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九戦
真っ白い部屋
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>世界の敵を倒し、ゴールド入手でーす
オペレーターの声が、明るく響く。
クラタの死にショックを受けて、サクラは、足早に帰っていった。
ミトンも、無言で帰っていった。
サイゾウは、今回の戦闘で、両手剣を使い続けるか考えたい、と残った。
確かに、片手になると、重すぎて扱いが難しい。
こちらもレベルを上げ、ログを見ているだけなので、聞いてみた。
「死神ミトンって、どうして?」
サイゾウは、彼にしか見えないリストから、目を上げて、
「聞こえてたか」
「別の人からも、ミトンの噂、聞いてたのもあるしね」
ミトンと組むと、死人が出る、というのが、噂の元だった。
今回もそうだし、ビッグ・ドラゴンフライのときも、そうだった。
「偶然じゃないの?」
「そうかもしれない」
しかし、彼女と組むと、バランスが悪いことが多い。
彼女の武器であるライフルは、威力も射程も優れている分、次弾を撃つまでに時間がかかりすぎる。
また、ライフルを手にいれるために、ゴールドをつぎ込んでいるので、レベルが低いままであり、どうしても庇う者が必要になる。
考えても結論の出る話ではないので、またリストに目を落としたサイゾウを残して帰った。
そして、二度目にして、仲間の死に、鈍感になっているな、と感じた。
オペレーターの声が、明るく響く。
クラタの死にショックを受けて、サクラは、足早に帰っていった。
ミトンも、無言で帰っていった。
サイゾウは、今回の戦闘で、両手剣を使い続けるか考えたい、と残った。
確かに、片手になると、重すぎて扱いが難しい。
こちらもレベルを上げ、ログを見ているだけなので、聞いてみた。
「死神ミトンって、どうして?」
サイゾウは、彼にしか見えないリストから、目を上げて、
「聞こえてたか」
「別の人からも、ミトンの噂、聞いてたのもあるしね」
ミトンと組むと、死人が出る、というのが、噂の元だった。
今回もそうだし、ビッグ・ドラゴンフライのときも、そうだった。
「偶然じゃないの?」
「そうかもしれない」
しかし、彼女と組むと、バランスが悪いことが多い。
彼女の武器であるライフルは、威力も射程も優れている分、次弾を撃つまでに時間がかかりすぎる。
また、ライフルを手にいれるために、ゴールドをつぎ込んでいるので、レベルが低いままであり、どうしても庇う者が必要になる。
考えても結論の出る話ではないので、またリストに目を落としたサイゾウを残して帰った。
そして、二度目にして、仲間の死に、鈍感になっているな、と感じた。
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