54 / 67
神と魔王編
開店です
しおりを挟む
相変わらずシステムが分からないのだが、俺の血がドワーフの身体についたことで、ナギコから奪ってしまった転生特典「魔物を従える」が発動し、神の「祝福の儀式」を相殺したようだ。
彼には司祭からの『声』が聞こえなくなり、洗脳的で狂信的な神・教団への信仰心・忠誠心も失われた。
ちょうど出血しているついでに、爆睡させたドワーフの妻と念のため娘、集会場の避難民七名へも血をつけておいた。
いつもなら、簡単に魔素で治ってしまう傷が、そんな作業中も塞がらなかったのが、気にはなった。
翌朝、大人八人は目覚めると、自分たちが教団から開放されたことを伝えてきた。
睨んだ通り、集会場の女性七名も教団からの刺客で町の男性、特に魔王『様』を篭絡するように指示されていた。
「お、ハーレム物への方向転換失敗か、残念だったな魔王「様』」
ナギコに笑われ、シラン『様』は憮然とするだけで済んだが、
「はーれむ?」
「ハーレムって何人からですか?」
「既にハーレムでしょ?」
「てっきりハーレム物だとばっかり」
「また誰かがハーレム入りですか?」
俺は女性陣から、冷たい視線を浴びせられた。
「・・・はーれむ?」
「姫には、一部データが年齢制限されています」
確かに、一般常識には十八禁内容も含まれる訳で、秘書たちが閲覧可能ということは、外見か精神年齢かで権限が限られているようだ。
うん?
娘たちは、どうなんだ?
「お父様、どうしてヨウコを見たのですか?」
とりあえず、避難民を装った教団からの謀略は防ぐことができた。
町の位置も特定されていないと思われる。
ドワーフらは教団から、「魔王が魔王国廃墟で再起を計っているという噂を聞いた」として、廃墟から元魔王国関係者の元への潜入を指示されていた。
なので、その噂は一般へ流布されたわけではなく、跡地へ集まる避難民はいないはずだが、もし来たら信徒の疑いを晴らすために、片っ端から俺の血を塗るしか対応策がない。
「鼻血ぶーの手伝いなら、するぞ」
ナギコが薄い胸元をチラチラさせたが、俺がピクリとも表情を動かさないので、なぜか落ち込んでいた。
「ヤトもやるー」
「・・・レィも」
「ヤト姉様やめてださい。レイちゃんが真似します」
「シウンもー」
「・・・シラン姉様、怒りますよ?」
子供に悪影響を及ぼしたので、ナギコは正座で、ヨウコとシランに説教された。
「・・・ナギコ、どぅしたの?」
「データにありません、姫」
まあ、元魔王が正座させられて、しかもモラルへの説教は、一般常識にはないよな。
今回の件で、最も気になるのが、洗脳的で狂信的な信仰心を血を塗って発動する「魔物を従える」で相殺できたことだ。
ドワーフたちは、俺にもナギコにも「従って」いないので上書きではなく、互いを潰し合う相殺では、と考えている。
しかも、転生特典で相殺できたからには、神の「祝福の儀式」は、魔王に係わる可能性が高い。
つまり、転生者「魔王」をこの世界から、排除するための免疫のような働きで、「神」が生まれた疑いが深くなる。
そうなると、信徒だったドワーフから負った傷の治りが、悪かったことも納得できる。
「魔王」が、病原菌の立場だとすると、喰い潰されずに相殺できたのは、運が良かっただけかもしれない。
俺の中にとりこまれた「魔物を従える」だが、試しに森の魔物に使ってみたが、相変わらず発動しなかった。
本当に、始めに『白い部屋の管理者』に転生特典マニュアルをもらえば良かったと後悔している。
もしかして、「神」もチート能力を持つという意味では、魔王なのか?
いや、転生者ではないからこそ、魔王ではなく「神」と呼ばれているのか?
