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10章 ・・・
第50話 ひかりの出産(3)
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信繁くんが帰ったあと、少しの間、一人に。
なんか、歓迎されていて良かった。
少しすると、めぐみが病室に。
「子供産まれたね。おめでとう」
「ありがとう」
「あの息子はいないの?」
「もう、球場に行ったよ」
「そうなんだ。今日は、勝てると良いね」
「そうだね。ずっと負けているしね。
あの防御率なのに、あの勝率。ありえないから・・・」
「そうなの。あたしは野球に詳しくないから・・・」
「断トツでプロ野球史上最低の勝率だよ。
あの援護率はありえないから・・・」
「けど、なんでそんな勝率なの?
あの息子が悪いの?」
「普通、よく打たれるなら、投手が悪いから投げる事が出来ない。
けど、信繁は、全然打たれていない。
投手が悪いって思われていないんだよね。
打者が打ってくれていれば、勝率が反対になってもおかしくないぐらいだから」
「まぁ、あんまり悪くないって事だよね」
「そうだね。甲子園の時みたいに、今日は絶対に勝つって気合入っていたから、勝つと思うよ」
「そう言えば、甲子園の時も凄かったんでしょう」
「うん。甲子園に優勝したら、あたしとつき合うって約束だったからね」
「それなら、今日は勝ちそうだね。
そう言えば、子供の名前は決まったの?」
「うん。信繁が球一郎にするって」
「なんか、変な名前じゃない」
「一緒に野球をしたいんだって。その想いをいれたらしいよ」
なんか、歓迎されていて良かった。
少しすると、めぐみが病室に。
「子供産まれたね。おめでとう」
「ありがとう」
「あの息子はいないの?」
「もう、球場に行ったよ」
「そうなんだ。今日は、勝てると良いね」
「そうだね。ずっと負けているしね。
あの防御率なのに、あの勝率。ありえないから・・・」
「そうなの。あたしは野球に詳しくないから・・・」
「断トツでプロ野球史上最低の勝率だよ。
あの援護率はありえないから・・・」
「けど、なんでそんな勝率なの?
あの息子が悪いの?」
「普通、よく打たれるなら、投手が悪いから投げる事が出来ない。
けど、信繁は、全然打たれていない。
投手が悪いって思われていないんだよね。
打者が打ってくれていれば、勝率が反対になってもおかしくないぐらいだから」
「まぁ、あんまり悪くないって事だよね」
「そうだね。甲子園の時みたいに、今日は絶対に勝つって気合入っていたから、勝つと思うよ」
「そう言えば、甲子園の時も凄かったんでしょう」
「うん。甲子園に優勝したら、あたしとつき合うって約束だったからね」
「それなら、今日は勝ちそうだね。
そう言えば、子供の名前は決まったの?」
「うん。信繁が球一郎にするって」
「なんか、変な名前じゃない」
「一緒に野球をしたいんだって。その想いをいれたらしいよ」
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