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 Acquired beastification syndrome――後天性獣化症候群、通称ABSと呼ばれるこの発症原因不明の奇妙な病気に人類が感染するようになって早数十年。この不思議な病の患者数は年々増加の一途を辿っている。
 症状は簡単。ある日突然、人体の一部が獣化する――ただそれだけ。他人にも顕著に分かる特徴としては犬耳や猫耳が生えたり、尻尾が生えたりするというところだろうか。
 人によっては嗜好が菜食から肉食中心の生活へ変わったり、繁殖意欲が高まったりすることがあるそうだが、その多くが開発された薬によって抑制することができるため日常生活に支障を来すことは少ない。
 そのはずなのに――。
 花園壮真は今、ABSのせいで非常に危険な目に遭っている。

「おい、川喜田。頼むから、これ以上触るな!」

 ひゅっと息が詰まりそうになりながらも、壮真は自分に馬乗りになっている男の体をどうにかしてどかそうと懸命になって体を捩っている。
 身長が170㎝と比較的小柄な壮真に対し、上に乗っかっている川喜田龍成は身長190㎝近くある大柄な男だ。昔から体を鍛えているらしく、細身の壮真と比べると二倍近く大きく見える。
 鍛え上げられた腕は丸太のように太く、プロレスラーかレスリング選手にも負けない立派な首回りには血管が浮き上がり、ドクドクと力強く脈打っているのが壮真にも分かった。

「――すまん、花園。もう少しこのままで」

 壮真の太ももに自身の股間を擦り付けるように押しつけながら、龍成が唸るように呟く。
 そうすることが彼自身も不服であるらしい。堀が深くヤンキー顔と呼ぶに相応しい厳めしい顔面には、眉間にはっきりとした皺が刻まれている。けれど彼の顔は暗闇の中でもはっきりと分かるほど赤く上気し、この状況に相当の興奮を覚えているらしいことも事実だった。
 はぁはぁと発情した獣のような呼吸を漏らす彼は、時折「うっ」と切羽詰まった声を上げながら一心不乱にかくかくと腰を動かし、自らの陰茎を壮真の太ももへぐりぐりと押し当て続けている。見なくとも分かる龍成の立派な剛直は固く勃ち上がり、かなりの熱を有しているのが布越しでもはっきりと分かった。
 そんな羞恥的な状況に置かれれば普通は恐怖を抱くか嫌悪の念を抱いて当然のはずなのに、端整な顔立ちの龍成の痴態を目にして、壮真も妙な熱に浮かされ始めているから困りものだ。
 直接触られているわけでもないというのに、壮真の股間まで熱を持ち始めていた。龍成の腰の動きに合わせるように、壮真の陰茎がむくむくと膨らむ。
 その事実を受け入れる気にはなれなくて、幼い子どもがむずがるかのように左右に首を振った壮真は拳を作って龍成の胸元をどんどんと叩いた。

「嫌だ、こんなことされるためにここへ来たわけじゃない!」

 この数ヶ月ですっかり常連となった「ドッグカフェふぁんふぁん」と書かれたネームプレートを見上げながら、壮真は涙目になるのを抑えきれなかった。
 高校の元同級生である龍成から「今日は閉店作業が俺一人だ。来たかったら来い」と素っ気ないメッセージが送られてきたのは、つい小一時間ほど前の話。
 急いで残業を切り上げて勇み喜び店へやってきたというのに、気が付いたら真っ暗な店内で龍成に押し倒されている。
 ドッグカフェの店員である保護犬たちをバックヤードのケージへ戻した後で押し倒されたことは、不幸中の幸いだった。
 可愛い犬のつぶらな瞳でこんな痴態を見られたら、壮真の心臓はとっくの昔に爆発してしまっていたかもしれない。
 壮真がそんなことを考えていると知るわけもない龍成は、相変わらず切なげな表情をしながら壮真の上で腰を振っている。彼が吐き出す吐息が壮真の項へもろに当たってくすぐったい。
 その吐息から逃れたくて頭を逸らしたら、仰け反った喉元に龍成が容赦なく噛み付いてきた。
 壮真の口から悲鳴が零れる。

