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トレーニングだけでいいの?
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筋肉を増やすために、トレーニングと同等に必要なのが、栄養と睡眠です。
逆に言えば、栄養と睡眠をとっていても、トレーニングしなければ、筋肉は増えません。
「原始時代対応脳」の立場になって考えてみてください。
優先順位第一は「死なない」ことです。
多くの筋肉をつけることは、狩や逃走などには有利になりますが、燃費の悪さから餓死の確立は上がり、餓死を遠ざける栄養が絶対に必要です。
つまり、ダイエットしながら、「筋肉の壁を超える」のは、まず無理です。
(ボディビルダーで言うところの増量期です。ダイエットしながらでも筋肉は増えるとの主張もありますが、先に述べたように「最適」量までです)
また、睡眠は、回復のためと考えられがちですが、生物が睡眠をとるように進化した理由のひとつに、「消費を減らすため」説があります。
乏しい栄養を効率よく使うために、活動時間を24時間より短くし、消費を抑えました。
つまり、睡眠は「原始時代対応脳」にとっては、栄養摂取と同価値なのです。
必須アミノ酸であるトリフトファンは、睡眠に関連していますが、この摂取量が多いと、筋肉増加を抑制するブレーキを緩める働きがある(筋肉の壁を超えやすい)、との説もあり、食品のタンパク質の中には微量にしかないトリフトファンを多く摂取し、眠ることが可能である状態が、「原始時代対応脳」にとって、とても重要であると考えられます。
栄養として、タンパク質は筋肉を増やすために重要ではありますが、たくさん摂れば筋肉が増えるわけではなく、過剰であれば、大腸や腎臓への負担となり、疾患の可能性もあります。
(食事の欧米化により、大腸がん・腎不全が増加傾向)
また、タンパク質を摂取するために、脂肪も大量に摂るのは、血管などの循環器系への負担、更には肥満の原因となります。
脂質は敬遠されがちですが、細胞膜をつくっているのは、脂質のため、必須脂肪酸は絶対に必要。
ただ、脂質といっても、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸で働きが違うので、脂質の種類まで考える必要があります。
糖質は、摂らなければ、タンパク質(筋肉)を分解して糖にするだけ。
しかも、筋肉の40%を締める分岐鎖アミノ酸(BCAA)は、糖にできません。
もちろん、筋トレは無酸素運動であり、解糖系(糖を消費)でエネルギーを作り出している。
筋肉を動かすエネルギー源がない状態では、非常に効率が悪く、しかも苦しいトレーニングとなります。
(BCAAはクエン酸回路で使用されるため、トレーニングドリンクとしてのBCAAは、筋トレ時のエネルギー源、筋肉分解を防ぐ論に疑問)
※必要な栄養量には、個人差があります。ネットの一般論を鵜呑みにせず、疾患がある場合には、医師に相談するなどしてください
逆に言えば、栄養と睡眠をとっていても、トレーニングしなければ、筋肉は増えません。
「原始時代対応脳」の立場になって考えてみてください。
優先順位第一は「死なない」ことです。
多くの筋肉をつけることは、狩や逃走などには有利になりますが、燃費の悪さから餓死の確立は上がり、餓死を遠ざける栄養が絶対に必要です。
つまり、ダイエットしながら、「筋肉の壁を超える」のは、まず無理です。
(ボディビルダーで言うところの増量期です。ダイエットしながらでも筋肉は増えるとの主張もありますが、先に述べたように「最適」量までです)
また、睡眠は、回復のためと考えられがちですが、生物が睡眠をとるように進化した理由のひとつに、「消費を減らすため」説があります。
乏しい栄養を効率よく使うために、活動時間を24時間より短くし、消費を抑えました。
つまり、睡眠は「原始時代対応脳」にとっては、栄養摂取と同価値なのです。
必須アミノ酸であるトリフトファンは、睡眠に関連していますが、この摂取量が多いと、筋肉増加を抑制するブレーキを緩める働きがある(筋肉の壁を超えやすい)、との説もあり、食品のタンパク質の中には微量にしかないトリフトファンを多く摂取し、眠ることが可能である状態が、「原始時代対応脳」にとって、とても重要であると考えられます。
栄養として、タンパク質は筋肉を増やすために重要ではありますが、たくさん摂れば筋肉が増えるわけではなく、過剰であれば、大腸や腎臓への負担となり、疾患の可能性もあります。
(食事の欧米化により、大腸がん・腎不全が増加傾向)
また、タンパク質を摂取するために、脂肪も大量に摂るのは、血管などの循環器系への負担、更には肥満の原因となります。
脂質は敬遠されがちですが、細胞膜をつくっているのは、脂質のため、必須脂肪酸は絶対に必要。
ただ、脂質といっても、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸で働きが違うので、脂質の種類まで考える必要があります。
糖質は、摂らなければ、タンパク質(筋肉)を分解して糖にするだけ。
しかも、筋肉の40%を締める分岐鎖アミノ酸(BCAA)は、糖にできません。
もちろん、筋トレは無酸素運動であり、解糖系(糖を消費)でエネルギーを作り出している。
筋肉を動かすエネルギー源がない状態では、非常に効率が悪く、しかも苦しいトレーニングとなります。
(BCAAはクエン酸回路で使用されるため、トレーニングドリンクとしてのBCAAは、筋トレ時のエネルギー源、筋肉分解を防ぐ論に疑問)
※必要な栄養量には、個人差があります。ネットの一般論を鵜呑みにせず、疾患がある場合には、医師に相談するなどしてください
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