「人」に加えて、対抗勢力が増えたことは、非常に頭の痛い問題だ。
いや、むしろ天敵と呼ぶべきか。
しかも、「人」は神に従いたがっているように感じる。
何より、「神」自身の存在自体が、呼応する「魔王」を示しているならば、生存がバレていることになる。
シラン魔王『様』を名を騙る詐欺師と判断して、他所で魔王探しをしてくれると助かるのだが。
「元ドラゴンのくせに、くしゃみするくらい寒いのなら、Tシャツの上に何か羽織れ、シラン。年中、小学校に半袖短パンで通う小学生みたいで恥ずかしいぞ」
「小学校?」
元信徒たちだが、そのまま町に住むことになった。
まず、エルフ女性三名は、医者に主従していた経験で医学と薬学の心得があり、一般常識にはない薬草や調剤の知識を生かして、集会場の一角で診療所を始めた。
ただ、逃亡生活中などで「人型の魔物」とバレたトラウマがあるのか、ほとんど魔法を使おうとはしなかった。
町の住人は、避難中に自らを治療した経験があったので、今までは問題にならなかったが、専門家が来てくれたのはありがたい。
しかもエルフは長命なこともあり、前世でいうクオリティー・オブ・ライフを改善するリハビリという考えがあり、怪我などの後遺症で悩む方に喜ばれた。
また、近隣の植生はわかっていないので、羽猫で護衛した住人主体の探索も今後、予定している。
森に自生する薬草を町で栽培して、薬の製造販売を目指したいところだ。
「せんせー、お腹痛い」
「ヤトちゃん、お薬に頼る前に、食べすぎに注意しましょう、ね?」
「ああ、ついにヤト姉様の食べすぎを注意してくれる味方が現れました」
次に、ドワーフ女性四名は、変装しなくても「人」に見えるのと、格闘技が得意とのことで、街とを結ぶ定期馬車の御者をかって出てくれた。
格闘技は、魔物よりは街の連中とのトラブル解決に役立つだろう。
町へ、商売に来たがる傭兵兼商売人の牽制が難しくなってきた矢先なので、「女性のみの商隊」を理由に彼女らを町専属と公表した。
表向きの理由は、「『ワンダリング・ウイング・キャッツ』での被災避難民が町を開拓していて、ほとんどが女性のため防犯上、男性を入れたくない」とした。
災害級の後からできた町ならデカすぎ、服飾など商売の規模が合わないのだが、窓口の大使館には借用時の紹介状で領主の後ろ盾があることが分かるので、情報収集を怠らない商売人は、察してくれたようだ。
もちろん、そうでない連中はいて、コッソリ町へ近づいてきたが、透明羽猫で荷を吸収して、大損害で帰ってもらった。
良い意味での悪い噂が広がって、町で商売したがる者はいなくなった。
「格闘技が得意って、それだけで外へ出て大丈夫なのかい?うん?なんで、目を逸らすんだ、シラン、ライガ、ハイロウ?」
「ああ、みなさんには、関節技の腕前を見てもらいましたから」
最後に、ドワーフ一家は、空家を改装して、食堂というか酒場を開いた。
町はまだ、個別経済を導入できておらず、一つのお財布での共同生活なので、商売ではない。
そのせいもあって、物珍しい料理に、盛況だ。
外食というだけで特別で、避難生活ではないことを実感できるようだ。
料理人であるカムリは、裏の厨房にいるので姿は見えず、男性恐怖症の方も来店し、ときおりの「あがったよ!」の声にも慣れて怯えなくなり、良い傾向だ。
「カムリではなく、グロンだ」
ドワーフっぽい本名を名乗ることにしたらしいのだが、違いが俺にはよくわからない。
ちなみに、店名は「冒険者の酒場」で、ナギコが命名した。
「冒険者」という職業がない世界なので、みながキョトンとしたが、俺はそのセンスに唸ってしまった。
町一軒なので看板も必要ないのだが、流行りの前世の文字で書いて掲げた。
「チャージ・ボアの肉には、この草が合うぞ」
「草?」
「ああ、それはモモルという痛み止めにもなる苦味のある薬草ですね」
「エルフはそう呼ぶのか」
「いえ、ドワーフであっても、『草』ではないと思いますが?」
「お腹、苦しい」
「ああ、ヤト姉様を食べすぎにする原因とお料理キャラが増えてしまいました」
彼には司祭からの『声』が聞こえなくなり、洗脳的で狂信的な神・教団への信仰心・忠誠心も失われた。
ちょうど出血しているついでに、爆睡させたドワーフの妻と念のため娘、集会場の避難民七名へも血をつけておいた。
いつもなら、簡単に魔素で治ってしまう傷が、そんな作業中も塞がらなかったのが、気にはなった。
翌朝、大人八人は目覚めると、自分たちが教団から開放されたことを伝えてきた。
睨んだ通り、集会場の女性七名も教団からの刺客で町の男性、特に魔王『様』を篭絡するように指示されていた。
「お、ハーレム物への方向転換失敗か、残念だったな魔王「様』」
ナギコに笑われ、シラン『様』は憮然とするだけで済んだが、
「はーれむ?」
「ハーレムって何人からですか?」
「既にハーレムでしょ?」
「てっきりハーレム物だとばっかり」
「また誰かがハーレム入りですか?」
俺は女性陣から、冷たい視線を浴びせられた。
「・・・はーれむ?」
「姫には、一部データが年齢制限されています」
確かに、一般常識には十八禁内容も含まれる訳で、秘書たちが閲覧可能ということは、外見か精神年齢かで権限が限られているようだ。
うん?
