［1分読書］彼女を寝取られたので仕返しします・・・

第1章 寝取られた

第5話 浮気のあとで・・・

翌日、愛美と待ち合わせていつものように一緒に登校する。

特に別れ話もない。
なんでだ？

「信長、今日はなんか変だよ？
　何かあったの？」
「いや、別に・・・。
　昨日は、ちょっと勉強をたくさんしたから、少し疲れたのかもしれない」

「なら、良いけど・・・」
「ごめんね」

なんか、感づかれた？
浅井さんからは、できる限り普通でって言われたのに・・・。

なんか、おかしい。
待ち合わせ場所から学校まで約２０分。

非常に不愉快な時間を過ごした。

学校では愛美とはクラスが違う。
僕は理系だし、愛美は文系だ。

ようやく、平穏な時間を・・・。

「おはよう。
　相変わらず、上杉さんと仲が良いなぁ」
「おはよう。
　そうか？それほどだと思うけど・・・」

くそー。なんで・・・。
けど、仕方ない・・・。


そんな姿を桜美は見ていた。

「桜美、おはよう。どうしたの？」
「おはよう。別に何にもないよ」

「そう？なんか、ちょっといつもと違う気がして・・・」
「もうすぐ、テストだからかもね」

「まだ、２週間もあるよ。
　学年TOPの人は違うなぁ」
「高校生だからね。
　勉強はしないと・・・」

「優等生は、言う事が違うなぁ・・・」
「そんな事ないよ」

雑談をしていると、授業が・・・。
けど、全然、頭に入らない。

ダメだ。
私・・・。