［完結：1話 1分読書］幼馴染を勇者に寝取られた不遇職の躍進

第8章 恋人・・・

第11話 今後について 後編

「わらわはユキムラがおかしいと思う」
「ちょっとやめて。ユキムラを攻めるのは・・・」

「矛盾があると思うんじゃ。
　別にユキムラがエリスとやらに一途なのは悪い事じゃない。
　それなら、エリスをもっと信じてやるべきじゃないのか。
　きちんと、話をするべきじゃないのか？」
「たしかに・・・」

「それをせずして、今の関係は、アンジュにも失礼じゃと思う」
「私は、いいけど・・・」

「アンジュは、甘やかしすぎじゃ。
　ユキムラは男じゃろ。
　ハーレムとか興味ないんか？」
「あんまり・・・。
　一人の女性を愛したいと考えている」

「アンジュやわらわは嫌いか？」
「いや・・・。
　そんな事はないけど・・・」

「三人で恋人になるぞ」
「えっ！？強引すぎる」

「けど、ユキムラは、強引じゃないと受け入れできんじゃろ」
「まぁ・・・、そうだけど・・・」

「わらわが決めた。良いな。
　一回、三人で恋人になれば良いんじゃ。
　ダメなら、修正すれば良い。
　アンジュを愛する時は、アンジュだけを見よ。
　わらわを愛する時はわらわだけを見よ。
　それでも、十分に誠実だと思う。
　のう、アンジュ」
「たしかに、それでも良いかも。
　ユキムラ、お願い。
　三人で恋人になろう」

「なんか、強引だけど・・・。
　アンジュ、本当に、そんな感じで良いの？」
「うん」