15 / 94
第1の物語「高校のナゾ」
03
しおりを挟む
7月20日「不審者乗り込み事案発生直ちに生徒は避難しなさい」
時は7月17日に遡る
校門前
白鷺新一「ムシムシするな」
赤峰健太「まぁ梅雨だからねぇ」
白鷺新一「あ、緑谷!」
緑谷宏之「…」
白鷺新一「あれ?緑谷~!」
宏之は新一を無視し学校の中へ入る
白鷺新一「ムシムシする日に無視かよ」
赤峰健太「無視だけに?」
白鷺新一「…」
赤峰健太「え、なんで俺が滑ったみたいになってるの!」
白鷺新一「…ったく返事ぐらいすれば良いのに」
赤峰健太「…まぁ、前のこともあったからね」
白鷺新一「あんなの気にしなくて良いのに」
赤峰健太「そう言うわけにもいかないんだよね」
白鷺新一「ふ~ん、そんなもんなのか」
-教室-
鬼瓦賢虎「期末試験を返す!青山!」
青山勝利「はい、」
鬼瓦賢虎「85点」
青山勝利「…」
鬼瓦賢虎「赤峰、70点」
赤峰健太「下がったなぁ」
鬼瓦賢虎「黄宮、58、紫村、55」
黄宮充義「…」
紫村蓮翔「…」
鬼瓦賢虎「橙乃、80、桃川、78」
橙乃凌久「やった80!」
桃川晴輝「もう少しで80なのに、」
鬼瓦賢虎「そして学年一位は同率一位で99!」
赤峰健太「99?」
鬼瓦賢虎「白鷺、そして緑谷!」
白鷺新一「よし、」
緑谷宏之「………」
鬼瓦賢虎「それに比べ黒羽と灰原」
黒羽俊也「…はい、」
鬼瓦賢虎「お前ら両方29点赤点だ!」
灰原和哉「………」
鬼瓦賢虎「このままだとお前ら退学だ」
白鷺新一「退学?厳しくねぇか?」
鬼瓦賢虎「本校の校則第二条!
定期テストで2連続赤点の場合
例外を除き退学処分に処する」
黒羽俊也「そんな、」
鬼瓦賢虎「さぁ今のうちに辞めるか?」
灰原和哉「…考えときます。」
黒羽俊也「僕も、」
-職員室-
五十嵐悟「凄いですね99なんて」
(五十嵐悟)1Aの担任
神童快斗「しかも2人ですよね」
(神童快斗)1Cの担任
藍沢英樹「流石、鬼瓦先生!」
(藍沢英樹)1Dの担任
鬼瓦賢虎「その分危ない生徒もいます」
五十嵐悟「危ないというと?」
鬼瓦賢虎「退学処分になりそう」
五十嵐悟「それだったら僕のクラスも」
神童快斗「この学年は全員で40名、うち退学処分リーチ者は」
鬼瓦賢虎「俺のところは2名」
五十嵐悟「僕は3名」
藍沢英樹「僕は5名ですよ」
神童快斗「僕のところも5名」
鬼瓦賢虎「計15名、残り25名、」
神童快斗「東大合格者は20名の予定なのに」
鬼瓦賢虎「そうなると東大進学率は80%」
藍沢英樹「30%も増えてるじゃないですか」
-学生寮-
102室
黒羽俊也「2人揃って29か、」
灰原和哉「退学になるかもな」
黒羽俊也「どうすればいいんだよ、」
灰原和哉「…活躍すれば良い、とか」
黒羽俊也「活躍?」
灰原和哉「例えば…犯人を捕まえるとか」
黒羽俊也「犯人?でもそんな簡単に、」
灰原和哉「犯人を募集すれば良いんだよ」
黒羽俊也「募集ねぇ、どうやって?」
灰原和哉「Twitterだよ!」
黒羽俊也「なるほど、」
#犯人募集します #高校の不審者募集
そのツイートともに学校の標札が投稿された
-101室-
白鷺新一「ん?何これ?」
赤峰健太「どうしたの?」
白鷺新一「Twitter見てたらこんなものが」
赤峰健太「なになに…#犯人募集します」
白鷺新一「それと、この写真」
赤峰健太「これって俺らの学校じゃん」
白鷺新一「嫌な予感がするな、」
赤峰健太「それ、死亡フラグだよ」
白鷺新一「死亡フラグ?」
赤峰健太「特定の人物が死ぬ伏線の言動」
白鷺新一「それ俺立てちゃったの?」
赤峰健太「うん、」
白鷺新一「そんな、じゃあ俺死ぬの?」
赤峰健太「今の場合学校関係者全員にあたる」
白鷺新一「つまりこの事件が起こるってこと?」
赤峰健太「先生に下手に言わない方がいい」
白鷺新一「なんで?言った方がいいでしょ?」
赤峰健太「その事を言ったら俺らが疑われる」
白鷺新一「でも、」
赤峰健太「そしたら他の奴らを助けれない」
白鷺新一「わかった…わかったよ…」
その3日後…
3日前のことなど忘れていた
鬼瓦賢虎「明日から夏休みとなる、今日は夏休みの課題を配布する」
白鷺新一「そっか、課題あるのか、」
赤峰健太「この学校特別だから多いだろうな」
鬼瓦賢虎「課題は…昆虫採集だ!」
赤峰健太「昆虫採集?馬鹿げてるな、」
鬼瓦賢虎「馬鹿げてる?全くそんなことはない」
緑谷宏之「目的は?」
鬼瓦賢虎「自然とふれ合い自然を感じる」
緑谷宏之「まともな答えなんだよなぁ」
鬼瓦賢虎「その昆虫のレア度によってポイントは変わる」
緑谷宏之「ポイント?」
鬼瓦賢虎「例えばカブトムシは8点,セミは2点」
緑谷宏之「なるほど、そう言うことね、」
「不審者乗り込み事案発生直ちに生徒は避難しなさい」
鬼瓦賢虎「不審者?お前ら避難しろ!」
赤峰健太「避難ってどこに?」
鬼瓦賢虎「体育館へ向かえ!」
白鷺新一「お前ら、早く行くぞ!」
灰原和哉「俺は立ち向かう、」
黒羽俊也「僕も、ね、」
白鷺新一「危ないから行くぞ!」
灰原和哉「守らなきゃいけないんだよ」
黒羽俊也「この学校をね、」
白鷺新一「………わかった俺たちは避難する」
-体育館-
赤峰健太「2人おいていって良かったの?」
白鷺新一「妙に怪しかった、」
赤峰健太「何が?」
緑谷宏之「台詞の掛け合い、」
赤峰健太「え?」
白鷺新一「そう!」
緑谷宏之「まるで打合せしてたかのように」
赤峰健太「待って、つまりそれって?」
白鷺新一「2人は不審者が来ることを知っていた」
緑谷宏之「=彼らは不審者とグルだ、」
赤峰健太「でも、何でこんなことを?」
緑谷宏之「多分、退学を免れるため、」
白鷺新一「俺もそう思う、」
-廊下-
鬼瓦賢虎「危ないから早く逃げろ!」
黒羽俊也「大丈夫です、」
灰原和哉「僕も!」
すると不審者は俊也へと襲いかかる
黒羽俊也「…余裕だ」
????「死ね!消えろ!ゴミ!」
黒羽俊也「ちょ、強い、やめ、」
????「おい!聞けよ!」
黒羽俊也「痛い、誰だお前!」
????「風道俊介、聞いたことある?」
黒羽俊也「んなの知るかよ!離せ!」
風道俊介「中学時代、お前が苛めてた」
黒羽俊也「んなの忘れたよ!」
風道俊介「僕は!…君を許さない、」
灰原和哉「俊也から離れろ!」
風道俊介「そっち頼んだわ、結城」
灰原和哉「へ?」
結城久輝「任せろ、風道!」
そう言い和哉に襲いかかる
灰原和哉「やめろ!」
鬼瓦賢虎「何してるんですか?」
????「さよなら鬼瓦賢虎!」
何者かが鬼瓦を気絶させた
緑谷宏之「さすがに遅くないか?」
白鷺新一「…もしかしたら」
赤峰健太「何が起こってんの?」
白鷺新一「とんでもないことに…」
赤峰健太「新一!聞いてる?」
白鷺新一「ちょっと見てくる、」
赤峰健太「待って俺も行く!」
緑谷宏之「勝利、俺らも行こう」
青山勝利「…わかった。」
-????-
鬼瓦賢虎「ウッ、何だ、ここは、」
黒羽俊也「あれ、なんで、」
灰原和哉「裏切ったなぁ、」
鬼瓦賢虎「裏切る?何の話だ、」
灰原和哉「いえ、何も、」
鬼瓦賢虎「…そうか、」
風道俊介「皆さん起きたようですね」
結城久輝「いやぁよく寝たねぇ」
鬼瓦賢虎「2人?もう1人いるだろ、」
風道俊介「さすが先生、じゃあこっちの先生も」
????「ど~も~!」
-校内 地下-
????「いよいよ始動ですか」
????「計画実行は8月20日花火大会の日」
????「校長の最後が楽しみだなぁ。てかあの人は?」
????「まだ来てないようだ、」
3話完
-次回予告-
絶体絶命の鬼瓦らに現れたのは…
一体どうなってしまうのか…
そして校長の危機まで残り 30 日
時は7月17日に遡る
校門前
白鷺新一「ムシムシするな」
赤峰健太「まぁ梅雨だからねぇ」
白鷺新一「あ、緑谷!」
緑谷宏之「…」
白鷺新一「あれ?緑谷~!」
宏之は新一を無視し学校の中へ入る
白鷺新一「ムシムシする日に無視かよ」
赤峰健太「無視だけに?」
白鷺新一「…」
赤峰健太「え、なんで俺が滑ったみたいになってるの!」
白鷺新一「…ったく返事ぐらいすれば良いのに」
赤峰健太「…まぁ、前のこともあったからね」
白鷺新一「あんなの気にしなくて良いのに」
赤峰健太「そう言うわけにもいかないんだよね」
白鷺新一「ふ~ん、そんなもんなのか」
-教室-
鬼瓦賢虎「期末試験を返す!青山!」
青山勝利「はい、」
鬼瓦賢虎「85点」
青山勝利「…」
鬼瓦賢虎「赤峰、70点」
赤峰健太「下がったなぁ」
鬼瓦賢虎「黄宮、58、紫村、55」
黄宮充義「…」
紫村蓮翔「…」
鬼瓦賢虎「橙乃、80、桃川、78」
橙乃凌久「やった80!」
桃川晴輝「もう少しで80なのに、」
鬼瓦賢虎「そして学年一位は同率一位で99!」
赤峰健太「99?」
鬼瓦賢虎「白鷺、そして緑谷!」
白鷺新一「よし、」
緑谷宏之「………」
鬼瓦賢虎「それに比べ黒羽と灰原」
黒羽俊也「…はい、」
鬼瓦賢虎「お前ら両方29点赤点だ!」
灰原和哉「………」
鬼瓦賢虎「このままだとお前ら退学だ」
白鷺新一「退学?厳しくねぇか?」
鬼瓦賢虎「本校の校則第二条!
定期テストで2連続赤点の場合
例外を除き退学処分に処する」
黒羽俊也「そんな、」
鬼瓦賢虎「さぁ今のうちに辞めるか?」
灰原和哉「…考えときます。」
黒羽俊也「僕も、」
-職員室-
五十嵐悟「凄いですね99なんて」
(五十嵐悟)1Aの担任
神童快斗「しかも2人ですよね」
(神童快斗)1Cの担任
藍沢英樹「流石、鬼瓦先生!」
(藍沢英樹)1Dの担任
鬼瓦賢虎「その分危ない生徒もいます」
五十嵐悟「危ないというと?」
鬼瓦賢虎「退学処分になりそう」
五十嵐悟「それだったら僕のクラスも」
神童快斗「この学年は全員で40名、うち退学処分リーチ者は」
鬼瓦賢虎「俺のところは2名」
五十嵐悟「僕は3名」
藍沢英樹「僕は5名ですよ」
神童快斗「僕のところも5名」
鬼瓦賢虎「計15名、残り25名、」
神童快斗「東大合格者は20名の予定なのに」
鬼瓦賢虎「そうなると東大進学率は80%」
藍沢英樹「30%も増えてるじゃないですか」
-学生寮-
102室
黒羽俊也「2人揃って29か、」
灰原和哉「退学になるかもな」
黒羽俊也「どうすればいいんだよ、」
灰原和哉「…活躍すれば良い、とか」
黒羽俊也「活躍?」
灰原和哉「例えば…犯人を捕まえるとか」
黒羽俊也「犯人?でもそんな簡単に、」
灰原和哉「犯人を募集すれば良いんだよ」
黒羽俊也「募集ねぇ、どうやって?」
灰原和哉「Twitterだよ!」
黒羽俊也「なるほど、」
#犯人募集します #高校の不審者募集
そのツイートともに学校の標札が投稿された
-101室-
白鷺新一「ん?何これ?」
赤峰健太「どうしたの?」
白鷺新一「Twitter見てたらこんなものが」
赤峰健太「なになに…#犯人募集します」
白鷺新一「それと、この写真」
赤峰健太「これって俺らの学校じゃん」
白鷺新一「嫌な予感がするな、」
赤峰健太「それ、死亡フラグだよ」
白鷺新一「死亡フラグ?」
赤峰健太「特定の人物が死ぬ伏線の言動」
白鷺新一「それ俺立てちゃったの?」
赤峰健太「うん、」
白鷺新一「そんな、じゃあ俺死ぬの?」
赤峰健太「今の場合学校関係者全員にあたる」
白鷺新一「つまりこの事件が起こるってこと?」
赤峰健太「先生に下手に言わない方がいい」
白鷺新一「なんで?言った方がいいでしょ?」
赤峰健太「その事を言ったら俺らが疑われる」
白鷺新一「でも、」
赤峰健太「そしたら他の奴らを助けれない」
白鷺新一「わかった…わかったよ…」
その3日後…
3日前のことなど忘れていた
鬼瓦賢虎「明日から夏休みとなる、今日は夏休みの課題を配布する」
白鷺新一「そっか、課題あるのか、」
赤峰健太「この学校特別だから多いだろうな」
鬼瓦賢虎「課題は…昆虫採集だ!」
赤峰健太「昆虫採集?馬鹿げてるな、」
鬼瓦賢虎「馬鹿げてる?全くそんなことはない」
緑谷宏之「目的は?」
鬼瓦賢虎「自然とふれ合い自然を感じる」
緑谷宏之「まともな答えなんだよなぁ」
鬼瓦賢虎「その昆虫のレア度によってポイントは変わる」
緑谷宏之「ポイント?」
鬼瓦賢虎「例えばカブトムシは8点,セミは2点」
緑谷宏之「なるほど、そう言うことね、」
「不審者乗り込み事案発生直ちに生徒は避難しなさい」
鬼瓦賢虎「不審者?お前ら避難しろ!」
赤峰健太「避難ってどこに?」
鬼瓦賢虎「体育館へ向かえ!」
白鷺新一「お前ら、早く行くぞ!」
灰原和哉「俺は立ち向かう、」
黒羽俊也「僕も、ね、」
白鷺新一「危ないから行くぞ!」
灰原和哉「守らなきゃいけないんだよ」
黒羽俊也「この学校をね、」
白鷺新一「………わかった俺たちは避難する」
-体育館-
赤峰健太「2人おいていって良かったの?」
白鷺新一「妙に怪しかった、」
赤峰健太「何が?」
緑谷宏之「台詞の掛け合い、」
赤峰健太「え?」
白鷺新一「そう!」
緑谷宏之「まるで打合せしてたかのように」
赤峰健太「待って、つまりそれって?」
白鷺新一「2人は不審者が来ることを知っていた」
緑谷宏之「=彼らは不審者とグルだ、」
赤峰健太「でも、何でこんなことを?」
緑谷宏之「多分、退学を免れるため、」
白鷺新一「俺もそう思う、」
-廊下-
鬼瓦賢虎「危ないから早く逃げろ!」
黒羽俊也「大丈夫です、」
灰原和哉「僕も!」
すると不審者は俊也へと襲いかかる
黒羽俊也「…余裕だ」
????「死ね!消えろ!ゴミ!」
黒羽俊也「ちょ、強い、やめ、」
????「おい!聞けよ!」
黒羽俊也「痛い、誰だお前!」
????「風道俊介、聞いたことある?」
黒羽俊也「んなの知るかよ!離せ!」
風道俊介「中学時代、お前が苛めてた」
黒羽俊也「んなの忘れたよ!」
風道俊介「僕は!…君を許さない、」
灰原和哉「俊也から離れろ!」
風道俊介「そっち頼んだわ、結城」
灰原和哉「へ?」
結城久輝「任せろ、風道!」
そう言い和哉に襲いかかる
灰原和哉「やめろ!」
鬼瓦賢虎「何してるんですか?」
????「さよなら鬼瓦賢虎!」
何者かが鬼瓦を気絶させた
緑谷宏之「さすがに遅くないか?」
白鷺新一「…もしかしたら」
赤峰健太「何が起こってんの?」
白鷺新一「とんでもないことに…」
赤峰健太「新一!聞いてる?」
白鷺新一「ちょっと見てくる、」
赤峰健太「待って俺も行く!」
緑谷宏之「勝利、俺らも行こう」
青山勝利「…わかった。」
-????-
鬼瓦賢虎「ウッ、何だ、ここは、」
黒羽俊也「あれ、なんで、」
灰原和哉「裏切ったなぁ、」
鬼瓦賢虎「裏切る?何の話だ、」
灰原和哉「いえ、何も、」
鬼瓦賢虎「…そうか、」
風道俊介「皆さん起きたようですね」
結城久輝「いやぁよく寝たねぇ」
鬼瓦賢虎「2人?もう1人いるだろ、」
風道俊介「さすが先生、じゃあこっちの先生も」
????「ど~も~!」
-校内 地下-
????「いよいよ始動ですか」
????「計画実行は8月20日花火大会の日」
????「校長の最後が楽しみだなぁ。てかあの人は?」
????「まだ来てないようだ、」
3話完
-次回予告-
絶体絶命の鬼瓦らに現れたのは…
一体どうなってしまうのか…
そして校長の危機まで残り 30 日
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)
チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。
主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。
ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。
しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。
その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。
「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」
これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。
マクデブルクの半球
ナコイトオル
ミステリー
ある夜、電話がかかってきた。ただそれだけの、はずだった。
高校時代、自分と折り合いの付かなかった優等生からの唐突な電話。それが全てのはじまりだった。
電話をかけたのとほぼ同時刻、何者かに突き落とされ意識不明となった青年コウと、そんな彼と昔折り合いを付けることが出来なかった、容疑者となった女、ユキ。どうしてこうなったのかを調べていく内に、コウを突き落とした容疑者はどんどんと増えてきてしまう───
「犯人を探そう。出来れば、彼が目を覚ますまでに」
自他共に認める在宅ストーカーを相棒に、誰かのために進む、犯人探し。
【完結】深海の歌声に誘われて
赤木さなぎ
ミステリー
突如流れ着いたおかしな風習の残る海辺の村を舞台とした、ホラー×ミステリー×和風世界観!
ちょっと不思議で悲しくも神秘的な雰囲気をお楽しみください。
海からは美しい歌声が聞こえて来る。
男の意志に反して、足は海の方へと一歩、また一歩と進んで行く。
その歌声に誘われて、夜の冷たい海の底へと沈んで行く。
そして、彼女に出会った。
「あなたの願いを、叶えてあげます」
深海で出会った歌姫。
おかしな風習の残る海辺の村。
村に根付く“ヨコシマ様”という神への信仰。
点と点が線で繋がり、線と線が交差し、そして謎が紐解かれて行く。
―― ―― ―― ―― ―― ―― ――
短期集中掲載。毎日投稿します。
完結まで執筆済み。約十万文字程度。
人によっては苦手と感じる表現が出て来るかもしれません。ご注意ください。
暗い雰囲気、センシティブ、重い設定など。
それなりに怖い話。
只野誠
ホラー
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
2025/1/18:『おじぞうさま』の章を追加。2025/1/25の朝8時頃より公開開始予定。
2025/1/17:『ねえ』の章を追加。2025/1/24の朝4時頃より公開開始予定。
2025/1/16:『よみち』の章を追加。2025/1/23の朝4時頃より公開開始予定。
2025/1/15:『えがお』の章を追加。2025/1/22の朝4時頃より公開開始予定。
2025/1/14:『にかい』の章を追加。2025/1/21の朝4時頃より公開開始予定。
2025/1/13:『かしや』の章を追加。2025/1/20の朝4時頃より公開開始予定。
2025/1/12:『すなば』の章を追加。2025/1/19の朝8時頃より公開開始予定。
✖✖✖Sケープゴート
itti(イッチ)
ミステリー
病気を患っていた母が亡くなり、初めて出会った母の弟から手紙を見せられた祐二。
亡くなる前に弟に向けて書かれた手紙には、意味不明な言葉が。祐二の知らない母の秘密とは。
過去の出来事がひとつづつ解き明かされ、祐二は母の生まれた場所に引き寄せられる。
母の過去と、お地蔵さまにまつわる謎を祐二は解き明かせるのでしょうか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる