［1分読書］ 高校生 家を買う そして同棲する・・・

６章 めぐみのいる新生活（仕事・・・）

第13話 星華の就職活動・・・

星華は、奨学金の企業に落ちてから、公務員一本で勉強を頑張っていた。
試験は大丈夫だと思う。

けど、家族がいる事がどう影響するのか・・・。

公務員がダメなら、民間企業なんて、絶対に受からない。

一生懸命頑張るしか・・・。

筆記試験は合格した。
そして、１次面接も・・・。

しかし、１０月某日、最終面接で落ちてしまった。

「信繁、ごめん。
　就職できなかった」
「気にする必要ないよ。
　子育てしながら、頑張ったと思うよ」

「うん。
　けど、また、信繁に頼りっきりになってしまう」
「夫に頼ったらダメなの？」

「そうじゃないけど・・・」
「それなら、ひかりの姉妹でもつくる？」

「えっ！急だね。
　私たちは、４年生。
　今からつくると卒業後・・・。
　けど、それも良いかもね。
　次は、男が良い？女が良い？」
「うーん・・・。男の子かなぁ。
　のぶしげ君を見ていると・・・」

「たしかに、男の子も良さそうだよね。
　私も男の子が欲しいなぁ」
その言葉に信繁が頑張る。
嬉しい『生』・・・。

その日から、二人は避妊をやめた。
毎日朝晩仲良く・・・。

そして、１か月後、子供ができた。

「なんか、早くない？」
「そうだね。
　残念でしょう」

「うん。
　本音だと、もう少し、あとでも良いなぁって思っていたけど・・・」
「当分は、激しくしちゃだめだよ」

「わかった」

星華の就職活動は終わった。
完全に専業主婦という形で・・・。