[1分読書] 高校生 家を買う そして同棲する・・・

無責任

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9章 新たな生活(陽華の仕事)

第44話 陽華の得意分野

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信繁が怪我をした時、一つの問題が出ていた。
星華もめぐみもあんまり運転が得意ではない。

運転手問題だ。

キッチンカーを動かす事が難しい部分も・・・。

「私が運転しようか?」
「運転得意なの?」

「うん。星華やめぐみよりは・・・。
 いつも、3人の時は、私が運転するし・・・」
「そうなんだ。二人はどう思う」

「私も良いと思う」
「あたしも・・・」

「それなら、お願いしても良い?」
「うん。少しでも貢献したいしね」

「一つだけ、心配な事があるんだけど・・・。
 陽華さんってお酒好きじゃなかった?」
「うん。大好きだよ。
 けど、運転も好きで、運転する予定がある時は、飲まないから、
 大丈夫だよ」

「ごめん。少し疑ったようで・・・」
「気にしないわ。
 だって、信繁君の前では、のんべぇだったから・・・」

「運転するにあたって、何か希望でもある?」
「特にないけど・・・。
 今の家族を考えると、大人数が乗れる車があるとね」

「たしかに・・・。陽華さんたちまで考えると11人だもんね。
 けど、普通自動車の運転免許は、10人まで・・・。
 それなら、中型自動車の免許でも取る?」
「そこまでは、いらないと思うけど・・・」

「仕事で使う可能性があるから、自動車学校の費用ぐらいは出すよ」
「それならお願いします」

陽華と信繁は、中型免許を取得した。
そして、14人乗りの送迎車を購入した。
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