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第5章 ・・・

第142話 実家からの帰り道

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信長の実家からの帰り道。

「どうなるかなぁ?」
「どうだろう?
 今までも、お義父さんの浮気はあったの?」

「ないよ。
 だから、ビックリしているんだよね」
「そうなんだ。
 お義母さん大丈夫かなぁ」

「どうだろう。
 あんまり主張しない人だからなぁ。
 けど・・・、今回の件は、堪えた気がする。
 離婚まではいかない気がするけど・・・」
「そうなんだ。
 どうするのが良いのか解らないけど、お義父さんは苦手なんだよね」

「そうだよね。
 僕もよく解らないもん。
 桜美のご両親みたいな人だと良いんだけどね」
「私の親も良い訳ではないと思うけど・・・」

「僕は、自分の親より信頼しているよ。
 だって、こんな僕を尊重してくれているもん。
 僕は、大学生でありながら、桜美を妊娠させてしまった。
 腹が立つと思う。
 殴られても文句を言えないぐらいに・・・。
 そして、僕の両親も良い対応とは言えないし・・・。
 その状況でも、きちんと話を聞いてくれている。
 一緒に寄り添ってくれているし・・・。
 援助も・・・。感謝しかないよね」
「私の親もできる事をしているだけだよ」

「でも、それすらできていないクソ親父。
 お食い初めの時も・・・。
 あー腹が立つ」
「まぁまぁ。あの時も、凄かったね。
 好きではないけど・・・」

信長のクソ親父の悪口が続いた。
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