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騎士隊長と第六王子
お背中を流させて(2)
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開いた唇から舌を割り込ませてルージェの舌へと絡めれば、それに応えるように拙い動きで舌を絡めだす。
それがあまりに可愛くて、キスをしながらルージェの肌を愛撫する。
「ん……」
綺麗な色をした乳首を摘まんで動かせば、感じているようで身体が小刻みに震えている。
声が聴きたくて唇を離せば、透明な糸をつなぎ合う。
「あぁん、ふぇらるどっ」
「ルージェの此処はおいしそうな色をしている」
チロチロと舌の先で突起し始めた乳首を弄れば、恥じらうように手の甲で顔を隠して視界を塞いでしまう。
「駄目だよ、君の可愛い顔を隠さないで」
手にキスをしてどかすように言う。
「や、恥ずかしいっ」
「それに俺が君に触れてどうかわるか、見てみたくはない?」
「フェラルドが、どうなるか?」
それは見てみたいと、ルージェの目がいっていた。思った通りの答えに口角を上げて、
「俺だけを見て感じろルージェ」
自分へと意識を向けさせ、たちあがって蜜を流す小ぶりのモノへと舌を這わせて口の中へ咥える。
「あぁ、あぁぁ……っ」
「ん、可愛いな」
小さなモノをじゅるじゅると卑猥な音をたてて吸う。
「吸っちゃ、いやぁ」
「でも、気持ちいいって、蜜がいっぱい垂れてるぞ?」
ふふっと笑い、ルージェへと見せつけるように弄っていれば、
「あぁっ」
と声をあげて、口の中へと苦い味が広がった。
ルージェはがくがくと震えながら欲が口の中へと放たれて、フェラルドはそれを飲み込んで、塗れた唇を舌でなめる。
達した余韻で惚けるルージェだが、すぐにフェラルドにしてしまった事に表情が硬くなる。
「あぁ、そんな。フェラルド」
「別に気にするな」
ルージェの放ったものだと思えば、全く不愉快な気持ちにはならなかった。
泣きそうなルージェの目元に頬にと口づけを落としながら、
「ルージェは俺のを飲んではくれないの?」
と尋ねれば、首を横に振りながらそんなことはないと答える。
「なら俺も同じだ」
だからもう気にするなといい、潤滑油のある場所を聞く。
「……ドレッサーの引き出しに」
執事から手渡されていた潤滑油は残り少なくなっており、随分と前から自分を受け入れる準備をしてくれていたという事に胸が高鳴る。
ルージェをうつ伏せにし腰を高く持ち上げて後孔に潤滑油を垂らす。
「ふぁ、ん」
トロトロと太ももを流れおちるそれに甘い声をあげて、指を中へ入れると随分と柔らかく奥の方まで入り込んでいく。
「良く解されているね。ねぇ、俺を想いながらしてくれたの?」
甘い香りを漂わせながらくちゅくちゅと音をたてて解されていく後孔に、指をもう一本増やす。
「ふぇらるどの、事を、思いながら、あぁっ、お風呂場で……、んっ」
お風呂場で後を解する姿を思い浮かべ、フェラルドのモノがぐんと大きくなる。
「それは、是非とも見てみたい光景だな」
さぞかしい色っぽくていやらしいだろうなと舌なめずりをし、指をさらにもう一本増やす。
「ひぅっ」
のけ反るルージェに、
「指三本は未経験だった?」
と指をばらつかせながら動かせば、良い所をかすめたかビクッと大きく身を震わせる。
「や、ふぇらるど、もう、いれてぇ」
目から涙を口元は涎を流しながら懇願するルージェに、
「駄目だよ。もう少し解さないと痛いことになるから」
それでも入れて欲しいとせがむルージェに、ふぅとため息をつき。
