［1分読書］ 高校生 家を買う そして同棲する・・・

5章 大学生活（妊娠、そして・・・）

第3話 病院で・・・。

僕たちは、すぐに近所の産婦人科に行った。
最後の生理の日は・・・。

解らないけど、２か月ぐらい前？
問診票に記入する。

順番がきて病院の先生と話す。


「問診票によると２か月ぐらいとの事ですが、お腹の状態からして、
　妊娠１９週ぐらいです。だいたい４か月ぐらいですね。」

「生理が・・・。血が出ていましたが・・・」
「断言はできないですが、おそらく、不正出血かと・・・」

「まだ、結婚をしていない状態で・・・。
　産むかどうか、迷っているんです」
「もし、中絶されるのであれば、もう時間がありません・・・。
　猶予はないので至急決めて下さい。
　２２週未満しかできないので本当に時間がありません」

僕たちは病院から帰った。

二人とも産んだ方が良い時期というのは理解した。
中絶するにも今の段階だと、母体に負担が大きいとも・・・。
赤ちゃんが大きくなると、それだけ、リスクが・・・。

・・・

帰り道。沈黙が続いた。

・・・

僕は考えていた。
４か月前・・・。
鹿児島旅行の時・・・？
若宮神社のあとに指宿温泉に・・・。
『子宝に恵まれる』って書いてあった気が・・・。
時間調整で行っただけなのに・・・。
僕たちは、どうすれば良いのか？
僕は、産むのが良い気がする。
ここで中絶して、もし、二度と産めない体になったら・・・。
けど、星華はどう思っているんだろう？


私たちは、どうすれば良いの？
本当に産んでも良いの？
信繁は、良いって言ってくれているけど・・・。

・・・

「星華。
　僕と結婚して欲しい。
　そして、子供を産んでくれないか？」
「良いの？」
「僕は星華と家族になりたいんだ。
　子供がいても生活はできる。
　だから結婚して欲しい」
「よろしくお願いします」

僕たちは結婚する事にした。