高嶺のsub様の大いなる勘違い〜その人はdomじゃありません〜

もかりん

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11. 高嶺のsub様は大人の階段を登ります

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一平のおかげで、やるべき事が見つかったので、そこまで辛くならずに金曜日を迎える事ができた。

カレーの方は完璧だ!もう冷蔵庫に冷やしてあるので、温めるだけだ。

グレア逃しの方はちょっとまだ不安が残るけど、だいぶコツが掴めてきた。

春人は今日バイトだったけど、「遅くなってもいいからどうしても会いたい」って駄々を捏ねたら、今夜マンションに来てくれる事になった。嬉しい!

ああ…早く春人に会いたい…

21時過ぎに、玄関のチャイムが鳴って、僕は玄関に駆け寄った。
「おかえりなさい!!」

ドアを開けるなり春人に抱き付いた…

あぁ…本物の春人はやばい…写真の比じゃない…

春人の匂いも、伝わってくる温かさも、春人の全てが僕をキュンキュンさせて、グレアが溢れ出す…

僕はそれをなんとか逃がそうとして、眉間に皺を寄せながら耐え抜く…うん…なんとか逃がせた…

「春人、お腹空いてない?カレー作ったんだ!」

「マジ?!理人が作ったの?」

「うん!ちょっと待っててね…今用意するね!」

僕は春人を部屋に招き入れると、カレーの支度をしにキッチンへ急いだ。
春人も洗面所で手を洗ってからキッチンに入ってきた。

「すっげー美味そうな匂いがする…」

僕が火にかけてる鍋を背の高い春人が後ろから覗き込んで、耳元で囁くから、ゾクゾクしてしまう。

「も…もう、できたよ」
ご飯にカレーをかけてテーブルに運んで行き、春人を座らせてから差し出した。

「理人は?もう食べたのか?」

「うん…もう済ませたよ。」

僕は、春人の笑顔を堪能するために、向かいの席に座って頬杖を付いた。

僕の晩ご飯は、コンビニのオムライスだった。
練習でカレー食べすぎてちょっと飽きてるからね…

「ん~~!!めっちゃ美味い!理人すごいな!!しかも、理人の手作りだと思うと…食べるのがもったいないくらいだ!」

「えへへ…一平に教えてもらって練習したんだ。おかわり沢山あるからいっぱい食べてね…」

何その笑顔!超やばい…ああ…またグレアで蕩けそうだ…
僕は頭に一平の顔を思い浮かべながら必死にグレアを逃がし続けた。

春人は食べ終わると僕の隣にやってきて、「ありがとう」ってキスしてくれた。
うっ!!不意打ちはやばい!僕は眉間に皺を寄せて必死にグレアを逃がしてなんとか耐え抜いた…

いつの間にか、さっと食器を洗って戻って来た春人が僕の手を引いてソファに腰掛けると膝の間をポンポン叩いて【comeおいで】と言われ、僕は嬉しくなりながらも必死に蕩けないように頑張って春人の膝の間に座った。

春人は【goodよくできました】って僕の頭を撫でてくれた。
僕は一瞬蕩けそうだったけど、一平の顔を浮かべてすぐにスンとなった。

「ねぇ、春人…今日の僕、いつもみたいにぐずぐずに蕩けてないでしょ?」

すごいでしょ?!ねぇ褒めて褒めて!!

「うん…そうだね…」

あれ?なんか声が暗い…

「抑制剤もらったの?」

「ううん…まだもらってないよ…」

「そっか…抑制剤なくても普通に過ごせるようになったんだ…よかったね…」

「そうなんだよ!一平にね!グレアが溢れ出して蕩けそうになったら、グレアを逃がす方法を教えてもらったの!すごいでしょ!これなら僕、春人と一緒に色んな事できるようになるよね!」

「そっか…俺のためにすごく頑張ってくれてたんだな…それなのに俺…ごめん…」

「ん?ごめんって何?」

「理人がいつもと違って俺と一緒にいても蕩けないし、なんか怖い顔してるし…もう俺に飽きて、俺といてもグレアが出なくなったのかなって誤解して…」

「な!?そんなわけない!」

上目遣いで口を尖らせ拗ねてるみたいな春人の顔…可愛すぎ!!こんな顔見たらもう無理だよ~もう限界!