娘たちは、どうなんだ?
「お父様、どうしてヨウコを見たのですか?」
とりあえず、避難民を装った教団からの謀略は防ぐことができた。
町の位置も特定されていないと思われる。
ドワーフらは教団から、「魔王が魔王国廃墟で再起を計っているという噂を聞いた」として、廃墟から元魔王国関係者の元への潜入を指示されていた。
なので、その噂は一般へ流布されたわけではなく、跡地へ集まる避難民はいないはずだが、もし来たら信徒の疑いを晴らすために、片っ端から俺の血を塗るしか対応策がない。
「鼻血ぶーの手伝いなら、するぞ」
ナギコが薄い胸元をチラチラさせたが、俺がピクリとも表情を動かさないので、なぜか落ち込んでいた。
「ヤトもやるー」
「・・・レィも」
「ヤト姉様やめてださい。レイちゃんが真似します」
「シウンもー」
「・・・シラン姉様、怒りますよ?」
子供に悪影響を及ぼしたので、ナギコは正座で、ヨウコとシランに説教された。
「・・・ナギコ、どぅしたの?」
「データにありません、姫」
まあ、元魔王が正座させられて、しかもモラルへの説教は、一般常識にはないよな。
今回の件で、最も気になるのが、洗脳的で狂信的な信仰心を血を塗って発動する「魔物を従える」で相殺できたことだ。
ドワーフたちは、俺にもナギコにも「従って」いないので上書きではなく、互いを潰し合う相殺では、と考えている。
しかも、転生特典で相殺できたからには、神の「祝福の儀式」は、魔王に係わる可能性が高い。
つまり、転生者「魔王」をこの世界から、排除するための免疫のような働きで、「神」が生まれた疑いが深くなる。
そうなると、信徒だったドワーフから負った傷の治りが、悪かったことも納得できる。
「魔王」が、病原菌の立場だとすると、喰い潰されずに相殺できたのは、運が良かっただけかもしれない。
俺の中にとりこまれた「魔物を従える」だが、試しに森の魔物に使ってみたが、相変わらず発動しなかった。
本当に、始めに『白い部屋の管理者』に転生特典マニュアルをもらえば良かったと後悔している。
もしかして、「神」もチート能力を持つという意味では、魔王なのか?
いや、転生者ではないからこそ、魔王ではなく「神」と呼ばれているのか?
「人」に加えて、対抗勢力が増えたことは、非常に頭の痛い問題だ。
いや、むしろ天敵と呼ぶべきか。
しかも、「人」は神に従いたがっているように感じる。
何より、「神」自身の存在自体が、呼応する「魔王」を示しているならば、生存がバレていることになる。
シラン魔王『様』を名を騙る詐欺師と判断して、他所で魔王探しをしてくれると助かるのだが。
「元ドラゴンのくせに、くしゃみするくらい寒いのなら、Tシャツの上に何か羽織れ、シラン。年中、小学校に半袖短パンで通う小学生みたいで恥ずかしいぞ」
「小学校?」
元信徒たちだが、そのまま町に住むことになった。
まず、エルフ女性三名は、医者に主従していた経験で医学と薬学の心得があり、一般常識にはない薬草や調剤の知識を生かして、集会場の一角で診療所を始めた。
ただ、逃亡生活中などで「人型の魔物」とバレたトラウマがあるのか、ほとんど魔法を使おうとはしなかった。
町の住人は、避難中に自らを治療した経験があったので、今までは問題にならなかったが、専門家が来てくれたのはありがたい。
しかもエルフは長命なこともあり、前世でいうクオリティー・オブ・ライフを改善するリハビリという考えがあり、怪我などの後遺症で悩む方に喜ばれた。
また、近隣の植生はわかっていないので、羽猫で護衛した住人主体の探索も今後、予定している。
森に自生する薬草を町で栽培して、薬の製造販売を目指したいところだ。
「せんせー、お腹痛い」
「ヤトちゃん、お薬に頼る前に、食べすぎに注意しましょう、ね?」
「ああ、ついにヤト姉様の食べすぎを注意してくれる味方が現れました」
次に、ドワーフ女性四名は、変装しなくても「人」に見えるのと、格闘技が得意とのことで、街とを結ぶ定期馬車の御者をかって出てくれた。