「ひうっ――!」
「煽るな、花園。あんまり可愛い反応をされると止められなくなる」

 切羽詰まったような声が頭上から降ってきて、壮真はなんとも言えない気持ちになった。こんな声を自分が上げてしまったのは偏に龍成が自分を突然襲ってきたせいだ。
 勝手に欲情して人の上で腰を振っておきながら、この男はなんて自分本位なことを言っているのだろうか――と考えた途端に、壮真の心の中に沸々と怒りがこみ上げてくる。
 沸騰した煮え湯を飲まされたような不愉快さに耐えきれず、壮真は腕を伸ばすと躊躇なく龍成の臀部から伸びるフサフサの塊に手を伸ばした。
 人の臀部から生えるはずのないその毛の塊は間違いなく犬の尻尾の形をしている。
 一番近いのはシベリアンハスキーだろうか。白とグレーがまだらに入り交じった柔らかな毛束は、先ほどから腰の動きに合わせて左右にゆらゆらと蠢いていた。
 思い切りその付け根を握り込んだ瞬間、壮真の喉元に舌を這わせていた龍成がばっと顔を上げる。頭の天辺に付いている普通の人間にはないモフモフの三角耳が二つ、警戒した犬猫のようにピンと天に向かって伸ばされていた。
 フサフサの尻尾にモフモフの犬耳、川喜田龍成はABS患者である。
 尻尾や耳が犬にとって敏感な箇所であるように、龍成にとってもそこは敏感なところであるらしい。不用意に触られたことで、彼は間違いなく怒っていた。

「花園、てめぇっ!」

 龍成の喉元から威嚇音のようなグルグルッという音が聞こえて壮真も一瞬息を飲むが、ここで引くわけにはいかない。
 ぐっと唇を噛み締めて自分自身を鼓舞すると、力強い目つきで龍成のことを睨み付けた。

「さっきも言ったけどな、俺はお前とこんなことするためにここへ来たわけじゃない! 俺は、俺は――わんちゃんをモフモフしたくて来たんだっ!」

 自棄っぱちになって叫ぶと、壮真は勢いに任せて龍成の尻尾をもみくちゃに触る。
 こんなこと本物の犬に対しては可愛そうで出来やしない。けれど今壮真が触れている相手は人間だ。しかも勝手に壮真のことを襲ってきたデリカシーのない奴だ。
 そうであればこちらだって遠慮する必要はない。普段犬たちには出来ないあれやこれやをこの男に対して実行してやる――と決めた壮真は、龍成が半ばパニック状態で動けないのを良いことにピルピルと震え続けている三角耳にも手を伸ばす。
 尻尾と耳、どちらも人間に付いているとは思えないほど柔らかくてフワフワだ。
 その心地よさをより一層堪能するため壮真は瞳を閉ざした。触っている相手が人間、しかも元同級生であることもすっかり忘れて柔らかい毛を一心不乱になで続ける。
 他のものでは体験しようのない柔らかな感触に、壮真の口からは感嘆の溜め息が漏れた。疲れ切った壮真が求めている癒やしがたしかにそこにある。
 フワフワでモフモフで温かい。特に尻尾なんてそこに顔を埋めたら極上の癒やしが待っているだろうな――と考えた刹那、龍成の手が伸びてきて壮真の手を床に縫い止めてしまった。
 痛いのはもちろんだが、突然癒やしタイムを中断されたことに腹が立って壮真は不服の表情を浮かべる。

「川喜田、何するんだよっ!?」
「馬鹿野郎っ、それはこっちの台詞だ――!」

 カッと目を見開いた瞬間、壮真はそうしてしまったことを後悔した。
 見上げた先には壮真を見下ろす龍成の姿。彼は情欲にまみれたギラギラと視線で壮真のことを見つめている。
 お預けを食らった犬のように口を開きはぁはぁと激しい呼吸を繰り返しながら、焦点の定まらない瞳で壮真の肢体を見つめる彼は文字通りただの獣だった。
 それでも壮真へ飛びつかないのは、なけなしの理性がそうすることを必死に留めているせいであるようだ。時折自分を押しとどめるように舌の根を噛み締め、痛みでどうにか気力を保っている。