僕はグレアに完全に陥落してぐずぐずに蕩けてしまった…

「それでもグレアに蕩けてくれるの?嬉しいな…」

そんな僕を見ても春人は嬉しそうに後ろから抱きしめてくれた…

今日はたったの10分でsubスペースから戻ってこられた。
どうやら6割くらい、意識が戻ったところで、僕は自分から春人に頼んで、一平の写真を見せるように春人にスマホを操作させたようで、一平の顔を見た途端に現実に戻ってきたらしい…

パブロフの犬か…

自分の思い込み力に驚嘆する…

「理人がsubスペースに入ったら岸田の画像を見せればいいのか…俺といる時に他の男の顔見せるのは複雑だけど、この方法で、キスより先もできるかもな…」

「キスより先…」

僕を抱く腕に少し力が篭った。

「理人が抑制剤もらって、俺にも慣れたら…俺は理人を抱きたいって思ってる…だから少しだけ…練習というか、慣らしておきたいなって…

あ、もし理人が抱く方がよかったら、俺はそれでも構わないけど…」

そっか…恋人同士だもんね。そういう事もするよね…僕だってもっと春人と密着したいし、繋がれたら幸せだって思う…

dom subのプレイでもセックスを伴う物があるから、男同士がどうやって繋がるのかは僕も知ってる。
 subは抱かれる方が多いから僕もいつかそういう日が来るのかなって興味がなかったわけじゃないけど…

僕のお尻に春人のおちんちんを…

想像したら、ぶわわって耳までが赤くなって、思わず手で顔を覆ってしまった。

「いや、今日いきなり最後まではしないから、心配しなくて大丈夫だよ。ちょっと触れ合うだけだから」

僕が怖がってると勘違いした春人が心配してくれる。

「うん…恥ずかしくなっちゃっただけ…大丈夫…」

「嫌だったり、やめて欲しかったらセーフワードを言って…必ず止めるから…」

「うん…」

「理人、こっち向きに座れる?」

コクリと頷いて僕は春人の膝の上に乗ったまま春人と向かい合うように座り直した。

「【lick舐めて】」
初めてのコマンドだ。春人は舌をペロッと出して見せた。
舌を舐めろって事かな…

僕はそっと顔を近づけて春人の舌先にちょんと自分の舌で触れてみた。気持ちいい!それから舌の横側と裏筋をゆっくり舐め上げた。

そしたら今度は、春人の舌が僕の舌に絡ませるように動いて、気づいたら春人の口の中に吸い込まれるように僕の舌が入ってしまった。ねっとりと絡んだ春人の舌にうっとりしてしまう。
こんな状態で一平の事を考えるなんて無理だ…いくら逃がしても溢れ出すグレアに僕の目はとろんとしてきた…

「そのまま委ねていいよ」

春人の言葉に甘えて、春人に体重を預ける。
春人は僕の後頭部を手で支えながら、今度は僕の口の中に入ってきた。春人と僕の唾液が混ざって溢れそうでゴクリと飲み込んだ。すごく甘く感じる…
もう僕はトロトロだけど、グレアを少し逃がしてるおかげで、いつもより意識が残ってて春人の声だけはちゃんと聴こえる…
それだけが僕の意識を首輪に繋がったリードみたいに繋ぎ止めてくれる…

「は…ると…」

息継ぎの時、傍に春人がいる事を感じたくて、名前を呼んだ。

「理人、大丈夫だよ。ここにいる。安心して俺に委ねて…」

僕はまたトロンとする…

「理人、【strip脱いで】シャツのボタンだけでいいよ」

僕はふわふわしたまま、春人の言いつけ通り、シャツのボタンを外した。手がうまく動かなくてモタモタしてるけど、春人は急かしたりせずに待ってくれた。

全部外し終えると「【good boyいい子だ】よくできたね」って褒めてくれて、その言葉に、さらに気持ちよくなる。

「理人、【presentよく見せて】シャツを開いてごらん」

僕はシャツの前を開いて、胸を突き出した。

「ピンク色の可愛い乳首だね…触るよ」

春人はそっと優しい手つきで僕の乳首の先端だけを円を描くようにスリスリした。

「あ…んんん…♡」

「気持ちよさそうだね…舐めてもいい?」

「うん…」


春人はちゅぷっと僕の乳首を口に含んで舌先でさっきより少し強めに僕の乳首を転がした。

反対の乳首も指で舌と同じ動きをする…頭が惚けた僕は、2つの乳首が同時に舐められているような錯覚を起こす。

僕のおちんちんは、もうずいぶん前から勃起していて、すっかり張り詰めている。
春人の膝に跨っているので、ちょうど僕の勃起したものが春人の大きくなったそれに当たって気持ちいい。

春人も興奮してくれてるんだ…僕は自然と腰を動かしてしまい、春人のそれに擦り付けるようになる。

「理人、下も見せてくれる?」

コマンドも出されてないのに、僕は春人に見てもらいたくてたまらない気持ちになる。

 subの本能に飲み込まれていく。

僕のこんなになったおちんちんを春人に見てもらいたい…そしてもっと辱められたい…

「ああ…僕の恥ずかしいところ…全部見て…ください…」

「全部?お尻も見ていいの?」

「うん…全部…見て…ほしい…」

「じゃあベッドの上でパンツまで全部脱いで【present晒して】できる?」

僕はコクリと頷いて、春人の膝から降りた。

一瞬ふらついて、春人が僕を支えようとしてくれたけど、僕はその手を押しとどめた。

ちゃんと1人でベッドで【present全部見せる】できるところを見てもらいたい。そして褒めてほしいから…

僕はよろけて付いた手をそのままに四つん這いで犬みたいにベッドへ向かった。

春人がすぐ後ろを飼い主のようについて来てくれるから安心だ…時々振り返って、ちゃんと見てくれているのを確認して、ベッドへ進む…

ベッドの上で、ジーンズと下着を脱いで仰向けに転がると、膝の裏をしっかり抱えて足を開いて僕のおちんちんとお尻の穴をしっかりと見てもらう。

春人はギュッと僕を抱きしめて、頭をなでながら「【excellent素晴らしい】偉いよ!春人!フラフラなのによく頑張ったね!ありがとう!」

っていっぱい褒めてくれた。

そして膝の間に顔を寄せてじっくりと僕の股間を視姦するように眺めた。

「春人のおちんちんもお尻の穴も可愛くってとっても綺麗だよ。」

じっくりと眺めながら時々ふーっと息を吹き掛けられ、ゾクゾクが背中を駆け上がった。

僕はやり切った達成感と褒めてくれた高揚感と、じっくり見られている恥ずかしさと嬉しさで完全に蕩けて subスペースに入ってしまった…

次に意識が戻った時、僕はまだ股を開いたままの姿勢だった。
意識が飛ぶ直前に春人から【stayじっとしてて】のコマンドをもらったからだ…

「え?…や…はると…だめ!そこ汚いから!」

春人は僕のお尻の穴を舐めていた。
いや、もう今は舌が穴の中を抜き差ししている…

僕は声を上げたけど、足は開いたままだ。【stayじっとしてて】のコマンドがまだ解かれていないからだ。

「大丈夫。理人の体に汚い所なんてないよ…こうしてほぐして濡らしておかないと指を入れる時痛いからね」

どのくらい舐められていたのかわからないけど、そこは春人が言う通り、理人の舌を全部受け入れるくらい緩んでるみたいだ。

「指入れるよ…」

「んん…」

春人が指を2本差し入れた。
太さは舌とそんなに変わらないけど、意識が戻ったせいか、骨の硬さのせいか、ちょっと異物感がある。

僕のお尻の中を2本の指で探りながら、春人はもう片方の手で僕のおちんちんを扱き始めた。亀頭を皮をずらすように上下に動かされて、鈴口を指でぐりぐりされると気持ちよくて先走りがダラダラ出てきた。春人はそれをお尻の中に塗り込めながら前と後ろをぐりぐりと刺激し続けた。
両方を刺激されてだんだんどちらの快感かわからなくなってきた頃、指が一際強い刺激を感じるところを掠めて僕は思わず声を漏らした。

「あああん…♡はると…そこダメ!」

「ここだね…春人の気持ちいいところ…嫌ならセーフワードを使って」

僕は首を横に振る。

「ああああああああ!!」

春人が嬉しそうにそこばかりを攻めてくるから、僕のおちんちんが白濁を零して、あっけなくイってしまった。

春人は僕の白濁を掬ってまた、僕の中に塗り込める。指がさらにスムーズに動くようになって、気づけば3本の指が穴を広げるようにバラバラに動いている。
僕は息も絶え絶えになって、はぁ…はぁ…と喘ぐことしかできない。
頭の中は気持ちいいでいっぱいだ…
3本の指がまた僕の気持ちいいところを押し込むように擦って、僕は頭が真っ白になって subスペースに入ってしまった。

遠くで春人の「今日はここまでにしようか…よく頑張ったね【good boyいい子だ】」と言う言葉はもう僕には聞こえず、僕はそのまま眠りに付いた…





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