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第3の物語「青春の悪夢」
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深山先生が監禁された写真が投稿された夜、俺は鹿羽先生の自宅へと向かった。鹿羽先生は、その写真を手がかりに場所の特定をしようとしたが、出来なかった。警察に連絡すると、場所は特定済みで、その場所に今、向かってるとのことだった。
その翌日、刑事さんから電話が掛かってきた。刑事さんの名前は浅蔵堅次。刑事からこう言われた。
「深山さんが居たと思われる場所には、姿はありませんでした。」
ミチル
「どこに居たんですか?」
鹿羽先生
「誰かに監禁されてたんですか?」
浅蔵 刑事
「詳しいことは言えません。失礼します。」
ミチル
「俺らは深山先生の関係者なんです!」
鹿羽先生
「そうですよ!教えることぐらいできますよね?」
刑事さんは1度ため息をつき、こう言った。
浅蔵 刑事
「あなた達が捜査の邪魔をしたら、解決は遠退きます。」
ミチル
「邪魔?邪魔なんてしてないですよ!」
浅蔵 刑事
「西道 虚さん。ご存知ですよね?」
俺はすぐに思った。密会がバレたんだ…と。
ミチル・鹿羽 先生
「えっと…」
浅蔵 刑事
「重要参考人として捜索してたんです、先ほど彼とお話しできました。前にあなた方と会ってたらしいですね、」
ミチル・鹿羽 先生
「…すみませんでした」
浅蔵 刑事
「西道さんの証言によると深山先生は当時、あの村に住んでいたらしいですね。」
鹿羽 先生
「…はい。」
浅蔵 刑事
「と言うことは、彼が一連の事件の首謀者の可能性が高いです。失礼します。」
そう言い残し、電話が切れた。
俺は深山先生が事件に関わっていて、何か知ってるんじゃないかと思い鹿羽先生に、深山先生に連絡するようお願いした。しかし、電話をかけても応答がなかった。
ミチル
「…本当に深山先生が。」
翌日、俺は独断で刑事さんと話すため警察署に行った
刑事さんと対面すると一言目に発せられたのは、
浅蔵 刑事
「現在警察側は全力で彼の捜索しています。」
警察も頑張ってるんだ。そう思い「俺たちも探します!」と言うも
浅蔵 刑事
「私はあなた達を信じることができません。それに、あなたはまだ未成年です、学業に専念するべきなんじゃないんですか?」
ミチル
「お願いです。探させてください!捜索は放課後とか休日とか使ってやりますから!」
浅蔵 刑事
「…この事件は単純じゃないんです。それに深山先生があなたに何をするか分からないんですよ!」
ミチル
「分かってます!でも!じっとしてるだけじゃ、モヤモヤするんです!自分の目で、答えを見たいんです!誰が犯人で、何の目的でそんなことしたのかを!お願いです。協力させてください!」
俺の必死のお願いで、深山先生の捜索に手伝うこととなった。
捜索開始から3日後、なかなか姿を現さない深山先生は一体どこに行ったのか。そんなことを考え学校から帰宅していると後ろから「虚くん。」と声をかけられた。その声は姿を消していた深山先生でした。
俺はすぐ電話を取り刑事さんに直接電話をかけると、ふと先生の方を振り向くと深山先生はコートのポケットからナイフを取り出していた。刃先を俺の顔に向け、首を横にゆっくり振った。
俺は話したら殺されると察した。この危機的状況、どう切り抜けるべきか考える余裕もなかった。すると後ろから何かで殴られたような気がした。俺は気を失ってしまった。
そして目を覚ましたのは、どこか暗い場所だった。ここがどこかと言うのは何となくわかった。時々揺れ、周りに大小の段ボールが積み重なってる。この場所は、おそらく大型車のトランクルームであることは確かだ。
どこかに連れていかれるのだろうか。にしても拘束はされていないのだ。俺は、何があったかを思い出す。
そして、意外な真相に気づいたかもしれない。犯人は深山先生の他にもう1人いる、その根拠は深山先生の方を見ていたら後ろから何かで殴られたからだ。
そしてもう1つ気づいたことがある。深山先生とその共犯者の目的は虚くんの殺害であることだ。