格闘技は、魔物よりは街の連中とのトラブル解決に役立つだろう。
町へ、商売に来たがる傭兵兼商売人の牽制が難しくなってきた矢先なので、「女性のみの商隊」を理由に彼女らを町専属と公表した。
表向きの理由は、「『ワンダリング・ウイング・キャッツ』での被災避難民が町を開拓していて、ほとんどが女性のため防犯上、男性を入れたくない」とした。
災害級の後からできた町ならデカすぎ、服飾など商売の規模が合わないのだが、窓口の大使館には借用時の紹介状で領主の後ろ盾があることが分かるので、情報収集を怠らない商売人は、察してくれたようだ。
もちろん、そうでない連中はいて、コッソリ町へ近づいてきたが、透明羽猫で荷を吸収して、大損害で帰ってもらった。
良い意味での悪い噂が広がって、町で商売したがる者はいなくなった。
「格闘技が得意って、それだけで外へ出て大丈夫なのかい?うん?なんで、目を逸らすんだ、シラン、ライガ、ハイロウ?」
「ああ、みなさんには、関節技の腕前を見てもらいましたから」
最後に、ドワーフ一家は、空家を改装して、食堂というか酒場を開いた。
町はまだ、個別経済を導入できておらず、一つのお財布での共同生活なので、商売ではない。
そのせいもあって、物珍しい料理に、盛況だ。
外食というだけで特別で、避難生活ではないことを実感できるようだ。
料理人であるカムリは、裏の厨房にいるので姿は見えず、男性恐怖症の方も来店し、ときおりの「あがったよ!」の声にも慣れて怯えなくなり、良い傾向だ。
「カムリではなく、グロンだ」
ドワーフっぽい本名を名乗ることにしたらしいのだが、違いが俺にはよくわからない。
ちなみに、店名は「冒険者の酒場」で、ナギコが命名した。
「冒険者」という職業がない世界なので、みながキョトンとしたが、俺はそのセンスに唸ってしまった。
町一軒なので看板も必要ないのだが、流行りの前世の文字で書いて掲げた。
「チャージ・ボアの肉には、この草が合うぞ」
「草?」
「ああ、それはモモルという痛み止めにもなる苦味のある薬草ですね」
「エルフはそう呼ぶのか」
「いえ、ドワーフであっても、『草』ではないと思いますが?」
「お腹、苦しい」
「ああ、ヤト姉様を食べすぎにする原因とお料理キャラが増えてしまいました」
0
お気に入りに追加
65
あなたにおすすめの小説
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

魔物の装蹄師はモフモフに囲まれて暮らしたい ~捨てられた狼を育てたら最強のフェンリルに。それでも俺は甘やかします~
うみ
ファンタジー
馬の装蹄師だった俺は火災事故から馬を救おうとして、命を落とした。
錬金術屋の息子として異世界に転生した俺は、「装蹄師」のスキルを授かる。
スキルを使えば、いつでもどこでも装蹄を作ることができたのだが……使い勝手が悪くお金も稼げないため、冒険者になった。
冒険者となった俺は、カメレオンに似たペットリザードと共に実家へ素材を納品しつつ、夢への資金をためていた。
俺の夢とは街の郊外に牧場を作り、動物や人に懐くモンスターに囲まれて暮らすこと。
ついに資金が集まる目途が立ち意気揚々と街へ向かっていた時、金髪のテイマーに蹴飛ばされ罵られた狼に似たモンスター「ワイルドウルフ」と出会う。
居ても立ってもいられなくなった俺は、金髪のテイマーからワイルドウルフを守り彼を新たな相棒に加える。
爪の欠けていたワイルドウルフのために装蹄師スキルで爪を作ったところ……途端にワイルドウルフが覚醒したんだ!
一週間の修行をするだけで、Eランクのワイルドウルフは最強のフェンリルにまで成長していたのだった。
でも、どれだけ獣魔が強くなろうが俺の夢は変わらない。
そう、モフモフたちに囲まれて暮らす牧場を作るんだ!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる