471 / 484
陽華の受難
第14話 今度は・・・(2)
しおりを挟む
私は、みんなの健康診断結果を見ている。
こういう人事系の仕事は、信繁ではなく星華の担当だ。
女性の多い職場。適材適所だと思う。
陽華の健康診断結果が悪い。
要再検査。
乳がんの疑いあり。
陽華は、以前、子宮がんで手術をしている。
最近は、いろいろあって病院に行っていないと思う。
そして、この健康診断。
「健康診断結果見た?
陽華、病院に行ってる?」
「行ってない」
「なんで行かないの?」
「直勝もいなくなったし、病気になって死んでも仕方ないって思っている」
「そんな事、言わないでよ。
私たち家族だよ。
陽華がいなくなったら嫌だよ」
「乳がんだよ。
おっぱいなくなるかもしれないんだよ。
そんなの嫌だよ。
せっかく戻ってきたのに・・・。
信繁だって喜んでくれているのに・・・」
「たしかに、おっぱい大好きな信繁だよ。
まだ、要再検査の状態だよ」
「でも・・・。
前も・・・」
「みんな、乳がんの疑いの状態を放置するのは望まないと思う」
「もしかして、信繁には言った?」
「まだ、言ってないよ」
「そのまま、言わないで!」
「それはできない。
信繁もそれを望んでいないと思うし・・・」
「私は、今だけでもこのままが良いの。
その結果、どうなろうとも・・・」
「検査だけでもしない?
大丈夫かもしれないのだから・・・」
「怖いの。
そして、乳がんだったら、取らないといけないし・・・。
おっぱいがなくなったら・・・」
こういう人事系の仕事は、信繁ではなく星華の担当だ。
女性の多い職場。適材適所だと思う。
陽華の健康診断結果が悪い。
要再検査。
乳がんの疑いあり。
陽華は、以前、子宮がんで手術をしている。
最近は、いろいろあって病院に行っていないと思う。
そして、この健康診断。
「健康診断結果見た?
陽華、病院に行ってる?」
「行ってない」
「なんで行かないの?」
「直勝もいなくなったし、病気になって死んでも仕方ないって思っている」
「そんな事、言わないでよ。
私たち家族だよ。
陽華がいなくなったら嫌だよ」
「乳がんだよ。
おっぱいなくなるかもしれないんだよ。
そんなの嫌だよ。
せっかく戻ってきたのに・・・。
信繁だって喜んでくれているのに・・・」
「たしかに、おっぱい大好きな信繁だよ。
まだ、要再検査の状態だよ」
「でも・・・。
前も・・・」
「みんな、乳がんの疑いの状態を放置するのは望まないと思う」
「もしかして、信繁には言った?」
「まだ、言ってないよ」
「そのまま、言わないで!」
「それはできない。
信繁もそれを望んでいないと思うし・・・」
「私は、今だけでもこのままが良いの。
その結果、どうなろうとも・・・」
「検査だけでもしない?
大丈夫かもしれないのだから・・・」
「怖いの。
そして、乳がんだったら、取らないといけないし・・・。
おっぱいがなくなったら・・・」
0
お気に入りに追加
490
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)
チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。
主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。
ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。
しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。
その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。
「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」
これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる