［1分読書］ 高校生 家を買う そして同棲する・・・

９章 新たな生活（陽華の苦難、リターンズ）

第4話 会談のあとで・・・

陽華さんのご父母との会談は終わった。
わだかまりが取れた感じで良かった。

『もし良かったら、嫁にもらってくれ』
と言われた時は困ったけど・・・。

「信繁君、今日はありがとう」
「陽華さん、今日は作戦勝ち？」

「まぁね。
　一応、私の親だからね」
「相手もそう思っているかもしれないけどね」

おそらく、仲直りするきっかけが必要だったんだと思う。
陽華さん親子には・・・。

さすがに、めぐみ父娘の事には口出しできないけど・・・。

「本当に、感謝しているんだよ。
　信繁君には・・・。
　今日の夜、時間を作ってくれる？」
「えっ！それは・・・」

僕は後部座席を見る。
陽華さんの息子は、車で寝ている。

良かった。

息子さんに聞かれなくて・・・。

「大丈夫だよ。
　息子は寝ているから・・・」
「そういう問題じゃないでしょう」

「星華とめぐみは、『問題ない』って言っているよ」
「そうかも知れないけど・・・」

「これ以上、女たらしって言われる事は・・・」
「星華は、信繁君だけ、めぐみも２人しか経験ないでしょう。
　いろいろ教えてあげるよ」

僕は想像してしまった。
そして、ちょっと大きく・・・。

信号待ちをしていたので、いきなり・・・。

「ちょっと・・・！」
「大丈夫だよ」

そのまま家に帰った。