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鍵は「耳ざわりの良い罠」
「筋トレをすれば、その部分が引き締まって細くなる」ができないのは、脂肪の役目が鍵
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脂肪は、体内で「貯蔵」、「保温」、「保護」と三つの役目を担っています。
先にも書いたように、脳も身体も、餓死と隣合わせだった遥かに長い原始時代に適応したままなので、脂肪が大量に蓄えられることを想定してできていません。
だから、原始時代対応脳にとって貯蔵された脂肪は、エネルギーとしても、ホルモンなどの材料としても、生命維持の最後の砦なので、なるべく使われないようにしています。
だから、ダイエットをしても、原始時代対応脳にとって、消費を増やす邪魔な筋肉が減り、大事な脂肪は減りにくい。
生命維持のために、身体の中で、守りたいのは、脳と内臓。
脳は、頭蓋骨に囲まれ、その活動で発する熱のため、保温より放熱が重視されています。
心肺は肋骨に守られているけど、腹部は動かすために骨もなく、消化吸収には(酵素が働くためなどの)最適温度があり、保温したい。
つまり、脂肪が減るのは、保温、保護の優先順位が低い四肢の先端からで、腹部の皮下脂肪は一番最後まで、大事にとっておかれる。
(ちなみに、体温低下や出血時には、手足の血流を低下させ、内臓を守る仕組みもある)
だから、太腿を細くしよう、と思ったら、「マイナスカロリー」にして、足の筋肉を使わず減らし、尚且つ脂肪の減少が、腕+脚の後、二の腕+太腿まで到達するのを待つしかない。
足痩せ実体験など、その摂取カロリーと運動で、減ったのは何か(またかと思うかもしれませんが、水分の可能性大?単なる運動による消費大で筋肉が多かった足から筋肉が減った?体脂肪率は上昇?)を見極めていただきたい。
エステで部分痩せした?
それは、リンパ液(水分)が移動しただけです。
特に、腹部は、小腸に乳び管と呼ばれるリンパ管があり、体内のリンパ管の半分以上が集まるとされ、浮腫みやすくなっています。
小腸のリンパ液(正確に言えば、リンパ液と小腸で吸収した脂肪が混ざった乳び)は、鳩尾にある乳び槽という太い部分に集まります。
お腹をマッサージしたり、複式呼吸で横隔膜を動かす、と乳び槽に溜まったリンパ液が移動して、乳び管から流れ込みやすくなるため、小腸の浮腫みが減り、お腹が細くなりますが、一時的なものです。
(栄養吸収が良くなり、同じ食べ物でも摂取カロリーが増えるかは、要調査)
同じように、足痩せストレッチも血行は良くなり、浮腫みは解消しますが、一時的なものです。
脂肪の量とは、関係ありません。
更に、誤解しやすいのが、内臓脂肪の存在。
皮下脂肪に比べて、減りやすく、皮下脂肪より先に使われる。
そのため、「腹筋したらウェストが細くなった」は内臓脂肪が減ったためで、皮下脂肪はそのまま。
この後、腹筋(小さな筋肉なので動かしても消費が少ない)を続けても、腹の皮下脂肪減は手足の後なので、変化に乏しく、成果を感じられなくなって挫折、という経験ありませんか?
よくある、1ケ月でウェストがマイナス何センチ、というヤツです。
2ケ月、3ケ月、と腹筋のみを続けても、もう細くならないのは、そのためです。
さて、「筋トレをすれば、その部分が引き締まって細くなる」のは「無理だ」とわかりました?
※プロアスリートレベルで、特定部位の筋肉を集中的に使い続ける、とその部位周辺の皮下脂肪が減少傾向になるそうです。とてつもなく高い頻度と運動量でない、と起きないので、一般人にはほぼ不可能ではありますが「部分痩せは不可能でない」とお詫びして訂正させていただきます。
先にも書いたように、脳も身体も、餓死と隣合わせだった遥かに長い原始時代に適応したままなので、脂肪が大量に蓄えられることを想定してできていません。
だから、原始時代対応脳にとって貯蔵された脂肪は、エネルギーとしても、ホルモンなどの材料としても、生命維持の最後の砦なので、なるべく使われないようにしています。
だから、ダイエットをしても、原始時代対応脳にとって、消費を増やす邪魔な筋肉が減り、大事な脂肪は減りにくい。
生命維持のために、身体の中で、守りたいのは、脳と内臓。
脳は、頭蓋骨に囲まれ、その活動で発する熱のため、保温より放熱が重視されています。
心肺は肋骨に守られているけど、腹部は動かすために骨もなく、消化吸収には(酵素が働くためなどの)最適温度があり、保温したい。
つまり、脂肪が減るのは、保温、保護の優先順位が低い四肢の先端からで、腹部の皮下脂肪は一番最後まで、大事にとっておかれる。
(ちなみに、体温低下や出血時には、手足の血流を低下させ、内臓を守る仕組みもある)
だから、太腿を細くしよう、と思ったら、「マイナスカロリー」にして、足の筋肉を使わず減らし、尚且つ脂肪の減少が、腕+脚の後、二の腕+太腿まで到達するのを待つしかない。
足痩せ実体験など、その摂取カロリーと運動で、減ったのは何か(またかと思うかもしれませんが、水分の可能性大?単なる運動による消費大で筋肉が多かった足から筋肉が減った?体脂肪率は上昇?)を見極めていただきたい。
エステで部分痩せした?
それは、リンパ液(水分)が移動しただけです。
特に、腹部は、小腸に乳び管と呼ばれるリンパ管があり、体内のリンパ管の半分以上が集まるとされ、浮腫みやすくなっています。
小腸のリンパ液(正確に言えば、リンパ液と小腸で吸収した脂肪が混ざった乳び)は、鳩尾にある乳び槽という太い部分に集まります。
お腹をマッサージしたり、複式呼吸で横隔膜を動かす、と乳び槽に溜まったリンパ液が移動して、乳び管から流れ込みやすくなるため、小腸の浮腫みが減り、お腹が細くなりますが、一時的なものです。
(栄養吸収が良くなり、同じ食べ物でも摂取カロリーが増えるかは、要調査)
同じように、足痩せストレッチも血行は良くなり、浮腫みは解消しますが、一時的なものです。
脂肪の量とは、関係ありません。
更に、誤解しやすいのが、内臓脂肪の存在。
皮下脂肪に比べて、減りやすく、皮下脂肪より先に使われる。
そのため、「腹筋したらウェストが細くなった」は内臓脂肪が減ったためで、皮下脂肪はそのまま。
この後、腹筋(小さな筋肉なので動かしても消費が少ない)を続けても、腹の皮下脂肪減は手足の後なので、変化に乏しく、成果を感じられなくなって挫折、という経験ありませんか?
よくある、1ケ月でウェストがマイナス何センチ、というヤツです。
2ケ月、3ケ月、と腹筋のみを続けても、もう細くならないのは、そのためです。
さて、「筋トレをすれば、その部分が引き締まって細くなる」のは「無理だ」とわかりました?
※プロアスリートレベルで、特定部位の筋肉を集中的に使い続ける、とその部位周辺の皮下脂肪が減少傾向になるそうです。とてつもなく高い頻度と運動量でない、と起きないので、一般人にはほぼ不可能ではありますが「部分痩せは不可能でない」とお詫びして訂正させていただきます。
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