(高校生の頃に俺を虐めていた不良を殴り飛ばしてくれたときも、川喜田はこんな風にギラついた目をしていた――。)

 若かりし日の龍成の勇姿と今現在の龍成の姿がダブって見えて、壮真は思わずぽーっとした表情で龍成を見上げた。
 線が細く虐められがちだった壮真を助けてくれたのは、他でもないこの男だ。
 どくりと心臓が跳ねたのは果たして龍成の過去の姿を思い出したせいなのか、それとも他の要因で引き起こされたのか壮真には分からない。
 ただ自分の上で腰を揺らしながら発情している男に、ほんの少しだけ好感を抱いてしまったのは事実だった。
 ところが次の瞬間チィッと大きな舌打ちが響くと、龍成の大きな手が壮真の瞳をすっぽり覆い隠してしまう。突然のことに驚いて声を上げると、龍成が鋭い声で「もう黙ってろ!」と命令するので壮真は大人しく口を閉じた。
 もしかして更に手酷いことをされるのか――と壮真は身構えたが、頭上から重たい溜め息が聞こえてきただけでそれ以上のことは起こらない。相変わらずゆるゆると動く龍成の腰が壮真の太ももに擦り付けられてはいるけれど、それだけだった。

「ちくしょう、人の気も知らずに煽るだけ煽りやがって……後で覚悟しろよ」
「はっ? 川喜田、何言って――」
「ああっ、もう――五月蠅せぇって!」

 煩わしそうに龍成が吠えた刹那、今度は壮真の唇が何か柔らかなもので覆われる。それが龍成の唇であると理解するのにそう時間は掛からなかった。
 龍成の鼻息が頬に当たってくすぐったい。けれどそれ以上に漏れ出る呼吸の熱さに壮真は眩暈がする思いでいた。
 あの荒谷北高校の元番長川喜田龍成が俺にキスをしながら、腰を押しつけて興奮している――こんな状況、高校生の頃の壮真が聞いたら卒倒してしまうだろう。

「んーっ! んんーっ!!」

 パニックになりかけた頭で必死に抵抗してみるが、体格差があるために龍成はびくとも動かない。それどころか壮真の抵抗の意思を奪わんとばかりに僅かに開いた唇の隙間から龍成の分厚い舌が差し入れられる。
 それは壮真にとって初めてのディープキスだった。
 唇を味わうように舐められ、歯列の一つ一つを確かめるように擦られ、舌をつつかれただけなのに、触れ合っている柔らかな唇の先から全身に向かってフワフワとした心地よい浮遊感が広がっていく。
 そのうち頭までぼーっとしてきて、壮真の体から力が抜けた。
 それを見計らったかのように龍成の腰の動きが勢いを増し、彼の限界が近いことを壮真もなんとなく察する。じゅるじゅるっと吸い上げられるようにして唇を吸われた途端、龍成の下半身がぶるっと大きく震えた。

「ぐっ!」
「あっ、ああっ!」

 ズボンの中で達したのか、龍成が動きを止めて全身を震わせる。
 キスし合っていた唇が離れ、壮真の喘ぎ声までその隙間から漏れた。その声と同時に壮真の下腹部に溜まった熱まで一気に解放され、壮真の陰茎からぴゅっと精液が溢れ出る。
 いくらここ最近残業続きで自慰とも疎遠だったとは言え、触られてもいないのに達してしまった絶望感たるや半端ない。しかもそれが久しぶりに再会した元同級生の前での射精となれば尚更恥ずかしい。
 呆然と天井を仰いだまま固まる壮真の瞳から涙が一筋こぼれ落ちる。
 悲しくて泣いているのか、悔しくて泣いているのか壮真には判然としなかったが、ただただ瞳からは次から次へと涙が溢れた。

「花園、悪ぃ。泣くなよ」

 そう言って壮真の眼鏡を煩わしそうに押し上げると、目尻を優しく舌で拭う龍成。彼の方が泣きそうな表情をしているのは一体どういうことだろう。
 いつの間にか伏せられた彼の三角耳が目に入り、壮真はぐっと奥歯を噛み締める。
 ちくしょうめ、落ち込んでる犬には弱いんだよ――と思いながら生暖かい龍成の舌の感触を黙って受け入れていた。
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