「酷くしたくないのにな」
といいながらも、ルージェがあまりに可愛くてフェラルドの方も限界だった。
「フェラルド、お願い」
指を抜き取り、うつ伏せだったルージェを仰向けにし、足を広げて後孔へと自分のモノを宛がう。
ゆっくりと中へと挿入されていくフェラルドの熱いモノは、予想以上に質量があったか、
「ひっ」
息を止めて身をかたくするルージェに、力を抜くようにと頬を撫でてやれば、ベッドに身を預けてフェラルドのモノを受け入れる。
「ルージェ、頑張ったね」
奥まで入ったよと口づけをし、ゆるりと腰を動かす。
「あ、フェラルドっ」
「痛くないか?」
「はい。大丈夫です」
だから、と、まるで激しくされるのを懇願するかのように腕を撫でてくる。
「では、遠慮なく」
そう激しく腰を動かしはじめれば、嬌声をあげて善がるルージェだ。
「ルージェ」
ぎらぎらとした目を向けるフェラルドに、
「まるで剣術の稽古をしている時の貴方のよう……」
雄雄しいですとうっとりとした視線を向けてくる。
「ふふ、ルージェが俺をそうさせているのだぞ?」
可愛い奴目と腰を突き上げれば、
「あぁっ、もう、限界です」
とルージェが欲を放ち、そしてフェラルドも彼の中で達した。
ほどよい倦怠感を感じながらルージェを抱きしめれば、甘えるように胸へと頬を摺り寄せてくる。
「フェラルド、スッキリできましたか?」
自分はちゃんと役目を果たせたかといいたいのだろうか。フェラルドの事ばかりを優先的に考えてくれるルージェが愛おしい。
「あぁ。ルージェの中はとても柔らかくて気持ちが良かったよ」
と髪を撫でて口づけを落とす。
「良かったです」
素直に喜ぶルージェに、はじめて出会った日からの事が走馬灯のように思いだされる。
ルージェとは色々とあったが、今は伴侶となれて幸せだ。
「一生、幸せにするからな」
そうルージェの手をとり。
「フェラルド、嬉しいです」
と瞳を潤ませるルージェの手の甲に口づけをした。
それがあまりに可愛くて、キスをしながらルージェの肌を愛撫する。
「ん……」
綺麗な色をした乳首を摘まんで動かせば、感じているようで身体が小刻みに震えている。
声が聴きたくて唇を離せば、透明な糸をつなぎ合う。
「あぁん、ふぇらるどっ」
「ルージェの此処はおいしそうな色をしている」
チロチロと舌の先で突起し始めた乳首を弄れば、恥じらうように手の甲で顔を隠して視界を塞いでしまう。
「駄目だよ、君の可愛い顔を隠さないで」
手にキスをしてどかすように言う。
「や、恥ずかしいっ」
「それに俺が君に触れてどうかわるか、見てみたくはない?」
「フェラルドが、どうなるか?」
それは見てみたいと、ルージェの目がいっていた。思った通りの答えに口角を上げて、
「俺だけを見て感じろルージェ」
自分へと意識を向けさせ、たちあがって蜜を流す小ぶりのモノへと舌を這わせて口の中へ咥える。
「あぁ、あぁぁ……っ」
「ん、可愛いな」
小さなモノをじゅるじゅると卑猥な音をたてて吸う。
「吸っちゃ、いやぁ」
「でも、気持ちいいって、蜜がいっぱい垂れてるぞ?」
ふふっと笑い、ルージェへと見せつけるように弄っていれば、
「あぁっ」
と声をあげて、口の中へと苦い味が広がった。
ルージェはがくがくと震えながら欲が口の中へと放たれて、フェラルドはそれを飲み込んで、塗れた唇を舌でなめる。
達した余韻で惚けるルージェだが、すぐにフェラルドにしてしまった事に表情が硬くなる。
「あぁ、そんな。フェラルド」
「別に気にするな」
ルージェの放ったものだと思えば、全く不愉快な気持ちにはならなかった。
泣きそうなルージェの目元に頬にと口づけを落としながら、
「ルージェは俺のを飲んではくれないの?」
と尋ねれば、首を横に振りながらそんなことはないと答える。
「なら俺も同じだ」
だからもう気にするなといい、潤滑油のある場所を聞く。
「……ドレッサーの引き出しに」
執事から手渡されていた潤滑油は残り少なくなっており、随分と前から自分を受け入れる準備をしてくれていたという事に胸が高鳴る。
ルージェをうつ伏せにし腰を高く持ち上げて後孔に潤滑油を垂らす。
「ふぁ、ん」
トロトロと太ももを流れおちるそれに甘い声をあげて、指を中へ入れると随分と柔らかく奥の方まで入り込んでいく。
「良く解されているね。ねぇ、俺を想いながらしてくれたの?」
甘い香りを漂わせながらくちゅくちゅと音をたてて解されていく後孔に、指をもう一本増やす。
「ふぇらるどの、事を、思いながら、あぁっ、お風呂場で……、んっ」
お風呂場で後を解する姿を思い浮かべ、フェラルドのモノがぐんと大きくなる。
「それは、是非とも見てみたい光景だな」
さぞかしい色っぽくていやらしいだろうなと舌なめずりをし、指をさらにもう一本増やす。
「ひぅっ」
のけ反るルージェに、
「指三本は未経験だった?」
と指をばらつかせながら動かせば、良い所をかすめたかビクッと大きく身を震わせる。
「や、ふぇらるど、もう、いれてぇ」
目から涙を口元は涎を流しながら懇願するルージェに、
「駄目だよ。もう少し解さないと痛いことになるから」
それでも入れて欲しいとせがむルージェに、ふぅとため息をつき。
「酷くしたくないのにな」
といいながらも、ルージェがあまりに可愛くてフェラルドの方も限界だった。
「フェラルド、お願い」
指を抜き取り、うつ伏せだったルージェを仰向けにし、足を広げて後孔へと自分のモノを宛がう。
ゆっくりと中へと挿入されていくフェラルドの熱いモノは、予想以上に質量があったか、
「ひっ」
息を止めて身をかたくするルージェに、力を抜くようにと頬を撫でてやれば、ベッドに身を預けてフェラルドのモノを受け入れる。
「ルージェ、頑張ったね」
奥まで入ったよと口づけをし、ゆるりと腰を動かす。
「あ、フェラルドっ」
「痛くないか?」
「はい。大丈夫です」
だから、と、まるで激しくされるのを懇願するかのように腕を撫でてくる。
「では、遠慮なく」
そう激しく腰を動かしはじめれば、嬌声をあげて善がるルージェだ。
「ルージェ」
ぎらぎらとした目を向けるフェラルドに、
「まるで剣術の稽古をしている時の貴方のよう……」
雄雄しいですとうっとりとした視線を向けてくる。
「ふふ、ルージェが俺をそうさせているのだぞ?」
可愛い奴目と腰を突き上げれば、
「あぁっ、もう、限界です」
とルージェが欲を放ち、そしてフェラルドも彼の中で達した。
ほどよい倦怠感を感じながらルージェを抱きしめれば、甘えるように胸へと頬を摺り寄せてくる。
「フェラルド、スッキリできましたか?」
自分はちゃんと役目を果たせたかといいたいのだろうか。フェラルドの事ばかりを優先的に考えてくれるルージェが愛おしい。
「あぁ。ルージェの中はとても柔らかくて気持ちが良かったよ」
と髪を撫でて口づけを落とす。
「良かったです」
素直に喜ぶルージェに、はじめて出会った日からの事が走馬灯のように思いだされる。
ルージェとは色々とあったが、今は伴侶となれて幸せだ。
「一生、幸せにするからな」
そうルージェの手をとり。
「フェラルド、嬉しいです」
と瞳を潤ませるルージェの手の甲に口づけをした。
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