを複数倒したゴールドも稼いでいなかった。
 やはり夢?
 睡眠不足のせいで、転送で体調が悪くなり、倒れてしまった?
 そう考えれば、辻褄は合う。
 バジリスク討伐のクエストで転送したら、同じモンスターがいる空の塔へ跳んで、不思議なドアを潜り、カプセルの群れを見た。
 それを俺が聞かされたとしても、信じないだろう。
 ランドウのことで悩んで寝不足で、倒れて夢を見た方が、納得できる。
 俺は、転送石にステータスカードをかざして、クエスト成功を報告に戻った。
 時間は、思ったよりかかっていたが草原で、どれだけ寝ていたかわからないので、不思議ではない。
 ただ、初心者セットの携帯食料は、減っていた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

バグった俺と、依存的な引きこもり少女。 ~幼馴染は俺以外のセカイを知りたがらない~

山須ぶじん
SF
 異性に関心はありながらも初恋がまだという高校二年生の少年、赤土正人(あかつちまさと)。  彼は毎日放課後に、一つ年下の引きこもりな幼馴染、伊武翠華(いぶすいか)という名の少女の家に通っていた。毎日訪れた正人のニオイを、密着し顔を埋めてくんくん嗅ぐという変わったクセのある女の子である。  そんな彼女は中学時代イジメを受けて引きこもりになり、さらには両親にも見捨てられて、今や正人だけが世界のすべて。彼に見捨てられないためなら、「なんでもする」と言ってしまうほどだった。  ある日、正人は来栖(くるす)という名のクラスメイトの女子に、愛の告白をされる。しかし告白するだけして彼女は逃げるように去ってしまい、正人は仕方なく返事を明日にしようと思うのだった。  だが翌日――。来栖は姿を消してしまう。しかも誰も彼女のことを覚えていないのだ。  それはまるで、最初から存在しなかったかのように――。 ※第18回講談社ラノベ文庫新人賞の第2次選考通過、最終選考落選作品。 ※『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しています。

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第三章フェレスト王国エルフ編

処理中です...