[完結:1話 1分読書]幼馴染を勇者に寝取られた不遇職の躍進

無責任

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第9章

第22話 魔王vs勇者 6

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とりあえず、エリスの自殺は止められた。
あとは、勇者エドワードに対してだ。

「エリザベス様。僕たちは人間、獣人、魔族の統一社会を作りたい」
「人間、獣人、魔族の統一社会?」

「人間、獣人、魔族が仲良くできる社会を・・・」
「ユキムラ殿は、本当にそれができると思っていますか?」

「はい。少なくとも僕たちの仲間はそれをしています。
 その為に、ここで戦をする準備まで・・・」

ソフィアが精霊を使って獣人達が現れる。
エレシュキガルも魔族を呼び、穏健派の魔族が現れる。

「えっ。こんなことが・・・」
「この状況なら、説得力があるでしょう。
 僕たちは、ここで戦をする事も考えています。
 そしてこの戦力が壊滅した時、人間社会は戦えると思いますか?」
「エドワードがいない戦力だと・・・。
 しかも、獣人達と魔族が手を取り合っていると・・・。
 この状況を信用しても良いのですか?」

「信用するかどうかは、あなた達次第。
 けど、僕たちはそれを実現する意思を持っています。
 決して人間のみを蔑ろにする目的はない。
 僕たちが考える統一社会の実現に、ぜひ協力して頂きたい」
「少し時間を・・・。
 魔道具で国王陛下にお伺いを・・・」

「どうぞ。エドワードもその会議に参加させましょう」
「かたじけない」

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