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第4章
桐生コージの後悔(2/5)
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初めて電車の中で会話したあの日を境に、俺と立花の関係性は急速に進展していった。
一緒に登校するようになって間もなく、下校時も同じように肩を並べて帰途につくようになった。学校の中で顔を合わせる機会もしばしばあって、やがて週に何度か示し合わせて昼休みを一緒に過ごすようにもなった。
彼女と顔を合わせるたび、心的な距離が縮まっていく感触がひしひしと得られ、大きな喜びを噛み締めたものだった。彼女への恋心を自覚するのにそう多くの時間は要さなかった。そして彼女の方も自分に対し決して悪くない印象を抱いているらしいということは普段の砕けきった日常会話や弾んだ態度からなんとなく察せられた。そのことが俺をこの上なく舞い上がらせていたことは言うまでもない。
立花カナと知り合って人生が一変した。映画くらいしか楽しみがなかった平坦な日常に、初めて張りのようなものが生まれた気がした。彼女に喜んでもらえるような話の種を前もって準備し、それを披露して思惑通り彼女が笑ってくれると心が震えるほどに感動した。当時の自分はいつも彼女の笑顔を引き出すことに夢中で、あの手この手で彼女を笑わせるための策を弄してばかりいた。そして彼女の方も、俺の為すこと全てに出し惜しみすることなく全力の笑顔を見せてくれていた。
恋愛とは素晴らしいものだと心の底から実感した。立花カナという太陽を間近にして、それまでの自分は暗夜の中を歩いていたのだと悟った。
願わくばこの太陽はいつまでも沈むことなく自分の頭上で燦々と輝き続けていてほしい――そんな詩的なことを口ずさみたくなるくらい、当時の自分は浮かれに浮かれていた。
彼女への思いを打ち明けることを決意したのは、出会ってから2ヶ月ほどが経った6月の末頃だった。だが決行は先延ばしにした。期末試験が迫っていて、なんとなくタイミングが悪い気がしたのだ。それで告白は憂い事がさっぱり無くなった試験後に行うことにした。無論そんな悠長なことができたのは、告白は100%成功するという謎の確証があったからだ。焦らずともよい、太陽はまだ沈まない――そうした気構えが慢心でしかないことに当時の自分は気づけなかったのだ。
暦は移り変わり、蒸し暑さがいや増したある日のこと。
その日は週に数度の立花とのランチデーだった。いつものように浮き浮きしながら待ち合わせ場所である屋上に足を運ぶと、すでに立花の姿があったのだが、彼女の隣に見ない顔がひとつーー縁なしの眼鏡をかけたお下げ髪の女の子がいた。それが、安住ヨシノだった。
「お初にお目にかかります! 桐生先輩!」
初対面の印象は、すごく威勢がいいな、というものだった。決して悪い印象ではない。しかし、田舎育ちののんびりした性格である自分とは相容れないかもな、と思いもした。
聞くと安住は立花と同じクラスに所属する友人で、立花から俺の話を聞いて興味を持ったのだという。その日は立花に無理を言って連れてきてもらったのだとか。
快活に自己紹介する安住のそばで、立花はどこか時化た面を浮かべていた。あとで聞いた話だが、はじめは安住の同席を断っていたのだが、あまりの押しの強さに折れたのだそうだ。
おもてには出さなかったが、俺も少なからず複雑な心境に駆られていた。立花とふたりきりで過ごすこの場所は自分にとって聖域のようなもので、突然の部外者の乱入に眉を顰めたくなったのも事実だった。しかし立花の親友だという安住を邪険に扱うわけにはいかず、俺は表向き安住の同席を歓待した。
その日の昼休み、立花はいつになく無口だった。安住が俺にばかり話を振って会話の余地を与えなかったせいでもあるが、それとは別のことが原因で明らかに不機嫌そうだった。マイペースに語りかけてくる安住を遮って、立花に話の接ぎ穂を取らせようとしても、彼女はにべもなくそれを躱すのだった。
暗雲が立ちこめる気配があった。安住の話を半分聞き流しながら、俺はどうにか立花の笑顔を引き出す策を練っていた。だけどそれを披露して笑うのは、安住だけだった。
ぎくしゃくしたまま昼休みを終え、ろくなアフターフォローも入れられないまま放課後を迎えた。素早く帰り支度を済ませて待ち合わせ場所の校門前に急ぐと、先に立花が来ていた。まだ機嫌が治っていなかったらどうしようかと心配していたが、立花はいつもの太陽のような笑顔で出迎えてくれた。呼び方も昼休みの時は「桐生先輩」だったのが、またいつもの呼び方に戻っていた。それで、心の中を覆っていた雲が一気に晴れた。
帰り道に少しだけ安住の話にも触れたが、また空気が悪くなることはなかった。それどころか、デレデレしすぎです、と湿った眼差しで窘められ、ついにやけてしまった。立花の思いのほか嫉妬深い一面を知れたことに満足したのだった。
期末試験も無事に終わり、夏休みまで残り数日という時期に迫った頃。
解放感と初夏の暑さによる倦怠感とで、周りの級友たちはみな気が緩みに緩んでいる様子だった。
俺もそのうちのひとりだったが、一方で緊張を募らせてもいた。
立花への告白は夏休みに入る直前、終業式の日の放課後に行おうと決めていた。100%成功すると確信していながらも、やはりどこか不安ではあった。たぶんどこまで成功確率を高めても決して消えやしてくれない類の不安だ。飛行機の墜落する確率が天文学的なものだと理解していながらも飛行機に乗ることへの恐怖心が拭いきれないみたいな。
なんとなくだが立花の方も察している雰囲気があった。むしろ導かれている気配といった方が正しいか。夏休みになったら簡単には会えなくなりますね。いつか恋人と一緒に夏祭りに行ってみたいものです。そういった意味ありげな台詞をさり気なく日常会話に忍ばせたりしてくるのだ。
それらが俺に宛てた暗示であることは間違いなかった。だから彼女もきっと告白を待ち望んでいるはずだと改めて確信を持つことができた。
立花カナが自分の恋人になる。その想像は忽ち俺を有頂天にさせ、日課である映画鑑賞もろくに身が入らない有様だった。
あとは機が熟すのを待つだけだ。そんな時分に、携帯電話に見知らぬアドレスからメールの着信があった。その主が立花でないことはわかっていた。立花の家は携帯電話が禁止されていたからだ。だから彼女には電話番号しか教えていない。
届いたメールを開くと、それは思いがけない人物からだった。安住ヨシノだった。
そこには突然の連絡に対する謝辞と、どういった経路で俺のメアドを入手したのかということが懇切丁寧な文体で綴られていた。要約すると、会って話がしたい、というのが用件のようだった。しかしその理由については書かれていなかった。だからそのメールの返信で理由を尋ねた。
間を置かず、次のメールが届いた。
立花から俺が大の映画マニアだという話を聞いた。実は自分も映画好きなのだが、周りに趣味を共有できるような友達がいない。だから俺と映画の話がしたい。そんな感じのことが書かれていた。
安住からの誘いはなかなか魅力的な響きを備えていた。俺自身の周りにも映画が好きだという学友はおらず、映画愛を語り明かせる相手といえば立花くらいだった。しかしその立花にしても映画に精通しているというわけではないので多少の遠慮があったりするのだ。安住の訴える孤独感は自分には痛いほど理解できるものであり、存分に趣味の話をしたいという思いにも大いに共感できた。
とはいえ、だ。
立花への告白が間近に控えていることを思うと、安住と立花抜きで会うことにはなんとなしに抵抗があった。
俺がメールの返信を出し渋っていると、こちらの心情を見透かしたような追伸が安住から投じられた。
――カナが先輩のこと、どう思ってるか知りたくないですか?
携帯のモニターに映し出されたその文面は、ものの見事にこちらの関心の的を射抜いていた。
安住が突然、何の脈絡もなく立花の話を持ち出してきたことに少しばかり引っかかりを覚えたが、この際どうでもよかった。肝心なのは立花が俺に対して何かしらの感情を抱いていて、それを友人である安住に打ち明けているという事実だった。
俺はその感情がポジティブなものであると信じている。しかし万が一のことを考えないわけでもない。告白という一石を投じることで今の関係性が変容することは不可避だ。念には念を入れておきたい。
果たして、立花への告白の成功確率をより盤石なものにするという大義名分を得たことで、安住からの誘いに乗ることにした。たった1日、それも昼休みの数分間しか会話していない人間の言葉をそのまま鵜呑みにしたことが、まず第一の間違いだった。
安住と会うことについて、一応立花の耳にも入れておいた方がいいかなと思い、スマホのアドレス帳を開いた。だが、なかなかダイヤルアップすることができなかった。自分と立花と安住、昼休みに3人で過ごした際の立花の仄暗い顔が脳裏をよぎったからだった。結局電話をかけるのは断念した。やましいことは何もないのだから余計な報告をして彼女の気を煩わせるのはよそうという結論に至ったのだ。
だが、どうして安住の方が立花に連絡を入れるかもしれないという考えには行き着かなかったのか。その理由は今となっては不明だ。もっとも、安住は立花に連絡などしなかったのだが、それがどういう意味合いを持つ行動であるのかを少しでも考えられていれば、俺は安住の誘いを断れていたはずである。
初めて電車の中で会話したあの日を境に、俺と立花の関係性は急速に進展していった。
一緒に登校するようになって間もなく、下校時も同じように肩を並べて帰途につくようになった。学校の中で顔を合わせる機会もしばしばあって、やがて週に何度か示し合わせて昼休みを一緒に過ごすようにもなった。
彼女と顔を合わせるたび、心的な距離が縮まっていく感触がひしひしと得られ、大きな喜びを噛み締めたものだった。彼女への恋心を自覚するのにそう多くの時間は要さなかった。そして彼女の方も自分に対し決して悪くない印象を抱いているらしいということは普段の砕けきった日常会話や弾んだ態度からなんとなく察せられた。そのことが俺をこの上なく舞い上がらせていたことは言うまでもない。
立花カナと知り合って人生が一変した。映画くらいしか楽しみがなかった平坦な日常に、初めて張りのようなものが生まれた気がした。彼女に喜んでもらえるような話の種を前もって準備し、それを披露して思惑通り彼女が笑ってくれると心が震えるほどに感動した。当時の自分はいつも彼女の笑顔を引き出すことに夢中で、あの手この手で彼女を笑わせるための策を弄してばかりいた。そして彼女の方も、俺の為すこと全てに出し惜しみすることなく全力の笑顔を見せてくれていた。
恋愛とは素晴らしいものだと心の底から実感した。立花カナという太陽を間近にして、それまでの自分は暗夜の中を歩いていたのだと悟った。
願わくばこの太陽はいつまでも沈むことなく自分の頭上で燦々と輝き続けていてほしい――そんな詩的なことを口ずさみたくなるくらい、当時の自分は浮かれに浮かれていた。
彼女への思いを打ち明けることを決意したのは、出会ってから2ヶ月ほどが経った6月の末頃だった。だが決行は先延ばしにした。期末試験が迫っていて、なんとなくタイミングが悪い気がしたのだ。それで告白は憂い事がさっぱり無くなった試験後に行うことにした。無論そんな悠長なことができたのは、告白は100%成功するという謎の確証があったからだ。焦らずともよい、太陽はまだ沈まない――そうした気構えが慢心でしかないことに当時の自分は気づけなかったのだ。
暦は移り変わり、蒸し暑さがいや増したある日のこと。
その日は週に数度の立花とのランチデーだった。いつものように浮き浮きしながら待ち合わせ場所である屋上に足を運ぶと、すでに立花の姿があったのだが、彼女の隣に見ない顔がひとつーー縁なしの眼鏡をかけたお下げ髪の女の子がいた。それが、安住ヨシノだった。
「お初にお目にかかります! 桐生先輩!」
初対面の印象は、すごく威勢がいいな、というものだった。決して悪い印象ではない。しかし、田舎育ちののんびりした性格である自分とは相容れないかもな、と思いもした。
聞くと安住は立花と同じクラスに所属する友人で、立花から俺の話を聞いて興味を持ったのだという。その日は立花に無理を言って連れてきてもらったのだとか。
快活に自己紹介する安住のそばで、立花はどこか時化た面を浮かべていた。あとで聞いた話だが、はじめは安住の同席を断っていたのだが、あまりの押しの強さに折れたのだそうだ。
おもてには出さなかったが、俺も少なからず複雑な心境に駆られていた。立花とふたりきりで過ごすこの場所は自分にとって聖域のようなもので、突然の部外者の乱入に眉を顰めたくなったのも事実だった。しかし立花の親友だという安住を邪険に扱うわけにはいかず、俺は表向き安住の同席を歓待した。
その日の昼休み、立花はいつになく無口だった。安住が俺にばかり話を振って会話の余地を与えなかったせいでもあるが、それとは別のことが原因で明らかに不機嫌そうだった。マイペースに語りかけてくる安住を遮って、立花に話の接ぎ穂を取らせようとしても、彼女はにべもなくそれを躱すのだった。
暗雲が立ちこめる気配があった。安住の話を半分聞き流しながら、俺はどうにか立花の笑顔を引き出す策を練っていた。だけどそれを披露して笑うのは、安住だけだった。
ぎくしゃくしたまま昼休みを終え、ろくなアフターフォローも入れられないまま放課後を迎えた。素早く帰り支度を済ませて待ち合わせ場所の校門前に急ぐと、先に立花が来ていた。まだ機嫌が治っていなかったらどうしようかと心配していたが、立花はいつもの太陽のような笑顔で出迎えてくれた。呼び方も昼休みの時は「桐生先輩」だったのが、またいつもの呼び方に戻っていた。それで、心の中を覆っていた雲が一気に晴れた。
帰り道に少しだけ安住の話にも触れたが、また空気が悪くなることはなかった。それどころか、デレデレしすぎです、と湿った眼差しで窘められ、ついにやけてしまった。立花の思いのほか嫉妬深い一面を知れたことに満足したのだった。
期末試験も無事に終わり、夏休みまで残り数日という時期に迫った頃。
解放感と初夏の暑さによる倦怠感とで、周りの級友たちはみな気が緩みに緩んでいる様子だった。
俺もそのうちのひとりだったが、一方で緊張を募らせてもいた。
立花への告白は夏休みに入る直前、終業式の日の放課後に行おうと決めていた。100%成功すると確信していながらも、やはりどこか不安ではあった。たぶんどこまで成功確率を高めても決して消えやしてくれない類の不安だ。飛行機の墜落する確率が天文学的なものだと理解していながらも飛行機に乗ることへの恐怖心が拭いきれないみたいな。
なんとなくだが立花の方も察している雰囲気があった。むしろ導かれている気配といった方が正しいか。夏休みになったら簡単には会えなくなりますね。いつか恋人と一緒に夏祭りに行ってみたいものです。そういった意味ありげな台詞をさり気なく日常会話に忍ばせたりしてくるのだ。
それらが俺に宛てた暗示であることは間違いなかった。だから彼女もきっと告白を待ち望んでいるはずだと改めて確信を持つことができた。
立花カナが自分の恋人になる。その想像は忽ち俺を有頂天にさせ、日課である映画鑑賞もろくに身が入らない有様だった。
あとは機が熟すのを待つだけだ。そんな時分に、携帯電話に見知らぬアドレスからメールの着信があった。その主が立花でないことはわかっていた。立花の家は携帯電話が禁止されていたからだ。だから彼女には電話番号しか教えていない。
届いたメールを開くと、それは思いがけない人物からだった。安住ヨシノだった。
そこには突然の連絡に対する謝辞と、どういった経路で俺のメアドを入手したのかということが懇切丁寧な文体で綴られていた。要約すると、会って話がしたい、というのが用件のようだった。しかしその理由については書かれていなかった。だからそのメールの返信で理由を尋ねた。
間を置かず、次のメールが届いた。
立花から俺が大の映画マニアだという話を聞いた。実は自分も映画好きなのだが、周りに趣味を共有できるような友達がいない。だから俺と映画の話がしたい。そんな感じのことが書かれていた。
安住からの誘いはなかなか魅力的な響きを備えていた。俺自身の周りにも映画が好きだという学友はおらず、映画愛を語り明かせる相手といえば立花くらいだった。しかしその立花にしても映画に精通しているというわけではないので多少の遠慮があったりするのだ。安住の訴える孤独感は自分には痛いほど理解できるものであり、存分に趣味の話をしたいという思いにも大いに共感できた。
とはいえ、だ。
立花への告白が間近に控えていることを思うと、安住と立花抜きで会うことにはなんとなしに抵抗があった。
俺がメールの返信を出し渋っていると、こちらの心情を見透かしたような追伸が安住から投じられた。
――カナが先輩のこと、どう思ってるか知りたくないですか?
携帯のモニターに映し出されたその文面は、ものの見事にこちらの関心の的を射抜いていた。
安住が突然、何の脈絡もなく立花の話を持ち出してきたことに少しばかり引っかかりを覚えたが、この際どうでもよかった。肝心なのは立花が俺に対して何かしらの感情を抱いていて、それを友人である安住に打ち明けているという事実だった。
俺はその感情がポジティブなものであると信じている。しかし万が一のことを考えないわけでもない。告白という一石を投じることで今の関係性が変容することは不可避だ。念には念を入れておきたい。
果たして、立花への告白の成功確率をより盤石なものにするという大義名分を得たことで、安住からの誘いに乗ることにした。たった1日、それも昼休みの数分間しか会話していない人間の言葉をそのまま鵜呑みにしたことが、まず第一の間違いだった。
安住と会うことについて、一応立花の耳にも入れておいた方がいいかなと思い、スマホのアドレス帳を開いた。だが、なかなかダイヤルアップすることができなかった。自分と立花と安住、昼休みに3人で過ごした際の立花の仄暗い顔が脳裏をよぎったからだった。結局電話をかけるのは断念した。やましいことは何もないのだから余計な報告をして彼女の気を煩わせるのはよそうという結論に至ったのだ。
だが、どうして安住の方が立花に連絡を入れるかもしれないという考えには行き着かなかったのか。その理由は今となっては不明だ。もっとも、安住は立花に連絡などしなかったのだが、それがどういう意味合いを持つ行動であるのかを少しでも考えられていれば、俺は安住の誘いを断れていたはずである。
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