深山先生は何を隠してるのだろうか、そして、共犯は誰なのか。深山先生は共犯者はどのような関係なのだろうかと悠長に考えていると、車はどこかに停まったようだ。
俺は、トランクルームのドアの前で構える。そして、トランクルームが開いた。そこに居たのは深山先生ではない、黒髪で短髪の美しい女性だった。俺は、その女性をどこかで見た気がした。女性の背景は暗い森だった。俺は女性に語りかける。
ミチル
「…誰…ですか?」
すると、その女性は「浜松 里奈」と応えた。その名前を聞いて俺は驚いた。死刑囚のはずの浜松里奈が、なぜここに居るのか、その答えを聴くまでもなかった。
ちょうど始業式の日の朝、急いで身支度を済ませてるときに聞こえたニュースには脱獄したと書かれていた。俺は、彼女に問う。
ミチル
「俺を…どうするつもりですか?」
すると彼女はこう応えた。
リナ
「あなたに協力したいの。私と手を組まない?」
ミチル
「手を組むって?」
リナ
「あなた、SSK事件について調べてるんでしょ?」
そう言い彼女は、トランクルームの中で一番大きい段ボールを指差した。
リナ
「そこにはSSK事件の真相があるわ」
俺は、ゆっくり段ボールを開ける。そこには、深山先生が丸まった状態で入っていた。
ミチル
「どう言うことですか?」
リナ
「分かんない?彼がSSK事件の犯人なのよ、」
ミチル
「…」
リナ
「そして、あなたもSSK事件の犯人なのよね」
ミチル
「…」
すると彼女はコートからナイフを取りだし、俺に向かい突進してきた。
その途端、視界が真っ暗になった。そして、目を覚ましてみると誰かの家のベッドに寝ていたのだった。
こんなに怖い思いをしたのは久々だった。そして、横には眠ってる深山先生がいた。
ミチル
「先生?」
深山 先生
「うっ、頭が、」
ミチル
「先生!ここは、どこですか?」
深山 先生
「…いや、知らない。」
ミチル
「なんで、僕はここに居るんですか?」
深山 先生
「俺にも分からない、」
俺はあの時のことを思い出す。俺は誰かに殴られたような気がした。そのことについて聴いてみると、
深山先生
「…ダメだ、思い出せない。」
ミチル
「はやく、ここから出ましょ!」
深山先生
「そうだな、」
俺と深山先生は、その家の玄関に行きドアを開けた。
ドアを開けた先には、刑事さんたちが立っていた。
その翌日、刑事さんから電話が掛かってきた。刑事さんの名前は浅蔵堅次。刑事からこう言われた。
「深山さんが居たと思われる場所には、姿はありませんでした。」
ミチル
「どこに居たんですか?」
鹿羽先生
「誰かに監禁されてたんですか?」
浅蔵 刑事
「詳しいことは言えません。失礼します。」
ミチル
「俺らは深山先生の関係者なんです!」
鹿羽先生
「そうですよ!教えることぐらいできますよね?」
刑事さんは1度ため息をつき、こう言った。
浅蔵 刑事
「あなた達が捜査の邪魔をしたら、解決は遠退きます。」
ミチル
「邪魔?邪魔なんてしてないですよ!」
浅蔵 刑事
「西道 虚さん。ご存知ですよね?」
俺はすぐに思った。密会がバレたんだ…と。
ミチル・鹿羽 先生
「えっと…」
浅蔵 刑事
「重要参考人として捜索してたんです、先ほど彼とお話しできました。前にあなた方と会ってたらしいですね、」
ミチル・鹿羽 先生
「…すみませんでした」
浅蔵 刑事
「西道さんの証言によると深山先生は当時、あの村に住んでいたらしいですね。」
鹿羽 先生
「…はい。」
浅蔵 刑事
「と言うことは、彼が一連の事件の首謀者の可能性が高いです。失礼します。」
そう言い残し、電話が切れた。
俺は深山先生が事件に関わっていて、何か知ってるんじゃないかと思い鹿羽先生に、深山先生に連絡するようお願いした。しかし、電話をかけても応答がなかった。
ミチル
「…本当に深山先生が。」
翌日、俺は独断で刑事さんと話すため警察署に行った
刑事さんと対面すると一言目に発せられたのは、
浅蔵 刑事
「現在警察側は全力で彼の捜索しています。」
警察も頑張ってるんだ。そう思い「俺たちも探します!」と言うも
浅蔵 刑事
「私はあなた達を信じることができません。それに、あなたはまだ未成年です、学業に専念するべきなんじゃないんですか?」
ミチル
「お願いです。探させてください!捜索は放課後とか休日とか使ってやりますから!」
浅蔵 刑事
「…この事件は単純じゃないんです。それに深山先生があなたに何をするか分からないんですよ!」
ミチル
「分かってます!でも!じっとしてるだけじゃ、モヤモヤするんです!自分の目で、答えを見たいんです!誰が犯人で、何の目的でそんなことしたのかを!お願いです。協力させてください!」
俺の必死のお願いで、深山先生の捜索に手伝うこととなった。
捜索開始から3日後、なかなか姿を現さない深山先生は一体どこに行ったのか。そんなことを考え学校から帰宅していると後ろから「虚くん。」と声をかけられた。その声は姿を消していた深山先生でした。
俺はすぐ電話を取り刑事さんに直接電話をかけると、ふと先生の方を振り向くと深山先生はコートのポケットからナイフを取り出していた。刃先を俺の顔に向け、首を横にゆっくり振った。
俺は話したら殺されると察した。この危機的状況、どう切り抜けるべきか考える余裕もなかった。すると後ろから何かで殴られたような気がした。俺は気を失ってしまった。
そして目を覚ましたのは、どこか暗い場所だった。ここがどこかと言うのは何となくわかった。時々揺れ、周りに大小の段ボールが積み重なってる。この場所は、おそらく大型車のトランクルームであることは確かだ。
どこかに連れていかれるのだろうか。にしても拘束はされていないのだ。俺は、何があったかを思い出す。
そして、意外な真相に気づいたかもしれない。犯人は深山先生の他にもう1人いる、その根拠は深山先生の方を見ていたら後ろから何かで殴られたからだ。
そしてもう1つ気づいたことがある。深山先生とその共犯者の目的は虚くんの殺害であることだ。
深山先生は何を隠してるのだろうか、そして、共犯は誰なのか。深山先生は共犯者はどのような関係なのだろうかと悠長に考えていると、車はどこかに停まったようだ。
俺は、トランクルームのドアの前で構える。そして、トランクルームが開いた。そこに居たのは深山先生ではない、黒髪で短髪の美しい女性だった。俺は、その女性をどこかで見た気がした。女性の背景は暗い森だった。俺は女性に語りかける。
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「…誰…ですか?」
すると、その女性は「浜松 里奈」と応えた。その名前を聞いて俺は驚いた。死刑囚のはずの浜松里奈が、なぜここに居るのか、その答えを聴くまでもなかった。
ちょうど始業式の日の朝、急いで身支度を済ませてるときに聞こえたニュースには脱獄したと書かれていた。俺は、彼女に問う。
ミチル
「俺を…どうするつもりですか?」
すると彼女はこう応えた。
リナ
「あなたに協力したいの。私と手を組まない?」
ミチル
「手を組むって?」
リナ
「あなた、SSK事件について調べてるんでしょ?」
そう言い彼女は、トランクルームの中で一番大きい段ボールを指差した。
リナ
「そこにはSSK事件の真相があるわ」
俺は、ゆっくり段ボールを開ける。そこには、深山先生が丸まった状態で入っていた。
ミチル
「どう言うことですか?」
リナ
「分かんない?彼がSSK事件の犯人なのよ、」
ミチル
「…」
リナ
「そして、あなたもSSK事件の犯人なのよね」
ミチル
「…」
すると彼女はコートからナイフを取りだし、俺に向かい突進してきた。
その途端、視界が真っ暗になった。そして、目を覚ましてみると誰かの家のベッドに寝ていたのだった。
こんなに怖い思いをしたのは久々だった。そして、横には眠ってる深山先生がいた。
ミチル
「先生?」
深山 先生
「うっ、頭が、」
ミチル
「先生!ここは、どこですか?」
深山 先生
「…いや、知らない。」
ミチル
「なんで、僕はここに居るんですか?」
深山 先生
「俺にも分からない、」
俺はあの時のことを思い出す。俺は誰かに殴られたような気がした。そのことについて聴いてみると、
深山先生
「…ダメだ、思い出せない。」
ミチル
「はやく、ここから出ましょ!」
深山先生
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