146 / 149
第5章 ・・・
第141話 実家への帰り道
しおりを挟む
帰りの車の中。
空気が重い。
沈黙が続いている。
美百合は、ぐっすり寝ている。
この娘。よく寝るんだよなぁ。
起きていれば、少し明るい感じになるけど・・・。
この雰囲気はいけない。
あと、きちんと話をしなければ・・・。
「どうするんだ?」
「どうしようね・・・。
最初は、文句だけ言えば良いと思っていたわ。
けど、あの姿を見ると・・・。
離婚する方が良いかもしれない。
そう思う気持ちも・・・。
正直、まだ気持ちの整理ができていないわ」
「整理ができたら、教えてくれ。
離婚しても良いと思うし・・・。
二人で話し合うなら、僕も立ち会うから・・・」
「ありがとう。
桜美さんもごめんなさいね。
こんな事になって・・・」
「私の事は気にしなくて大丈夫です。
それよりお義母さんは大丈夫ですか?」
「覚悟しているつもりだった。
けど、正直、自分の眼でこの状況を見ると違うわね。
私は情けなく思うよ。
偉そうな事を言うくせに、一番ダメなのだから・・・。
私は、大丈夫だよ。
信長は大丈夫だと思うけど、浮気はダメだよ」
「浮気なんてしないし。なんで僕に・・・」
「こんなに良いお嫁さんと子供がいるのにしないと思うけどね。
一応、念の為ね。
桜美さん。この事は、オフレコでお願いできない?」
「大丈夫です。誰にも言いませんから・・・」
「ありがとう」
実家に近づいた時、美百合が起きた。
バイパスを降りたからかなぁ。
「あーあー」
お義母さんに話しかけているようだ。
「美百合ちゃんはかわいいね。
慰めてくれているのかねぇ。
お祖母ちゃん。しっかりするから大丈夫だよ」
美百合はニコニコしながら話しかけていた。
空気が重い。
沈黙が続いている。
美百合は、ぐっすり寝ている。
この娘。よく寝るんだよなぁ。
起きていれば、少し明るい感じになるけど・・・。
この雰囲気はいけない。
あと、きちんと話をしなければ・・・。
「どうするんだ?」
「どうしようね・・・。
最初は、文句だけ言えば良いと思っていたわ。
けど、あの姿を見ると・・・。
離婚する方が良いかもしれない。
そう思う気持ちも・・・。
正直、まだ気持ちの整理ができていないわ」
「整理ができたら、教えてくれ。
離婚しても良いと思うし・・・。
二人で話し合うなら、僕も立ち会うから・・・」
「ありがとう。
桜美さんもごめんなさいね。
こんな事になって・・・」
「私の事は気にしなくて大丈夫です。
それよりお義母さんは大丈夫ですか?」
「覚悟しているつもりだった。
けど、正直、自分の眼でこの状況を見ると違うわね。
私は情けなく思うよ。
偉そうな事を言うくせに、一番ダメなのだから・・・。
私は、大丈夫だよ。
信長は大丈夫だと思うけど、浮気はダメだよ」
「浮気なんてしないし。なんで僕に・・・」
「こんなに良いお嫁さんと子供がいるのにしないと思うけどね。
一応、念の為ね。
桜美さん。この事は、オフレコでお願いできない?」
「大丈夫です。誰にも言いませんから・・・」
「ありがとう」
実家に近づいた時、美百合が起きた。
バイパスを降りたからかなぁ。
「あーあー」
お義母さんに話しかけているようだ。
「美百合ちゃんはかわいいね。
慰めてくれているのかねぇ。
お祖母ちゃん。しっかりするから大丈夫だよ」
美百合はニコニコしながら話しかけていた。
0
お気に入りに追加
134
あなたにおすすめの小説
アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?
無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。
どっちが稼げるのだろう?
いろんな方の想いがあるのかと・・・。
2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。
あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
俺にはロシア人ハーフの許嫁がいるらしい。
夜兎ましろ
青春
高校入学から約半年が経ったある日。
俺たちのクラスに転入生がやってきたのだが、その転入生は俺――雪村翔(ゆきむら しょう)が幼い頃に結婚を誓い合ったロシア人ハーフの美少女だった……!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる