［1分読書］ 高校生 家を買う そして同棲する・・・

９章 新たな生活（うまくいかない陽華）

第31話 陽華の相談 後編

「気にしなくて良いよ。
　慈善事業ではなく、ビジネスだから・・・。
　やりたい事を後押しするだけ・・・」
「やりたい事か・・・。
　あんまりそんな事を考えてないなぁ」

「いきなり、難しいかも・・・。
　けど、少しづつ考えて・・・。
　僕たちがサポートするから」
「ありがとう」

めぐみが部屋に入ってきながら言った。

「あたしの経験的には、十分にできると思うよ。
　給与も良いし、仕事時間も短い。
　息子さんを育てながらでも・・・」
「めぐみ・・・」

「おめでとう。信繁と結婚したんだよね。
　めぐみも、星華も二人とも幸せそうで良いよね」
「ありがとう。
　今は、赤ちゃんがいるから働けないけど、大きくなれば、働きたいと思うし・・・」

「僕は女ったらしって言われないようにしたいんだけどね」
「そうなんだ。けど、無理じゃない？
　星華とめぐみとそういう関係だと・・・」

「それは、悩みなんだよね。
　僕は、準備をするから、席を外すね」

信繁は席を外した。

「陽華、あんまり信繁を虐めないでね」
「ごめん。性欲強いのに、自覚がなくて・・・。
　それが面白いんだよね」

「けど、そこも良い所だと思うけどね。
　満足いく形になりそう？」
「うん。子供の為に頑張っていけそう。
　星華とめぐみには悪いと思うけど・・・」

「助けてもらっているしね。
　ビジネス的にうまく行きそうだし・・・。
　何も問題ないよ」