［1分読書］ 高校生 家を買う そして同棲する・・・

６章 めぐみのいる新生活（めぐみの仕事）

第9話 当選金について・・・

星華は、信繁とひかりを見ながら考えていた。

今日の突然の告白。
信繁は宝くじに当選していたなんて・・・。

だから、あんなに余裕なんだ。
私にもめぐみさんにも・・・。
周りができる限りうまくいくように・・・。

当選金を浪費せずに投資する事を考えている。
凄いなぁ。

私なら・・・。

高校生の時からしっかりしている。
普段の生活も質素だ。
無駄にはあまり使わない。

使う時は大きなものだけ・・・。
なんか、納得できた気がする。

私、玉の輿だったみたい。
どのように感謝すれば良いのか解らないけど・・・。

信繁の頭を撫でた。
そして、キスをした。

この人を・・・。
守ってあげたい。

私のサポートなんていらないかもしれないけど・・・。



その頃、めぐみも息子の信繁を見て考えていた。
信繁があたしをすごく助けてくれている。

星華さんも・・・。

この家族の為になる事なら何でもやるよ。
だって助けられてばかり・・・。

宝くじ当選したからって、裏切者のあたしを助けるなんて、普通できない。
理由が解ってびっくりしたけど・・・。

お金に余裕があるから、助けてくれるんだ。
今回のお金は２億円ぐらいは使うみたいだけど・・・。
そんなに投資するなんて・・・。

土地の費用が大部分だから、絶対に『ゼロ』にはならないけど・・・。
５００万円ぐらいは・・・。

一生懸命働いて返すしかない。
絶対に失敗しないように・・・。