【完結】中身は男子高校生が全寮制女子魔法学園初等部に入学した

1806年/秋

これまでを思い出すための粗いアラスジであるネタバレ

誰もが魔法を使えるが、才能が必要な世界。
産業革命の直前、フランスでナポレオンが台頭する時代。

プロイセン王国で、俺（エイミー・ロイエンタール六歳）は、白薔薇魔法学園初等部入学式前日に、現代男子高校生の記憶（前世？）を思い出した。
その知識で、この時代では発見されていない科学技術（例えば原子）を利用した魔法、現代風料理（例えばフレンチトースト）、便利グッズ（例えばキュロットスカート）、水素銃などを開発しながら、まあまあ楽しく、同級生で寮同室のハンナ、隣のクラスでフィズ・ボールチームメイトのアリスなどと学園生活を送っていた。
しかし、それはある組織の監視の元であったのには、気がついていなかった。

そんな中、フランスは、プロイセンの隣国を傀儡化。
開戦は避けられない状況となった。

俺は、国の危機を救う「知識の担い手」として、国を滅亡から救うための組織「ヤパンの使徒」に迎え入れられる。
そこで、ヤパンの使途に伝わる救国の言葉の一つ「銃と盾を備えよ」に従い、現代知識と魔法を利用したガトリング銃、防護服、長期保存瓶詰などを開発、戦争への備えを始めた。

ヤパンの使途に伝わる救国の言葉の「もう一つ」のため、戦場に出ることを求められた俺は、過酷な戦地への覚悟を決めた矢先、真逆に優雅な部屋へと連れられて困惑した。

「なんだこりゃ？」
　戦場ならぬ、豪勢な部屋でピアノの音に迎えられ、俺は呟いていた。

救国の言葉の二つ目とは？
国を救うとは？
前世（？）を思い出した原因とは？
果たして作者はちゃんと覚えているのか？