37 / 94
第2の物語「真実の裏」
25
しおりを挟む
俺たち3年は体育館に並んでいた、
おそらく学年集会かなんかだろう。
1回目に戻ったときは昔の自分と今の自分がいたが、
今回は、昔の自分の姿になっている。
????
「皆さん!よくぞ集まったなぁ」
目黒理
「まさか、こいつって、」
????
「改めまして、今期生徒会長の赤崎貴斗だ」
目黒理
「あれが貴斗?何か全然違うじゃん!」
赤崎貴斗
「皆さんに命を懸けてもらいたい」
目黒理
「命?」
赤崎貴斗
「その名も!友情破壊ゲーム!」
目黒理
「友情…破壊…ゲーム?」
赤崎貴斗
「このゲームは友情を壊すゲームだよ」
目黒理
「ゲームの内容は?」
赤崎貴斗
「僕を除く3年全員、計90人を3人ずつの グループに分ける。そして、グループ対抗で10のゲームにチャレンジしてもらうよ!」
目黒理
「それは…強制か?」
赤崎貴斗
「強制だよ!」
目黒理
「そんな…」
赤崎貴斗
「全ゲームの終了後、生き残った者全員に現時点では1人に付き1億円を授ける。これで文句は言わせないよ~!」
「うぉー!」「イイゾ~!」「サイコー!」
体育館は生徒会長を称える声で包まれる。
皆、生徒会長の嘘企画だと思ってるようだ
しかし俺は、貴斗の頭脳なら、実行してもおかしくないと思った。
赤崎貴斗
「では、3人チームを組んで!15分後に始めるよ!よ~いスタート!」
俺は里奈、凛斗、穂香、日向、知佳を集める。
浜松里奈
「6人だね、」
目黒理
「3人ずつに分かれるか」
佐倉日向
「じゃあグーかパーかで分かれよ!」
このチーム分けが俺らの運命を狂わせた
『グーとパーで分かれましょ!』
約9年間一緒だった俺らは、
全員同じ手を出し続けてたため
なかなか勝負がつかなかった。そして…
グー: 目黒理・浜松里奈・神童知佳
パー: 志賀穂香・坂本凛斗・佐倉日向
目黒理
「じゃあ、皆で生き残ろうな!」
浜松里奈
「……それって、死亡フラグだよ。」
目黒理
「死亡…フラグ?」
浜松里奈
「死の前兆の言動って感じかな~」
目黒理
「よく分かんないけど、俺ら、死ぬの?」
浜松里奈
「…ま、まぁ、私たちなら大丈夫でしょ!」
そして…
赤崎貴斗
「グループ決め終了!チームを組めなかった者は脱落です!3101、3119、3203、3211、3234、3306番の方は残念ながら失格です。よって死刑執行の罰です。
おそらく、その番号は学籍番号だろう
3101
「やだ、死にたくない、嫌だ、嫌だー!」
ふざけたような芝居をする生徒に向かい、
貴斗は長い銃を向け次々と発砲した。
彼の目は、ただ一方をじっと見ていた。
「おい、マジで撃ったぞ、」
「嘘だろ?ドッキリかなんかだろ?」
6人の生徒からは多量の血が溢れている
赤崎貴斗
「の、残り84名、28チームの皆様、
ご検討を~お祈りしま~す!」
貴斗はステージ裏へと去ってしまった。
すると、とあるチームが、
「皆で協力してここから逃げ出そう!」
「そうだな、早く出よう!」
そして体育館の非常口から出ようとするも、
扉が開かないことに気づく。
「おい、開かねぇぞ!なんでだよ!」
「てか、今さらだけど、先生いなくね?」
「ホントだ、全然気づかなかった、」
暫くして、ステージに貴斗が戻ってくる
貴斗がマイクをとると、生徒たちは黙る
赤崎貴斗
「逃げようとしても無駄、ここから生きて帰れる選択肢はただ1つ…。10個のゲームをクリアすること。」
すると、
????
「ふざけたゲームしやがって!てめぇ、俺らZ6の存在、知らねぇのかよ!」
見るからにヤンキー感を醸し出す男子がそう言うと
赤崎貴斗
「もちろん、知ってますよ。あなたは…」
そう言い始め次々と指を指し紹介する。
Z6リーダー、神宮寺 翔、
副リーダー、一ノ瀬 颯汰
相沢 駿、浜田 照星、斉藤昴、渡邊元気
神宮寺翔
「分かってて、喧嘩売ってんのか?」
赤崎貴斗
「そちらこそ、僕のこと馬鹿にしないでもらえませんか?」
神宮寺翔
「お前ら、行くぞ!」
颯汰・駿・昴・照星・元気
「おう!」
そう言うと、翔を先頭にZ6はステージへ登っていく
しかし、
赤崎貴斗
「ルール違反です、よって、脱落です!」
貴斗は銃弾を撃つ。銃声が体育館中の人を恐怖に陥れる。
赤崎貴斗
「さて、これはルールブックです。対決は明日から行います!グループごとに部屋割りしました今日から、そこで寝泊まりしてください」
俺らは何が起こってるか分からないままルールブックの通りに従った。殺されないためにも。
夜は1・2年はいないため、3クラス×3学年=9教室と、
空き教室(音楽室や美術室を含む)21室。計30室設けられていて、部屋割りの結果、俺たちは自分のクラスに泊まることになった。
-教室-
目黒理
「なんか、よく分からないことになったな」
浜松里奈
「これ、生き残れるかな?」
神童知佳
「今のうちにさ、ルールブック見ようよ、」
ルールブックの表紙をめくると、
═ 連帯責任 ═
チームの誰かが約束を破れば
連帯責任としてチーム全員脱落。
と、でかでかと書かれていた
目黒理
「連帯責任…か。」
神童知佳
「ごめん、私、2人みたいに器用じゃないし足手まといになるかもしれない…」
知佳は落ち込んでいるように見える
すると、
浜松里奈
「大丈夫!絶対に大丈夫だよ!」
目黒理
「続き読もう、何か手がかりがあるかも」
浜松里奈
「手がかり?」
ルールブックにはその他に、
・他のチーム及びゲームマスターへの暴力禁止
・他のチームへの暴言禁止
・体育館のステージへの昇段禁止
・体育館内での携帯電話使用禁止
・宿泊時、自分の部屋以外への入室禁止
・10時以降の電気使用禁止
・毎日午前8時までに体育館に入ること
・他のチームへの妨害と見なされること禁止
・学校からの外出禁止
・キャンセル希望者は1000万円を払うこと
(なお、キャンセルした場合、社会的に死ぬ)
・警察や家への連絡禁止
・動画配信・写真撮影禁止
と書かれていた
浜松里奈
「こんなのってバレるもんなの?」
目黒理
「さっきも言ったけど、アイツなら出来てもおかしくない、」
神童知佳
「てか、キャンセルした場合の社会的死って?」
目黒理
「社会的に死ぬってことだろ。」
神童知佳
「どんな感じ?」
浜松里奈
「不祥事とかを公表するってことかな」
神童知佳
「あー、そう言う感じね。」
浜松里奈
「にしても、そろそろお腹空いたなぁ」
神童知佳
「食事とかってどうするんだろ?」
目黒理
「えっと~、え?ルールブックにメニュー書いてある…結構多いよ!」
神童知佳
「これをあの電話で頼めば良いのかな?」
知佳は教室にかけられている固定電話を指す
浜松里奈
「お腹も空いたし何か食べる?」
目黒理
「じゃあ俺は塩ラーメンで、」
浜松里奈
「私は唐揚げ定食にさしよっかな、」
目黒理
「知佳は?」
神童知佳
「私は、カレーライスにしよっかな、」
目黒理
「OK」
その日は食事して、そのまま眠りについた
教室の床は居心地が悪くあまり寝付けなかった。
-体育館-
赤崎貴斗
「時間通りに来たチームは25チーム、
残り3チームは脱落です!よって死刑!」
相変わらず、銃のコントロールをみると手慣れているのような感じがする。
目黒理
「いよいよ、第1ゲームが始まるんだよな」
浜松里奈
「第1ゲームは、何だろうね」
赤崎貴斗
「第1ゲームは…"あなた"です!」
目黒理
「ん?あなた?」
浜松里奈
「多分、ゲーム名じゃない?」
目黒理
「そんなゲームあるの?あなたって」
赤崎貴斗
「今から、あなたについて教えて下さい」
目黒理
「どういうこと?」
浜松里奈
「自己紹介ってことかな、」
目黒理
「自己紹介…」
赤崎貴斗
「例えば、あなたの名前は?という質問に対し、僕の場合、赤崎貴斗です。と答えればOK!回答者はグループで交代してね」
目黒理
「質問に答えれば良いだけ?」
浜松里奈
「簡単じゃん!」
誰しもが最初、そう思った。
赤崎貴斗
「私は嘘つきが嫌いだ。第一問!あなたの誕生日はいつですか?」
目黒理
「12月25日」
「3月21日」「5月6日」「8月8日」「1月1日」
次々と各々のグループの1人が答える。
そして、
「9月12日!」
赤崎貴斗
「第1問、クリア!」
目黒理
「思ってた以上に簡単じゃん!」
浜松里奈
「これなら全員クリアしそうね」
赤崎貴斗
「第2問!好きなことは?」
「第3問!睡眠時間は?」
「第4問!好きな食べ物は?」
「第5問!家族構成は?」
「第6問!年齢は?」
皆は次々とクリアしていき、
全チームこのゲームで生き残ると思っていた
そして、第9問まで辿り着いた。
赤崎貴斗
「第9問!ラストスパートだ」
浜松里奈
「回答者は私ね、余裕だよ!」
目黒理
「もうちょっとだぁ!」
赤崎貴斗「初体験はいつ?」
急に空気が変わった気がした。
すると他のグループの1人、近藤麗華が
「プライバシーの侵害じゃない?こんなの答える必要ないわよ!」
と言うと、
「そうだそうだ!」「やめよこのゲーム!」
すると、
浜松里奈
「現在、未経験です。」
暫く、体育館には沈黙の空気があった。
その後、男子生徒は歓声でいっぱいに。
近藤麗華
「…な、」
すると麗華のチームのメンバーが
「ほら、早く!」「簡単でしょ!」
と麗華を焦らせる
近藤麗華
「私の可憐なイメージが…」
浜松里奈
「あんたの変なプライドのせいで、チームのメンバーを殺さないで!」
近藤麗華
「あなたに何が分かるの!」
浜松里奈
「…分からないわよ!何も。」
近藤麗華
「私は……み、未経験よ!」
『嘘が感知されました。』
赤崎貴斗
「嘘ついたの?言ったよね、僕は嘘つきが嫌いだって、」
近藤麗華
「しょ、証拠は!証拠がなかったら私が嘘ついてるって言えないでしょ!」
赤崎貴斗
「…証拠…ですか。」
近藤麗華
「そうよ!」
すると、プロジェクターからスクリーンに映し出された。
それは、男子生徒と麗華の行為が盗撮されたものだったのだ。
しかも、複数の男子だ。
「てか、これ私の彼氏なんだけど!」
「あ、あれ、ウチの彼氏なのに。」
体育館中は騒々しくなってきた
近藤麗華
「もう、終わりだわ、」
すると、複数の女子が麗華の周りに立つ
「最低、」「この淫乱女!」「死ね、」
『他のチームへの暴言が感知されました』
赤崎貴斗
「他チームへの暴言も失格ですよ!意外とあっさりした最期でしたね。さよなら。」
また銃声が鳴る。何発も、何発も。
複数のチームがこのゲームで亡くなった
赤崎貴斗
「生存チームは、20チーム!5チームも脱落したのか」
目黒理
「うっ、血の臭いが、」
赤崎貴斗
「確かに、臭いがすごいですね。ステージを変えちゃいましょう、その前に、最後の10問目です!」
目黒理
「回答者は俺だな、」
浜松里奈
「さっさと終わらせよ、」
赤崎貴斗
「次は、''はい''か''いいえ''の二択だよ」
赤崎貴斗
「第10問!人を殺したことがある?」
その質問は俺にとって1番聴かれたくなかった。
おそらく学年集会かなんかだろう。
1回目に戻ったときは昔の自分と今の自分がいたが、
今回は、昔の自分の姿になっている。
????
「皆さん!よくぞ集まったなぁ」
目黒理
「まさか、こいつって、」
????
「改めまして、今期生徒会長の赤崎貴斗だ」
目黒理
「あれが貴斗?何か全然違うじゃん!」
赤崎貴斗
「皆さんに命を懸けてもらいたい」
目黒理
「命?」
赤崎貴斗
「その名も!友情破壊ゲーム!」
目黒理
「友情…破壊…ゲーム?」
赤崎貴斗
「このゲームは友情を壊すゲームだよ」
目黒理
「ゲームの内容は?」
赤崎貴斗
「僕を除く3年全員、計90人を3人ずつの グループに分ける。そして、グループ対抗で10のゲームにチャレンジしてもらうよ!」
目黒理
「それは…強制か?」
赤崎貴斗
「強制だよ!」
目黒理
「そんな…」
赤崎貴斗
「全ゲームの終了後、生き残った者全員に現時点では1人に付き1億円を授ける。これで文句は言わせないよ~!」
「うぉー!」「イイゾ~!」「サイコー!」
体育館は生徒会長を称える声で包まれる。
皆、生徒会長の嘘企画だと思ってるようだ
しかし俺は、貴斗の頭脳なら、実行してもおかしくないと思った。
赤崎貴斗
「では、3人チームを組んで!15分後に始めるよ!よ~いスタート!」
俺は里奈、凛斗、穂香、日向、知佳を集める。
浜松里奈
「6人だね、」
目黒理
「3人ずつに分かれるか」
佐倉日向
「じゃあグーかパーかで分かれよ!」
このチーム分けが俺らの運命を狂わせた
『グーとパーで分かれましょ!』
約9年間一緒だった俺らは、
全員同じ手を出し続けてたため
なかなか勝負がつかなかった。そして…
グー: 目黒理・浜松里奈・神童知佳
パー: 志賀穂香・坂本凛斗・佐倉日向
目黒理
「じゃあ、皆で生き残ろうな!」
浜松里奈
「……それって、死亡フラグだよ。」
目黒理
「死亡…フラグ?」
浜松里奈
「死の前兆の言動って感じかな~」
目黒理
「よく分かんないけど、俺ら、死ぬの?」
浜松里奈
「…ま、まぁ、私たちなら大丈夫でしょ!」
そして…
赤崎貴斗
「グループ決め終了!チームを組めなかった者は脱落です!3101、3119、3203、3211、3234、3306番の方は残念ながら失格です。よって死刑執行の罰です。
おそらく、その番号は学籍番号だろう
3101
「やだ、死にたくない、嫌だ、嫌だー!」
ふざけたような芝居をする生徒に向かい、
貴斗は長い銃を向け次々と発砲した。
彼の目は、ただ一方をじっと見ていた。
「おい、マジで撃ったぞ、」
「嘘だろ?ドッキリかなんかだろ?」
6人の生徒からは多量の血が溢れている
赤崎貴斗
「の、残り84名、28チームの皆様、
ご検討を~お祈りしま~す!」
貴斗はステージ裏へと去ってしまった。
すると、とあるチームが、
「皆で協力してここから逃げ出そう!」
「そうだな、早く出よう!」
そして体育館の非常口から出ようとするも、
扉が開かないことに気づく。
「おい、開かねぇぞ!なんでだよ!」
「てか、今さらだけど、先生いなくね?」
「ホントだ、全然気づかなかった、」
暫くして、ステージに貴斗が戻ってくる
貴斗がマイクをとると、生徒たちは黙る
赤崎貴斗
「逃げようとしても無駄、ここから生きて帰れる選択肢はただ1つ…。10個のゲームをクリアすること。」
すると、
????
「ふざけたゲームしやがって!てめぇ、俺らZ6の存在、知らねぇのかよ!」
見るからにヤンキー感を醸し出す男子がそう言うと
赤崎貴斗
「もちろん、知ってますよ。あなたは…」
そう言い始め次々と指を指し紹介する。
Z6リーダー、神宮寺 翔、
副リーダー、一ノ瀬 颯汰
相沢 駿、浜田 照星、斉藤昴、渡邊元気
神宮寺翔
「分かってて、喧嘩売ってんのか?」
赤崎貴斗
「そちらこそ、僕のこと馬鹿にしないでもらえませんか?」
神宮寺翔
「お前ら、行くぞ!」
颯汰・駿・昴・照星・元気
「おう!」
そう言うと、翔を先頭にZ6はステージへ登っていく
しかし、
赤崎貴斗
「ルール違反です、よって、脱落です!」
貴斗は銃弾を撃つ。銃声が体育館中の人を恐怖に陥れる。
赤崎貴斗
「さて、これはルールブックです。対決は明日から行います!グループごとに部屋割りしました今日から、そこで寝泊まりしてください」
俺らは何が起こってるか分からないままルールブックの通りに従った。殺されないためにも。
夜は1・2年はいないため、3クラス×3学年=9教室と、
空き教室(音楽室や美術室を含む)21室。計30室設けられていて、部屋割りの結果、俺たちは自分のクラスに泊まることになった。
-教室-
目黒理
「なんか、よく分からないことになったな」
浜松里奈
「これ、生き残れるかな?」
神童知佳
「今のうちにさ、ルールブック見ようよ、」
ルールブックの表紙をめくると、
═ 連帯責任 ═
チームの誰かが約束を破れば
連帯責任としてチーム全員脱落。
と、でかでかと書かれていた
目黒理
「連帯責任…か。」
神童知佳
「ごめん、私、2人みたいに器用じゃないし足手まといになるかもしれない…」
知佳は落ち込んでいるように見える
すると、
浜松里奈
「大丈夫!絶対に大丈夫だよ!」
目黒理
「続き読もう、何か手がかりがあるかも」
浜松里奈
「手がかり?」
ルールブックにはその他に、
・他のチーム及びゲームマスターへの暴力禁止
・他のチームへの暴言禁止
・体育館のステージへの昇段禁止
・体育館内での携帯電話使用禁止
・宿泊時、自分の部屋以外への入室禁止
・10時以降の電気使用禁止
・毎日午前8時までに体育館に入ること
・他のチームへの妨害と見なされること禁止
・学校からの外出禁止
・キャンセル希望者は1000万円を払うこと
(なお、キャンセルした場合、社会的に死ぬ)
・警察や家への連絡禁止
・動画配信・写真撮影禁止
と書かれていた
浜松里奈
「こんなのってバレるもんなの?」
目黒理
「さっきも言ったけど、アイツなら出来てもおかしくない、」
神童知佳
「てか、キャンセルした場合の社会的死って?」
目黒理
「社会的に死ぬってことだろ。」
神童知佳
「どんな感じ?」
浜松里奈
「不祥事とかを公表するってことかな」
神童知佳
「あー、そう言う感じね。」
浜松里奈
「にしても、そろそろお腹空いたなぁ」
神童知佳
「食事とかってどうするんだろ?」
目黒理
「えっと~、え?ルールブックにメニュー書いてある…結構多いよ!」
神童知佳
「これをあの電話で頼めば良いのかな?」
知佳は教室にかけられている固定電話を指す
浜松里奈
「お腹も空いたし何か食べる?」
目黒理
「じゃあ俺は塩ラーメンで、」
浜松里奈
「私は唐揚げ定食にさしよっかな、」
目黒理
「知佳は?」
神童知佳
「私は、カレーライスにしよっかな、」
目黒理
「OK」
その日は食事して、そのまま眠りについた
教室の床は居心地が悪くあまり寝付けなかった。
-体育館-
赤崎貴斗
「時間通りに来たチームは25チーム、
残り3チームは脱落です!よって死刑!」
相変わらず、銃のコントロールをみると手慣れているのような感じがする。
目黒理
「いよいよ、第1ゲームが始まるんだよな」
浜松里奈
「第1ゲームは、何だろうね」
赤崎貴斗
「第1ゲームは…"あなた"です!」
目黒理
「ん?あなた?」
浜松里奈
「多分、ゲーム名じゃない?」
目黒理
「そんなゲームあるの?あなたって」
赤崎貴斗
「今から、あなたについて教えて下さい」
目黒理
「どういうこと?」
浜松里奈
「自己紹介ってことかな、」
目黒理
「自己紹介…」
赤崎貴斗
「例えば、あなたの名前は?という質問に対し、僕の場合、赤崎貴斗です。と答えればOK!回答者はグループで交代してね」
目黒理
「質問に答えれば良いだけ?」
浜松里奈
「簡単じゃん!」
誰しもが最初、そう思った。
赤崎貴斗
「私は嘘つきが嫌いだ。第一問!あなたの誕生日はいつですか?」
目黒理
「12月25日」
「3月21日」「5月6日」「8月8日」「1月1日」
次々と各々のグループの1人が答える。
そして、
「9月12日!」
赤崎貴斗
「第1問、クリア!」
目黒理
「思ってた以上に簡単じゃん!」
浜松里奈
「これなら全員クリアしそうね」
赤崎貴斗
「第2問!好きなことは?」
「第3問!睡眠時間は?」
「第4問!好きな食べ物は?」
「第5問!家族構成は?」
「第6問!年齢は?」
皆は次々とクリアしていき、
全チームこのゲームで生き残ると思っていた
そして、第9問まで辿り着いた。
赤崎貴斗
「第9問!ラストスパートだ」
浜松里奈
「回答者は私ね、余裕だよ!」
目黒理
「もうちょっとだぁ!」
赤崎貴斗「初体験はいつ?」
急に空気が変わった気がした。
すると他のグループの1人、近藤麗華が
「プライバシーの侵害じゃない?こんなの答える必要ないわよ!」
と言うと、
「そうだそうだ!」「やめよこのゲーム!」
すると、
浜松里奈
「現在、未経験です。」
暫く、体育館には沈黙の空気があった。
その後、男子生徒は歓声でいっぱいに。
近藤麗華
「…な、」
すると麗華のチームのメンバーが
「ほら、早く!」「簡単でしょ!」
と麗華を焦らせる
近藤麗華
「私の可憐なイメージが…」
浜松里奈
「あんたの変なプライドのせいで、チームのメンバーを殺さないで!」
近藤麗華
「あなたに何が分かるの!」
浜松里奈
「…分からないわよ!何も。」
近藤麗華
「私は……み、未経験よ!」
『嘘が感知されました。』
赤崎貴斗
「嘘ついたの?言ったよね、僕は嘘つきが嫌いだって、」
近藤麗華
「しょ、証拠は!証拠がなかったら私が嘘ついてるって言えないでしょ!」
赤崎貴斗
「…証拠…ですか。」
近藤麗華
「そうよ!」
すると、プロジェクターからスクリーンに映し出された。
それは、男子生徒と麗華の行為が盗撮されたものだったのだ。
しかも、複数の男子だ。
「てか、これ私の彼氏なんだけど!」
「あ、あれ、ウチの彼氏なのに。」
体育館中は騒々しくなってきた
近藤麗華
「もう、終わりだわ、」
すると、複数の女子が麗華の周りに立つ
「最低、」「この淫乱女!」「死ね、」
『他のチームへの暴言が感知されました』
赤崎貴斗
「他チームへの暴言も失格ですよ!意外とあっさりした最期でしたね。さよなら。」
また銃声が鳴る。何発も、何発も。
複数のチームがこのゲームで亡くなった
赤崎貴斗
「生存チームは、20チーム!5チームも脱落したのか」
目黒理
「うっ、血の臭いが、」
赤崎貴斗
「確かに、臭いがすごいですね。ステージを変えちゃいましょう、その前に、最後の10問目です!」
目黒理
「回答者は俺だな、」
浜松里奈
「さっさと終わらせよ、」
赤崎貴斗
「次は、''はい''か''いいえ''の二択だよ」
赤崎貴斗
「第10問!人を殺したことがある?」
その質問は俺にとって1番聴かれたくなかった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
かつて僕を振った幼馴染に、お月見をしながら「月が綺麗ですね」と言われた件。それって告白?
久野真一
青春
2021年5月26日。「スーパームーン」と呼ばれる、満月としては1年で最も地球に近づく日。
同時に皆既月食が重なった稀有な日でもある。
社会人一年目の僕、荒木遊真(あらきゆうま)は、
実家のマンションの屋上で物思いにふけっていた。
それもそのはず。かつて、僕を振った、一生の親友を、お月見に誘ってみたのだ。
「せっかくの夜だし、マンションの屋上で、思い出話でもしない?」って。
僕を振った一生の親友の名前は、矢崎久遠(やざきくおん)。
亡くなった彼女のお母さんが、つけた大切な名前。
あの時の告白は応えてもらえなかったけど、今なら、あるいは。
そんな思いを抱えつつ、久遠と共に、かつての僕らについて語りあうことに。
そして、皆既月食の中で、僕は彼女から言われた。「月が綺麗だね」と。
夏目漱石が、I love youの和訳として「月が綺麗ですね」と言ったという逸話は有名だ。
とにかく、月が見えないその中で彼女は僕にそう言ったのだった。
これは、家族愛が強すぎて、恋愛を諦めざるを得なかった、「一生の親友」な久遠。
そして、彼女と一緒に生きてきた僕の一夜の物語。
目の前で始まった断罪イベントが理不尽すぎたので口出ししたら巻き込まれた結果、何故か王子から求婚されました
歌龍吟伶
恋愛
私、ティーリャ。王都学校の二年生。
卒業生を送る会が終わった瞬間に先輩が婚約破棄の断罪イベントを始めた。
理不尽すぎてイライラしたから口を挟んだら、お前も同罪だ!って謎のトバッチリ…マジないわー。
…と思ったら何故か王子様に気に入られちゃってプロポーズされたお話。
全二話で完結します、予約投稿済み
病院の僧侶(プリースト) と家賃という悪夢にしばられた医者
加藤かんぬき
ミステリー
僧侶サーキスは生き別れた師匠を探す旅の途中、足の裏に謎の奇病が出現。歩行も困難になり、旅を中断する。
そして、とある病院で不思議な医者、パディ・ライスという男と出会う。
中世時代のヨーロッパという時代背景でもありながら、その医者は数百年は先の医療知識と技術を持っていた。
医療に感銘を受けた僧侶サーキスはその病院で働いていくことを決心する。
訪れる患者もさまざま。
まぶたが伸びきって目が開かない魔女。
痔で何ものにもまたがることもできなくなったドラゴン乗りの戦士。
声帯ポリープで声が出せなくなった賢者。
脳腫瘍で記憶をなくした勇者。
果たしてそのような患者達を救うことができるのか。
間接的に世界の命運は僧侶のサーキスと医者パディの腕にかかっていた。
天才的な技術を持ちながら、今日も病院はガラガラ。閑古鳥が鳴くライス総合外科病院。
果たしてパディ・ライスは毎月の家賃を支払うことができるのか。
僧侶のサーキスが求める幸せとは。
小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
本当にあった怖い話
邪神 白猫
ホラー
リスナーさんや読者の方から聞いた体験談【本当にあった怖い話】を基にして書いたオムニバスになります。
完結としますが、体験談が追加され次第更新します。
LINEオプチャにて、体験談募集中✨
あなたの体験談、投稿してみませんか?
投稿された体験談は、YouTubeにて朗読させて頂く場合があります。
【邪神白猫】で検索してみてね🐱
↓YouTubeにて、朗読中(コピペで飛んでください)
https://youtube.com/@yuachanRio
※登場する施設名や人物名などは全て架空です。
【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド
まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。
事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。
一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。
その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。
そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。
ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。
そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。
第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。
表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる