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8章 試練・・・

第2話 救急車で病院へ 前編

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次の日の早朝・・・。

「信繁・・・」
「どうしたの?」

「救急車呼んで欲しい」
「大丈夫?」

「かなりしんどい・・・。
 救急車乗った後、ひかりとあいの事よろしくね」
「うん」

すぐに救急車を呼ぶ。

「指定の病院はありますか?」
「ありません。お任せします」

「旦那さんもこちらへ」
「子供の事があるので、自分の車で行きます」

「えっ。旦那さんは一緒に行かないのですか?」
「はい。子供を連れて車でその病院に行きます」

「解りました」
「病院が決まったら教えて下さい」

「はい」

・・・

5分経っても決まらない。
玄関の外には救急車が停止したままだ。

・・・

10分経っても決まらない。
玄関の外には救急車が停止したままだ。

・・・

15分経って・・・
インターフォンがなる。
ようやく病院が決まる。
市立大学病院だ。

あとから聞くと、産婦人科で有名で、有名な先生もいるらしい。
MFICUとかもあるから、一番良い選択だったみたい。


僕は、ひかりとあいを連れてその病院に向かう。
二人とも車で寝ている・・・。

星華、大丈夫かなぁ?

急いで、病院へ車を走らせる。
早朝で良かった。
交通集中に巻き込まれなくて・・・。

病院に着く。
大学病院だけあって大きい。
受付で救急車で運ばれた人の事を聞き、病棟へ・・・。
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