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7章 信繁の新社会人

第7話 女子会 後編

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「本当にそれだけだよ。
 だけど、少し可哀想な気がするんだ」
「可哀想?」

「うん。
 高校3年生から付き合っている。
 そして、大学2年生から結婚を・・・。
 約3年の交際はしていたけど、女性の経験は私一人。
 少し可哀想だと思うんだよね。
 あんなに性欲も強い。
 なのに我慢をしている。
 二人ぐらい養えるし、二人が良いなら、その道もね。
 同じ話を信繁にもしたけどね」
「そうなんだ・・・。
 それでもしない・・・。
 信繁は、星華さんにぞっこんで羨ましい。
 けど、自分が悪いことだから、仕方ないけど・・・」

「それは否定しないけど、そのおかげで私は結婚できたし。
 それ以上は、望んでもね。
 今の日本社会だから一夫一妻制度なだけだから」
「星華、なんか、すごいね。
 すごくぶっ飛んでいる気がするけど・・・」

「そうだね。
 ぶっ飛んでると思うよ。
 私が男なら確実に浮気をすると思うし・・・。
 絶対にバレないと思うけど・・・。
 けど、女だから、他の男としたいと思わないから、しないけど・・・」
「もし、私が無理やり信繁としたらどうする?」

「それはダメだね。
 レイプになっちゃうから・・・」
「そうだよね。
 信繁の気持ちが大切だからね。
 あとは、息子の教育上、良くないしね」

「そういえば、のぶしげ君って、ひかりと兄妹的感じだよね」
「うん。付き合うかなぁ?」

「付き合うかもね。そうなったら、どうする?」
「別に良いと思うわよ。
 絶対にかっこよくなると思うしね。
 性格さえ良ければ・・・」
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