94 / 94
大量焼死体遺棄事件:裏サイド
あとがき
しおりを挟む
最後まで、お読みくださいまして、ありがとうございました。
いつものごとく、この小説「もどき」制作の経緯などを書かせていただきます。
まず始めに、告白しますのは、この物語は、PBM(プレイ・バイ・メール)「ネットゲーム88」と、幻となった「ハルマゲドン・エクスプローラー」、更に麻城ゆう氏著「地獄使い」へのオマージュです。
ネットゲーム88は、途中からの参加でしたが、図書館で調べ物をしたりして、初のフリーアクションで死亡。
しかし、朝々新聞に見開き二ページ、イラスト入りで記事になる、という快挙を上げることができました。
が、最終のアクションが締め切りすぎ着で、ナニもしなかったリアクションで、悶絶死したものです。
そのため、始めから参加していたら、最後が間に合っていたら、と長年、自分の中で未消化な部分が残っていたのです。
参加者が少数すぎてお倉入りとなったハルマゲドン・エクスプローラーは、ちょうど「蓬莱学園の冒険!~南方発放課後メール(他の方との共著の校内巡回班が謎の組織タン・エ・トワルと戦う物語も書いたのですが、二次創作のためここでは発表できないのが残念です)」にハマっている最中が申し込み期限で、そのせいか結果的に開催されず、となり。
後に、開幕を劇場で行なう予定だったなど、残された資料を見て、「ネットゲーム88」の再来になったんじゃないか、と後悔したものです。
とりあえずネタバレになりますので内容には、詳しくは触れませんが、どうにも、日常にホラーな世界が紛れ込んできて、自分の正気を疑う、というクトゥルフ神話的な展開が好きなようです。
そこで、企画したのが、ブログで、現実なのか、虚構なのかわからないような、ホラーな展開の日記です。
これが、冒頭の「外部リンク:ブログ2」にあたります。
まあ、閲覧数は伸びず、当初予定していた、現実味(冨士の手帳の切れ端とか)を写真を撮って出す、という部分に時間が避けず、単なる文章だけに留まり、早々に挫折しました。
ちょうど一年たったころ、前のブログが途中で止まったのは、書き手が失踪したせい、それを探している肉親が続ける、という企画で再開しました。
これが、「外部リンク:ブログ4」にあたります。
どうしてブログに書くのか、という理由付けとして、当時流行っていた、読者参加型の選択肢を出して、誰にも相談できないからここで、という形をとりました。
儀式直前の2月9日分まで書いたところで、知るはずのない裏側事情を、一人称(ブログの体)で書くことへの難しさから、頓挫。
そしてそのまま、ずーっと、どこかで燻り続けていたのでした。
このアルファポリスを始め、ホラー小説を書きたい、と思ったときに、真っ先に浮かんだのは、このネタでしたが、小説にリメイクするのに、いろいろ悩みました。
結果、ご覧の通りの、そのままで、です。
思いついたのが、まとめサイトのようにして、この事件の表面部分(一般にネットで入手可能な情報)をブログ形式のまま掲載し、その真相を登場人物と黒幕側の視点の小説で、重ねて描いて補強する、という手法でした。
その視点の持ち主が、その物語である自分の人生では主人公で、物事の真相は、それらが重なり合ったモザイクで、本当の真相を知っているのは、誰か本当にいるのだろうか的なテーマを表現してもいます。
ちなみに、享年と死因を各サイドの始めに書いたのは、不幸な結果がわかった上で、同じ一人称でも、ブログとは違う「神」の視線で読んでいただきたかったからです。
我ながら、ネットで読むならまだしも、紙に印刷するには、向かない形式だなあ、と思います。
まあ、もとがブログ企画ですしね。
そうそう、表紙は、ラストの一行をイメージしたイラストになっています。
とはいえ、こんなところまで読んでくださいまして、ありがとうございました。
すっかり鳴りを潜めてしまった遊演体(当初は遊演隊でしたよね?)に捧ぐ
いつものごとく、この小説「もどき」制作の経緯などを書かせていただきます。
まず始めに、告白しますのは、この物語は、PBM(プレイ・バイ・メール)「ネットゲーム88」と、幻となった「ハルマゲドン・エクスプローラー」、更に麻城ゆう氏著「地獄使い」へのオマージュです。
ネットゲーム88は、途中からの参加でしたが、図書館で調べ物をしたりして、初のフリーアクションで死亡。
しかし、朝々新聞に見開き二ページ、イラスト入りで記事になる、という快挙を上げることができました。
が、最終のアクションが締め切りすぎ着で、ナニもしなかったリアクションで、悶絶死したものです。
そのため、始めから参加していたら、最後が間に合っていたら、と長年、自分の中で未消化な部分が残っていたのです。
参加者が少数すぎてお倉入りとなったハルマゲドン・エクスプローラーは、ちょうど「蓬莱学園の冒険!~南方発放課後メール(他の方との共著の校内巡回班が謎の組織タン・エ・トワルと戦う物語も書いたのですが、二次創作のためここでは発表できないのが残念です)」にハマっている最中が申し込み期限で、そのせいか結果的に開催されず、となり。
後に、開幕を劇場で行なう予定だったなど、残された資料を見て、「ネットゲーム88」の再来になったんじゃないか、と後悔したものです。
とりあえずネタバレになりますので内容には、詳しくは触れませんが、どうにも、日常にホラーな世界が紛れ込んできて、自分の正気を疑う、というクトゥルフ神話的な展開が好きなようです。
そこで、企画したのが、ブログで、現実なのか、虚構なのかわからないような、ホラーな展開の日記です。
これが、冒頭の「外部リンク:ブログ2」にあたります。
まあ、閲覧数は伸びず、当初予定していた、現実味(冨士の手帳の切れ端とか)を写真を撮って出す、という部分に時間が避けず、単なる文章だけに留まり、早々に挫折しました。
ちょうど一年たったころ、前のブログが途中で止まったのは、書き手が失踪したせい、それを探している肉親が続ける、という企画で再開しました。
これが、「外部リンク:ブログ4」にあたります。
どうしてブログに書くのか、という理由付けとして、当時流行っていた、読者参加型の選択肢を出して、誰にも相談できないからここで、という形をとりました。
儀式直前の2月9日分まで書いたところで、知るはずのない裏側事情を、一人称(ブログの体)で書くことへの難しさから、頓挫。
そしてそのまま、ずーっと、どこかで燻り続けていたのでした。
このアルファポリスを始め、ホラー小説を書きたい、と思ったときに、真っ先に浮かんだのは、このネタでしたが、小説にリメイクするのに、いろいろ悩みました。
結果、ご覧の通りの、そのままで、です。
思いついたのが、まとめサイトのようにして、この事件の表面部分(一般にネットで入手可能な情報)をブログ形式のまま掲載し、その真相を登場人物と黒幕側の視点の小説で、重ねて描いて補強する、という手法でした。
その視点の持ち主が、その物語である自分の人生では主人公で、物事の真相は、それらが重なり合ったモザイクで、本当の真相を知っているのは、誰か本当にいるのだろうか的なテーマを表現してもいます。
ちなみに、享年と死因を各サイドの始めに書いたのは、不幸な結果がわかった上で、同じ一人称でも、ブログとは違う「神」の視線で読んでいただきたかったからです。
我ながら、ネットで読むならまだしも、紙に印刷するには、向かない形式だなあ、と思います。
まあ、もとがブログ企画ですしね。
そうそう、表紙は、ラストの一行をイメージしたイラストになっています。
とはいえ、こんなところまで読んでくださいまして、ありがとうございました。
すっかり鳴りを潜めてしまった遊演体(当初は遊演隊でしたよね?)に捧ぐ
0
お気に入りに追加
31
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

心霊ロケで廃墟ホテルに行ったらトンデモナイ目に遭った話。
みららぐ
ホラー
心霊特番のロケでとある廃墟ホテルにやってきた無名アイドルの香音。
芸人さんと一緒に、なんとか初めての心霊ロケをこなそうとするが…。
「っ、きゃぁぁあああーっ!!?」

独身寮のふるさとごはん まかないさんの美味しい献立
水縞しま
ライト文芸
旧題:独身寮のまかないさん ~おいしい故郷の味こしらえます~
第7回ライト文芸大賞【料理・グルメ賞】作品です。
◇◇◇◇
飛騨高山に本社を置く株式会社ワカミヤの独身寮『杉野館』。まかない担当として働く有村千影(ありむらちかげ)は、決まった予算の中で献立を考え、食材を調達し、調理してと日々奮闘していた。そんなある日、社員のひとりが失恋して落ち込んでしまう。食欲もないらしい。千影は彼の出身地、富山の郷土料理「ほたるいかの酢味噌和え」をこしらえて励まそうとする。
仕事に追われる社員には、熱々がおいしい「味噌煮込みうどん(愛知)」。
退職しようか思い悩む社員には、じんわりと出汁が沁みる「聖護院かぶと鯛の煮物(京都)」。
他にも飛騨高山の「赤かぶ漬け」「みだらしだんご」、大阪の「モダン焼き」など、故郷の味が盛りだくさん。
おいしい故郷の味に励まされたり、癒されたり、背中を押されたりするお話です。
すべて実話
さつきのいろどり
ホラー
タイトル通り全て実話のホラー体験です。
友人から聞いたものや著者本人の実体験を書かせていただきます。
長編として登録していますが、短編をいつくか載せていこうと思っていますので、追加配信しましたら覗きに来て下さいね^^*
意味がわかると怖い話
邪神 白猫
ホラー
【意味がわかると怖い話】解説付き
基本的には読めば誰でも分かるお話になっていますが、たまに激ムズが混ざっています。
※完結としますが、追加次第随時更新※
YouTubeにて、朗読始めました(*'ω'*)
お休み前や何かの作業のお供に、耳から読書はいかがですか?📕
https://youtube.com/@yuachanRio
奇妙な家
376219206@qq.com
ホラー
運転手なしのバスは、呪われた人々を乗せて、奇妙な黒い家へと向かった...その奇妙な家には、血で染まったドアがあった。呪われた人は、時折、血の門の向こうの恐ろしい世界に強制的に引きずり込まれ、恐ろしい出来事を成し遂げることになる... 寧秋水は奇怪な家で次々と恐ろしく奇妙な物語を経験し、やっとのことで逃げ延びて生き残ったが、すべてが想像とは全く違っていた... 奇怪な家は呪いではなく、... —— 「もう夜も遅いよ、友よ、奇怪な家に座ってくれ。ここには火鉢がある。ところで、この話を聞いてくれ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる