青春の悪夢

Character編

File1. 東山充(Michiru Toyama)

　俺の名前は東山充。俺の両親は去年の夏休みに他界した。

夏休みのある日、俺は留守番をしていた。と言うのも、両親は結婚記念日と言うことで夫婦水入らずの海外旅行を堪能していた。写真を何枚も送られ、返信に色々迷ったなぁ。本当に楽しんでいた。

しかし、その帰りの飛行機が墜落した。そのときに、両親は死んだ。俺は、涙が止まらなかった。親孝行もできず、離ればなれになるなんて、思わなかった。本当に辛かった。

そのときから、学校で親の愚痴を言ってる奴が本当にムカついた。俺は家に帰ると、いつも泣いていた。そのとき京花は、いつも俺に差し入れをくれた。

一番嬉しかったのは、肉じゃがだったかな。母親の味を思いだし、涙がこぼれた。俺は心の中で誓った。「両親の分まで、充実した人生を送る。」と。