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10章 ・・・
第11話 信繁の進路 (5)
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運命のドラフト会議。
ちょっとしたミスが・・・。
全12球団の内、9球団から指名された。
その内の1球団が、ガッツポーズ。
そこに決まったと思った。
その球団は、『ポスティングシステムOK』と言っていた。
TV画面の信繁くんも喜んでいた。
その数分後・・・。
訂正が・・・。
地元の名古屋ネコキャッツが指名権を獲得した。
地元球団だけど、ポスティングNGを表明していた。
TV画面の信繁くんの悲しい顔が印象的だった。
「めぐみ、どうなるかなぁ?」
「条件に合致しなかったら、行かないと思うよ」
「そうか・・・。それなら、野球留学するかもね」
「うん。ごめんね」
「それは良いんだけど、信繁くんは、大丈夫かなぁ?」
「大丈夫だと思う。
ひかりちゃんもいるし・・・」
・・・
数日後、指名のあいさつが・・・。
信繁くんとめぐみと僕で対応する。
『ポスティングは認めない』
この1点において意見は平行線。
2回目からは、僕一人で対応を・・・。
「血のつながりのない義理の息子さんでしょう。
今回、プロになっていれば、野球留学の費用もいらないですし・・・。
けっこう、高額になりますよ。その道は・・・」
「義理とはいえ、義息子です。
彼の将来について後悔しないようにするのが親としての務めです。
費用について、問題ありません。
お引き取り下さい」
何度も何度も・・・。
ちょっとしたミスが・・・。
全12球団の内、9球団から指名された。
その内の1球団が、ガッツポーズ。
そこに決まったと思った。
その球団は、『ポスティングシステムOK』と言っていた。
TV画面の信繁くんも喜んでいた。
その数分後・・・。
訂正が・・・。
地元の名古屋ネコキャッツが指名権を獲得した。
地元球団だけど、ポスティングNGを表明していた。
TV画面の信繁くんの悲しい顔が印象的だった。
「めぐみ、どうなるかなぁ?」
「条件に合致しなかったら、行かないと思うよ」
「そうか・・・。それなら、野球留学するかもね」
「うん。ごめんね」
「それは良いんだけど、信繁くんは、大丈夫かなぁ?」
「大丈夫だと思う。
ひかりちゃんもいるし・・・」
・・・
数日後、指名のあいさつが・・・。
信繁くんとめぐみと僕で対応する。
『ポスティングは認めない』
この1点において意見は平行線。
2回目からは、僕一人で対応を・・・。
「血のつながりのない義理の息子さんでしょう。
今回、プロになっていれば、野球留学の費用もいらないですし・・・。
けっこう、高額になりますよ。その道は・・・」
「義理とはいえ、義息子です。
彼の将来について後悔しないようにするのが親としての務めです。
費用について、問題ありません。
お引き取り下さい」
何度も何度も・・・。
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