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第6章
リビドー・マッチ(4/7)
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朝食の最中、カナとは視線が合わないどころか会話のひとつも無かった。
彼女の機嫌が悪いことは火を見るより明らかだった。俺の煮え切らない態度が未だに不満であるらしい。
適当なことを口にするとまた言い争いに発展しそうな気がして、こちらとしても迂闊に話しかけることは憚られた。
缶詰のフルーツを口に運びながら、内心でため息をつく。
カナと衝突したのはこれで何度目だろう。3年前は口喧嘩ひとつしたことはなかったのに。
それだけ色々なものが形を変えてしまったということか。環境も、境遇も、それから俺たち自身の性格や考え方なんかも。
少し会わなかっただけで人はこうもすれ違う生き物なのかと痛感する。一抹の悲しさはあるが、実際はそんなに嘆かわしいことではないのかもしれない。きっとその変化は、とりわけカナにとっては成長と呼べるものに違いない。ならば3年前の関係の方が歪だったのではないかとも思うのだ。
かつての自分の裏切りを正当化するつもりはない。だけど果たして、あのまま安住の介入もなくカナと結ばれていたとして、彼女が抱える心の闇を払拭することができただろうか? 彼女自身が憂いていたように、その闇をいたずらに肥大化させた挙句、どこかで自分たちの関係も破滅を迎えていたのではないか?
少なくとも現在の彼女からはそういった闇の片鱗は微塵も感じられない。想像するに、安住と再会し、なんらかの困難を伴う経験を培った結果、心の闇――言うなれば愛情の欠落を埋める何かを見つけ出し、そして精神的に逞しい人間に生まれ変わったのだろう。
改めて立花カナはすごいと思う。それに比べて自分はどうだ?
俺の心の穴は立花カナだった。今はその穴に運良く新川カレンが収まっていて安定しているように見えるが、根本的には何の進歩も果たせていない。もし進歩していたのなら、俺はあの時、カレンの背中を押せていたはずだ。押せなかったのはカレンを失うことが怖かったから。立花カナを喪失したあの時のような絶望を味わいたくなかったから。
もうこの部屋でオナニーはしない。そう心に決めたのは、自分の未熟さを痛感し、このままではいけない、自分も成長しなければならないと切に感じたからだ。
カナを裏切ったのも、カレンを応援できないのも、全ては自分の理性が未熟だったことが原因だ。
理性とは、言い換えるなら他者を思いやる心のこと。ならば本能とは、他者を思いやる心を忘れて自己の欲求を満たそうとするエゴのことだろう。
もう本能の奴隷には成りたくない。
カナは俺のことを優しい人間だと言ってくれたが、断じてそんなことはない。いかなる本能の訴えをも自分の意思ひとつで制御できる人間こそが真の意味で優しい人間なのだと思う。これまでの人生を顧みて自分がそのような立派な人間になれているとは到底思えない。
「先輩」
不意に声がして、思考が中断する。
見ると、カナが神妙な面持ちでこちらを見つめていた。
「この後、お時間ありますか?」
ずいぶんと間の抜けた質問だ。時間など腐るほどに有り余っている。
だけどそう言って茶化すのは憚られた。真剣な目で見つめてくるものだから、俺も思いのほか緊張を強いられていた。
「ああ。なんの用だ?」
訊くとカナはこちらの視線から逃れるように俯いて、唇を結んだ。
意味深な間だ。今度はいったい何を言い出すつもりか? 少し不安になる。
やがて意を決したように彼女は顔を上げた。依然として瞳には真剣か光が宿っていた。
「私とゲームをしませんか?」
「ゲーム?」
「ちょっとした我慢比べです」
カナは電源のついていないテレビを指差して言う。
「ルールは簡単。アダルトビデオを鑑賞して先にオナニーした方が負けです」
「……は?」
思いがけない発言に思考が停止する。
対するカナは、どういうわけかしたり顔だ。微かに頬角を持ち上げて、挑戦的な眼差しを寄越してくる。
「忍耐の鬼を自負している先輩からすると、そんな対決は朝飯前かもしれませんが」
「いや、そんな自負はこれっぽっちも抱いていないが。……はあ、また唐突に何を言い出すかと思えば。よくそんなくだらないことを思いつくな」
あまり愉快な気持ちはしない。自然と語気も刺々しいものになる。
「相変わらずつれないですね。意地っ張りの先輩のためを思って提案してるんじゃないですか」
「あからさまなお為ごかしはやめろ。さっきも言っただろ。俺はもうお前の前でオナニーはしないと決めたんだ」
「『次に射精するのは私の膣の中』でしょ? えーえー聞きましたとも。覚えてますとも」
「せっかく言い直したのに原型に戻すなよ……。まあそういうわけだから、勝負には乗らない。そもそも乗っかるメリットがない」
「メリットですか。そうですね……では敗者には罰ゲームを課しましょう」
罰ゲーム。なんとも不穏な響きに、眉の間が強張る。
カナはびしっと人差し指を立てて、発言を続けた。
「こういうのはどうです? オナニーをしてしまった敗者は、勝者の言うことを何でもひとつ聞かなければならない」
「何でも?」
「何でもです」
力強いレスポンスだ。何が彼女をそこまでムキにさせているのか定かでないが……。
ふむ。その罰ゲームとやらを最大限自分の利として活かすにはどうしたらいいだろうか?
「それは、セックスもありか?」
「え?」
「俺が勝ったら、お前は俺とセックスしてくれるのかと訊いている」
最初に考えが行き着いたのは、やはりこの部屋を脱出することだった。
当然出すべくして出した質問のつもりだったが、意外に心の準備ができていなかったのか、カナのおもてに狼狽の色が広がった。目をあちこちに泳がせて、落ち着かない心情を露わにしている。
どうなんだ、とダメ押しすると、彼女はむっと唇を尖らせて、上目遣いにこちらの顔を覗き込んできた。
「鬼畜ですね。一介のレクレーションごときに肉体関係を求めてくるなんて」
「俺もお前とこんな形で関係を持ちたくないさ。だが、この部屋から出られるチャンスとなれば話は別だ。そのためなら悪魔に魂を売ることだってやぶさかじゃない」
その言葉は冗談ではないにしろ、まるっきり本気というわけでもない。そういう風に脅せば、無茶な要求を取り下げてくれるだろうと踏んだのだ。
「まったく。紳士なのかそうじゃないのか判断に苦しむ人ですね。分かりました。その時は観念して股を開いて差し上げましょう」
「そうか。まあそんな簡単にセックスできるわけ……えっ、いいの?」
予想外の回答に、今度はこちらが動揺する番だった。
カナは吐息して肩を竦めた。
「背に腹は代えられません。それだけ私も本気ということです」
「……目的は何だ」
「目的?」
とぼけたような顔で小首を傾げるカナ。
「今までの拒絶的な態度と一貫性が無さすぎる。いったい何を企んでいやがる」
不信感の塊が胸の中心に鎮座していた。自ずと口調も硬いものになる。
「私の目的は先輩にオナニーをしてもらうことです。もちろん私が勝った暁には何かしらのお願い事を聞いてもらおうとは思っていますが。そんなものは副賞に過ぎません」
「理解できない……なんでそこまでして俺にオナニーさせたいんだ。いくら俺を辱めたいからって自分の身体を賭けるほどの価値はないだろうに」
「どうも根本的なところで誤解があるようです。私は、先輩の恥ずかしい姿が見たいからオナニーしてほしいわけじゃありません。何度も言ってますが、それで少しでもストレスを解消してほしいんです」
「またお為ごかしか」
「そうじゃなくって」
カナは眉根を寄せてかぶりを振った。
「私は先輩とまた仲良くなりたいんです。だから私といる時はイライラしてほしくないの。性欲なんかにかまけてる暇があるなら、ちゃんと私と向き合ってください」
切実な口振りで思いをぶつけてくるカナ。そこから芝居の匂いは微塵も感じ取れなかった。
不意に胸に熱いものが込み上げてきた。彼女も自分と同じ憂いを抱えてくれていたのだ。全てのしがらみを解放し、この3年の間に生じた隔たりを埋めようとしている。そうすればまた元に関係に戻ることができると信じて。
やはり自分は何も成長していないなと痛感させられる。彼女のことを思って行動することを心がけていたが、知らず知らずのうちに彼女の望みとは真逆のことをしてしまっていた。こんなことでは彼女への贖罪を果たすという本願が達成される日も遠のくばかりだ。
瞼を閉じてつかの間黙考する。脳裏には3年前の電車の中で目にした光景が蘇っていた。その景色の中心にはいつも笑顔を浮かべるカナがいた。その笑顔をまたこの目に焼き付けることができたら、と願わずにはいられない。
ふっと肩の力を抜き、瞼を持ち上げる。やはり彼女の上手をいくのは一筋縄ではいかないな。そう観念して、俺は首を縦に振った。
朝食の最中、カナとは視線が合わないどころか会話のひとつも無かった。
彼女の機嫌が悪いことは火を見るより明らかだった。俺の煮え切らない態度が未だに不満であるらしい。
適当なことを口にするとまた言い争いに発展しそうな気がして、こちらとしても迂闊に話しかけることは憚られた。
缶詰のフルーツを口に運びながら、内心でため息をつく。
カナと衝突したのはこれで何度目だろう。3年前は口喧嘩ひとつしたことはなかったのに。
それだけ色々なものが形を変えてしまったということか。環境も、境遇も、それから俺たち自身の性格や考え方なんかも。
少し会わなかっただけで人はこうもすれ違う生き物なのかと痛感する。一抹の悲しさはあるが、実際はそんなに嘆かわしいことではないのかもしれない。きっとその変化は、とりわけカナにとっては成長と呼べるものに違いない。ならば3年前の関係の方が歪だったのではないかとも思うのだ。
かつての自分の裏切りを正当化するつもりはない。だけど果たして、あのまま安住の介入もなくカナと結ばれていたとして、彼女が抱える心の闇を払拭することができただろうか? 彼女自身が憂いていたように、その闇をいたずらに肥大化させた挙句、どこかで自分たちの関係も破滅を迎えていたのではないか?
少なくとも現在の彼女からはそういった闇の片鱗は微塵も感じられない。想像するに、安住と再会し、なんらかの困難を伴う経験を培った結果、心の闇――言うなれば愛情の欠落を埋める何かを見つけ出し、そして精神的に逞しい人間に生まれ変わったのだろう。
改めて立花カナはすごいと思う。それに比べて自分はどうだ?
俺の心の穴は立花カナだった。今はその穴に運良く新川カレンが収まっていて安定しているように見えるが、根本的には何の進歩も果たせていない。もし進歩していたのなら、俺はあの時、カレンの背中を押せていたはずだ。押せなかったのはカレンを失うことが怖かったから。立花カナを喪失したあの時のような絶望を味わいたくなかったから。
もうこの部屋でオナニーはしない。そう心に決めたのは、自分の未熟さを痛感し、このままではいけない、自分も成長しなければならないと切に感じたからだ。
カナを裏切ったのも、カレンを応援できないのも、全ては自分の理性が未熟だったことが原因だ。
理性とは、言い換えるなら他者を思いやる心のこと。ならば本能とは、他者を思いやる心を忘れて自己の欲求を満たそうとするエゴのことだろう。
もう本能の奴隷には成りたくない。
カナは俺のことを優しい人間だと言ってくれたが、断じてそんなことはない。いかなる本能の訴えをも自分の意思ひとつで制御できる人間こそが真の意味で優しい人間なのだと思う。これまでの人生を顧みて自分がそのような立派な人間になれているとは到底思えない。
「先輩」
不意に声がして、思考が中断する。
見ると、カナが神妙な面持ちでこちらを見つめていた。
「この後、お時間ありますか?」
ずいぶんと間の抜けた質問だ。時間など腐るほどに有り余っている。
だけどそう言って茶化すのは憚られた。真剣な目で見つめてくるものだから、俺も思いのほか緊張を強いられていた。
「ああ。なんの用だ?」
訊くとカナはこちらの視線から逃れるように俯いて、唇を結んだ。
意味深な間だ。今度はいったい何を言い出すつもりか? 少し不安になる。
やがて意を決したように彼女は顔を上げた。依然として瞳には真剣か光が宿っていた。
「私とゲームをしませんか?」
「ゲーム?」
「ちょっとした我慢比べです」
カナは電源のついていないテレビを指差して言う。
「ルールは簡単。アダルトビデオを鑑賞して先にオナニーした方が負けです」
「……は?」
思いがけない発言に思考が停止する。
対するカナは、どういうわけかしたり顔だ。微かに頬角を持ち上げて、挑戦的な眼差しを寄越してくる。
「忍耐の鬼を自負している先輩からすると、そんな対決は朝飯前かもしれませんが」
「いや、そんな自負はこれっぽっちも抱いていないが。……はあ、また唐突に何を言い出すかと思えば。よくそんなくだらないことを思いつくな」
あまり愉快な気持ちはしない。自然と語気も刺々しいものになる。
「相変わらずつれないですね。意地っ張りの先輩のためを思って提案してるんじゃないですか」
「あからさまなお為ごかしはやめろ。さっきも言っただろ。俺はもうお前の前でオナニーはしないと決めたんだ」
「『次に射精するのは私の膣の中』でしょ? えーえー聞きましたとも。覚えてますとも」
「せっかく言い直したのに原型に戻すなよ……。まあそういうわけだから、勝負には乗らない。そもそも乗っかるメリットがない」
「メリットですか。そうですね……では敗者には罰ゲームを課しましょう」
罰ゲーム。なんとも不穏な響きに、眉の間が強張る。
カナはびしっと人差し指を立てて、発言を続けた。
「こういうのはどうです? オナニーをしてしまった敗者は、勝者の言うことを何でもひとつ聞かなければならない」
「何でも?」
「何でもです」
力強いレスポンスだ。何が彼女をそこまでムキにさせているのか定かでないが……。
ふむ。その罰ゲームとやらを最大限自分の利として活かすにはどうしたらいいだろうか?
「それは、セックスもありか?」
「え?」
「俺が勝ったら、お前は俺とセックスしてくれるのかと訊いている」
最初に考えが行き着いたのは、やはりこの部屋を脱出することだった。
当然出すべくして出した質問のつもりだったが、意外に心の準備ができていなかったのか、カナのおもてに狼狽の色が広がった。目をあちこちに泳がせて、落ち着かない心情を露わにしている。
どうなんだ、とダメ押しすると、彼女はむっと唇を尖らせて、上目遣いにこちらの顔を覗き込んできた。
「鬼畜ですね。一介のレクレーションごときに肉体関係を求めてくるなんて」
「俺もお前とこんな形で関係を持ちたくないさ。だが、この部屋から出られるチャンスとなれば話は別だ。そのためなら悪魔に魂を売ることだってやぶさかじゃない」
その言葉は冗談ではないにしろ、まるっきり本気というわけでもない。そういう風に脅せば、無茶な要求を取り下げてくれるだろうと踏んだのだ。
「まったく。紳士なのかそうじゃないのか判断に苦しむ人ですね。分かりました。その時は観念して股を開いて差し上げましょう」
「そうか。まあそんな簡単にセックスできるわけ……えっ、いいの?」
予想外の回答に、今度はこちらが動揺する番だった。
カナは吐息して肩を竦めた。
「背に腹は代えられません。それだけ私も本気ということです」
「……目的は何だ」
「目的?」
とぼけたような顔で小首を傾げるカナ。
「今までの拒絶的な態度と一貫性が無さすぎる。いったい何を企んでいやがる」
不信感の塊が胸の中心に鎮座していた。自ずと口調も硬いものになる。
「私の目的は先輩にオナニーをしてもらうことです。もちろん私が勝った暁には何かしらのお願い事を聞いてもらおうとは思っていますが。そんなものは副賞に過ぎません」
「理解できない……なんでそこまでして俺にオナニーさせたいんだ。いくら俺を辱めたいからって自分の身体を賭けるほどの価値はないだろうに」
「どうも根本的なところで誤解があるようです。私は、先輩の恥ずかしい姿が見たいからオナニーしてほしいわけじゃありません。何度も言ってますが、それで少しでもストレスを解消してほしいんです」
「またお為ごかしか」
「そうじゃなくって」
カナは眉根を寄せてかぶりを振った。
「私は先輩とまた仲良くなりたいんです。だから私といる時はイライラしてほしくないの。性欲なんかにかまけてる暇があるなら、ちゃんと私と向き合ってください」
切実な口振りで思いをぶつけてくるカナ。そこから芝居の匂いは微塵も感じ取れなかった。
不意に胸に熱いものが込み上げてきた。彼女も自分と同じ憂いを抱えてくれていたのだ。全てのしがらみを解放し、この3年の間に生じた隔たりを埋めようとしている。そうすればまた元に関係に戻ることができると信じて。
やはり自分は何も成長していないなと痛感させられる。彼女のことを思って行動することを心がけていたが、知らず知らずのうちに彼女の望みとは真逆のことをしてしまっていた。こんなことでは彼女への贖罪を果たすという本願が達成される日も遠のくばかりだ。
瞼を閉じてつかの間黙考する。脳裏には3年前の電車の中で目にした光景が蘇っていた。その景色の中心にはいつも笑顔を浮かべるカナがいた。その笑顔をまたこの目に焼き付けることができたら、と願わずにはいられない。
ふっと肩の力を抜き、瞼を持ち上げる。やはり彼女の上手をいくのは一筋縄ではいかないな。そう観念して、俺は首を縦に振った。
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