［1分読書］ 高校生 家を買う そして同棲する・・・

１０章 ・・・

第132話 その後の管理部（6）

真田くんが復帰して１か月が経過した。
とりあえず、落ち着いている。

岩瀬くんは、まだ、復帰できる状況ではないみたい。

他部署からは、管理部は落ち着いているように見える。
けど、それほど良い状況ではない。

「都築課長、営業から新キャンペーンをしたいから、打ち合わせを頼む」
「現状、通常業務を回すだけで精一杯です。
　その余裕はありません」

「業務は動いているではないか」
「そうですね。真田くんが助けてくれているから、なんとか動いています。
　新たなキャンペーンをする為の人員はいません。
　そうでなくても１名減なんですよ。
　新たなキャンペーンをするなら、１～２名は必要です。
　その人員をどうするのですか？」

「真田くんを使えば良いじゃないか」
「岩瀬くんが復帰するまでの期間限定では・・・。
　あと、請求関係業務に限定されているとお聞きしましたが・・・」

「新たなキャンペーンも請求関係付帯業務に入れる事ができるだろう。
　勤務日数も多少増えるぐらい・・・」
「そこまで言われるのであれば、真田くんに交渉して下さい。
　この状況だと、私は管理できませんので水野部長が全ての対応をお願いします」

水野部長が真田くんの管理をする事になった。
真田くんもできる範囲でキャンペーン関係業務に協力する事を認めてくれた。

その後、営業からの依頼に対して水野部長経由で仕事が・・・。
毎回、こんな事をしていたら、面倒くさい。
真田くんからメールで報告するだけして、問題があれば返信する形の自動承認方式に。

そして、また１か月が経過した。