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ダイエット失敗は誰のせい?

ダイエットを成功した気にさせる原因

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ダイエット方法が「自分に合っている」と思う理由には、「始めたら痩せた」があるでしょう。
ところがそこには、「痩せた」と思わせる「罠」があるのです。

痩せよう、と思ったら、ナニをしますか?
ほとんどの方は、「ちょと食べるの控えようかな」ではないでしょうか。
その時、身体の中では、ナニが起きるか。

・食べる量を減らせば、塩分の摂取が減るので、体内保水力が下がります
・食べる量を減らせば、糖質の摂取が減るので、体内保水力が下がります
・体内保水力が下がった分、水分が尿として排泄され1週間で1kg程度の体重が減ります
・体内保水力は、2週間程度、下がり続けますが、身体が慣れ下げ止まります

つまり、始めて2週間程度で2kg程度、体重が減るのは、水分が抜けただけです。
そう、肉は水分が抜けて萎んだだけで、ほとんど、そのままなのです。

でももし、これが「自重筋トレ」で痩せるダイエット方法を開始していたら、どう感じたでしょう。
・筋トレで痩せた=>否:水分が抜けただけ
・筋トレのできる回数が増えて、筋肉が鍛えられた=>否:水分が抜けて体重が軽くなったから
・筋トレで細くなった=>否:水分が抜けて筋肉が萎み、浮腫みもなくなったから

そして、2週間もすれば、体重は減らなくなり、筋トレの回数も増えなくなり。
成果を感じられなくなれば、我慢もできなくなり、1ケ月ほどで食べてしまってリバウンド。
失敗?
いえいえ、そもそも「痩せていない」のです。
だから、「停滞期」でもないのです。

※停滞期=ダイエット中に「一時的」に体重減少が止まる現象。「同じ食事、運動を続け」れば、体重減少が再開する、と定義

でも、ネットで成功例を見た?
しかも、高い成功率で?
それは、騙されていないのでしょうか?
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