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6章 めぐみのいる新生活(仕事・・・)

第4話 おとーさんを知る・・・

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信繁は、めぐみにお風呂での出来事を伝えた。
そして、のぶしげと話を・・・。

「のぶしげ。お父さん欲しいの?」
「うん」

「もしかして、なにか、お父さんの事を聞いた?」
「ぼくのおとーさんが、『たいほ』されたって話を・・・」

「誰が?そんな事を・・・」
「ようちえんのともだち・・・。
 ともだちのおかーさんがほかのおかーさんと、はなしていたんだって」

「そうなの・・・。
 ごめんね」
「べつにいいけど・・・。
 ほんとーなの?」

・・・

「うん。本当だよ。
 あなたのお父さんは、清田晴彦。
 元プロ野球選手なの」
「でも、おかーさん、結婚してないって」

「うん。結婚はしてないの」
「よくわかんないや」

「ちょっと難しいかもね。
 誰にも言っちゃだめだよ」
「うん。
 おとーさんって、カッコよかった?」

「そうだねー。
 かっこよかったよ。
 学校でも一番人気だったし・・・」
「なんで結婚しなかったの?」

「難しいわ。
 ごめんね。もっと大きくなったら、話してあげる」
「こどもだと、むずかしいの?」

「そうね。中学生ぐらいになったら、話してあげるから」
「わかった」

「他の子に言われても、気にしないでね」
「うん。ひかりちゃんのおじちゃんがおとーさんのように
 遊んでくれるって言っていたし・・・。気にしないようにする」

「ありがとう」
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