［完結：1話 1分読書］幼馴染を勇者に寝取られた不遇職の躍進

第9章

第8話 勇者VSバード

勇者エドワードと魔族四天王の一人バンパイアのバードとの戦いは、苦戦を強いられていた。
バンパイアだけあって、耐久力が強い。

バンパイア戦に一番活躍するのは、聖者のエリスだが、エリスは、自分で考えて行動する事ができない。
言われた事を言われたようにできるだけ・・・。

エドワードの調教の結果だ。
その為、大苦戦。


バードとの戦いの苦戦は、騎士団にも影響を与えていた。
人間の希望である勇者一行の苦戦・・・。

そこにユキムラたちが騎士団の応援に駆け付けた。
「団長さん。協力します」
「ユキムラか・・・。助かる。」

精霊の力は隠しつつバンパイア達に対峙。
バードの部下を少しづつ駆逐していった。

バードは、不利を感じると逃げてしまった。

そして、戦は終わった。

「ユキムラ、今回は助かった。ありがとう」
「どういたしまして。
　この状況はどうなんですか？」

「俺たちは、勇者と共に魔王四天王の一人であるバードの侵攻を食い止めていたんだ。
　けど、結果は・・・。
　聖女様が調子悪いみたいで・・・」
「聖女。エリスという名前ですか」

「そうだ。なんで、そんな事を・・・」
「僕とは故郷が同じで・・・」

「そうなのか・・・。
　今から、勇者様に報告に行くから、一緒に来てくれないか？」
「えっ・・・。ちょっと・・・」

「聖女様と犬猿の仲だったのか？」
「違うけど・・・」

「そしたら行くぞ」