［完結：1話 1分読書］幼馴染を勇者に寝取られた不遇職の躍進

第7章 エリスの絶望

第2話 王城からの招集

エリスが復活しない中、エドワードに王城から召集が・・・。

行きたくないなぁ。
けど、行くしかない。

王城に登城する。

そして、王様に謁見する。

「エドワード、最近、聖者のエリスが臥せっているという噂が流れておる。
　エリスは元気か？」

えっ！
このタイミングで・・・。
どう答えれば・・・。

嘘を・・・？
けど、バレると不味いし・・・。

エドワードはいろいろ考える・・・。

「なにを考えている。
　本当の事を話せば良い。
　考えるという事は、この噂は本当なんじゃな」
「はい」

「体調はどうなんだ？」
「医師には見せていますが、回復はしていません」

「そうか。王家の医師を派遣しよう」
「えっ！はい。お願いします」

謁見は終わった。

どうしよう。
あの状態を見られたら・・・。

けど、大丈夫か。
エリスには、記憶がないんだから・・・。

あとは、医師ぐらいしか知らないはずだし・・・。
医師は、俺が指示すれば・・・。

あっ。
もう一人。
エリザベスが知っている。

あいつが一番やばい。
ずっと一緒にいるし・・・。
俺に反抗的だ。

絶対に本当の事を言いそうだ。
もし、王に知れたら・・・。

どうすれば良い・・・。
馬車の中で考えていた。

けど、良い方法が・・・。

医師のいる時だけでもなんとかしないと・・・。