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エメ、先生としようか(2)※

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「せんせぇ」

 とろけてしまいそうだ。きっと耳と尻尾がたれているだろう。

「ここでこんなになってしまうなんて、こっちをいじったらどうなるんだろうな」
「ひゃん」

 後孔のあたりを指で押されて体が跳ね上がった。

「せんせい、なにをしているの」

 獣人は人のことは違い、後ろが濡れてすぐにでも入れることができる。そのことをライナーは知っているハズだ。それなのに細いもので中を擦られてもどかしい。

「せんせい、それ、イヤ」
「味わったことがないだろう? 人の子はこうしないと狭くて中へ入れない」
「俺は獣人だからぁ」
「今弄っているからわかっているよ。指が三本すんなりと入っていく」

 ある個所を押されて毛が逆立つ。尻尾も耳も立ち上がったままだろう。

「きゅぅぅぅん」

 そこはたまらなくきもちがよくて甘えた鳴き声が口からもれでた。

「ここが前立腺。男はこれに触れられると気持ち良くて、ここから精子を……」
「せんせいぇ、せーしのお話はまた今度、ね」

 はやく欲しくて尻尾で腕をはたいた。

「わかった」

 孔が広がり中へと指とは比べ物にならない太いものが飲み込まれていく。

「せんせいの、おち……ん」
「ふ、俺のアレを随分と可愛い言い方をするんだなエメは」

 エメが口にしたのを耳元で言い返されて、恥ずかしくて両手で顔を覆う。

「うう、だって」
「昔から可愛かったが、大人になっても変わらないな」

 ぐい、と一気に押し進み、「きゃん」と鳴いた後に体が飛び跳ねた。

 しかも大きくなっているような気がする。

 でもすぐにエメには余裕がなくなった。はじめて中から刺激されて、外もライナーの手が触れてる。

 意識が飛び、喘ぐ声とキモチイイとばかり言っている。

「やっと、俺の……がみたされるよ」

 再び耳元にエメがいった言い方で下半身のことを口のする。

「いじ、わる」

 目が潤むのは気が高ぶっているせいだ。

「まるで気になる子をいじめる子供のようだな」

 親指が眼の縁の涙をぬぐう。

「俺のこと、気になるの?」
「だからこうしているんだ」

 どういうふうに気になるのかを知りたいが聞くのが怖い。

 だからたった二文字を聞けずに欲を吐き出した。






 あれからライナーに胸を痛くなるくらい吸われて、後ろもカタチを覚えるくらいは出し入れされた。

 下半身のものも口の中で可愛がってもらった。あれはすごくよかった。エメもしてあげたかったけれど牙があるから傷つけてしまうから舐めるだけにした。

 未だにライナーのことを体中に感じる。それが嬉しくて尻尾が揺れてベッドを叩いてしまう。

「あ、ライナー先生が起きちゃう」

 静かにしないと。そっとベッドから起きて朝食つくりを始める。それに夢中になっていると、近くにライナーの匂いを感じてそちらへと顔を向ける。

「ライナー先生は寝ていていいんだよ」

 いつもそういうのだが首を横にふるう。

「一緒に食べて見送る……」

 まだ少し眠いのかぽやぽやとしていてなんだか可愛い。

「それじゃ座って待っていてね」

 椅子まで連れて行って座らせると料理の続きをする。そして出来上がった料理を置くころにはライナーの目は覚めていた。

 朝食を食べて出かける準備をしはじめるとライナーが後ろから抱きついてきて鼻を首元にうずめた。

「ちょ、ライナー先生」

 昨日もだけどいきなりされると心臓に悪い。

「うう、ライナー先生、甘えん坊なことをするのは帰った後にしてぇ」

 朝から妙な気分になってしまうから。

「わかった。それじゃ行っておいで」

 何故か朝から濃厚な行ってきますのキスをされてしまった。

「ふぇぇ、朝からこれは駄目だよぉぉぉ」

 今から立ち仕事が待っているというのに。

 ぽすんと力の弱いパンチを胸に一発。そして急いで部屋を出た。
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