上 下
463 / 484
陽華の受難

第7話 みんな家族に・・・(7)

しおりを挟む
本当にセックスしても良いか解らない。
けど、しちゃった。

だって、僕が寝ている時に舐めて、合体していたんだもん。
それから、何度も何度も・・・。

「信繁、ごめんね。
 無駄にお金使わせて・・・」
「何を言っているの?
 無駄じゃないよ。
 運が悪かっただけ・・・。
 できる事は全てしたんだから・・・」

「でも、2億3,000万円ぐらい使ったよ」
「そうだね。でも、それでも良かったと思っている」

「なんで?」
「結果は出なかったけど、最善を尽くした。
 後悔はないでしょう」

「お金を出させて申し訳なくて・・・」
「お金以外はないでしょう」

「まぁ・・・。うん」
「お金は大丈夫。
 20年ぐらい寝かせてあったお金だから・・・」

「でも、ご両親が残してくれたお金。
 私の為に・・・」
「このお金は、違うんだ。
 今だから言うけど、昔、宝くじに当選したんだ」

「宝くじ?」
「うん。僕の両親が事故で亡くなった時に買った宝くじがね。
 あのお金は、あぶく銭。
 一番良い使い方をしたと思っているよ」

「そうなんだ。
 ありがとう。
 私の為に・・・」
「家族の為に使えて一番良かったよ。
 だから、気にしなくて良いんだよ。
 無理して、僕に奉仕しようとしなくても・・・」

「魅力ない?」
「そんな事はないよ」

二人は、再び、セックスをしていた。
しおりを挟む
感想 281

あなたにおすすめの小説

将棋部の眼鏡美少女を抱いた

junk
青春
将棋部の青春恋愛ストーリーです

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

義姉妹百合恋愛

沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。 「再婚するから」 そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。 次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。 それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。 ※他サイトにも掲載しております

俺の家には学校一の美少女がいる!

ながしょー
青春
※少しですが改稿したものを新しく公開しました。主人公の名前や所々変えています。今後たぶん話が変わっていきます。 今年、入学したばかりの4月。 両親は海外出張のため何年か家を空けることになった。 そのさい、親父からは「同僚にも同い年の女の子がいて、家で一人で留守番させるのは危ないから」ということで一人の女の子と一緒に住むことになった。 その美少女は学校一のモテる女の子。 この先、どうなってしまうのか!?

[1分読書]あたしの実弟の実兄が好きなんだけど・・・血のつながりはありません

無責任
青春
実弟の実兄、だけど義兄。ちょっと複雑な家庭環境だけど・・・ 高校1年生の主人公、真田ひかり。 彼女には血のつながっている妹と弟が・・・。 その弟には、父親が別の兄が・・・。 その名は、田中信繁。 野球部のエースだ。 ちょっと複雑な関係・・・。 だから困る・・・。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

ペア

koikoiSS
青春
 中学生の桜庭瞬(さくらばしゅん)は所属する強豪サッカー部でエースとして活躍していた。  しかし中学最後の大会で「負けたら終わり」というプレッシャーに圧し潰され、チャンスをことごとく外してしまいチームも敗北。チームメイトからは「お前のせいで負けた」と言われ、その試合がトラウマとなり高校でサッカーを続けることを断念した。  高校入学式の日の朝、瞬は目覚まし時計の電池切れという災難で寝坊してしまい学校まで全力疾走することになる。すると同じく遅刻をしかけて走ってきた瀬尾春人(せおはると)(ハル)と遭遇し、学校まで競争する羽目に。その出来事がきっかけでハルとはすぐに仲よくなり、ハルの誘いもあって瞬はテニス部へ入部することになる。そんなハルは練習初日に、「なにがなんでも全国大会へ行きます」と監督の前で豪語する。というのもハルにはある〝約束〟があった。  友との絆、好きなことへ注ぐ情熱、甘酸っぱい恋。青春の全てが詰まった高校3年間が、今、始まる。 ※他サイトでも掲載しております。

処理中です...