［1分読書］ 高校生 家を買う そして同棲する・・・

７章 信繁の新社会人

第17話 陣痛・・・ 中編

翌日の朝一番。
「めぐみ、おはよう。陣痛来ちゃった」
「おめでとう。間隔はどう？」

「まだ、全然」
「今日、あたし、休んだ方が良い？」

「大丈夫。
　もし、可能なら、明日休んでもらえると助かるけど・・・」
「了解。
　バイトの子に交代を頼んでみるね」

・・・

「お弁当屋の交代要員確保。
　夏休みだから、１週間代わってくれるって」
「ありがとう。
　ごめんね。私の為に」

「全然良いよ。
　大変だもんね。
　ひかりちゃんの事は任せて」
「ありがとう」

・・・

「ままー。だいじょーぶ？」
「大丈夫よ。もうすぐ、妹が産まれるからね」

「そーなんだ。たのしみだなぁ」
「可愛がってあげてね」

「うん。たのしみだなぁ」
満面の笑み。

「ママが入院している時は、のぶしげ君のお母さんにお願いしてあるからね」
「にゅういん？それってなぁに？」

「ママが病院に泊まる事だよ」
「ひかりもままといっしょにとまる」

「ひかりはだめなの。お留守番よろしくね」
「えー。いっしょがいい」

「ごめんね。
　どうしてもだめなの。
　パパじゃだめなの？」
「ダメじゃないんだけど・・・」

「それなら、のぶしげくんといっしょがいい」
「のぶしげ君のお母さんに頼んであげるね」

「うん。のぶしげ君とのぶしげ君のおかーさんとパパと４人でねる」
「えっ。パパも」

「うん」
「パパは違う方が良いと思うよ」

「そーなの？」
「うん・・・」
けど、進展させるには・・・

「一応、頼んでみるね。
　ダメかもしれないけど・・・」
「ありがとー」